「生湯葉」
主な伝承地域 身延町
主な使用食材 生湯葉
歴史・由来・関連行事
「生湯葉」は大豆を煮て粉砕し、布でしぼってつくった豆乳を煮立て、その表面にできた被膜のことで、身延町の特産品であり、たくさんの製造元がある。「生湯葉」といっても一種類ではなく、厚さや食感の違う「生湯葉」がいろいろと売られている。約750年ほど前、日蓮聖人が身延山に入山した際、弟子たちが師の体を気づかい、消化吸収の良い栄養源としてつくったのが始まりといわれている。日本へは約1200年前、平安時代の僧である最澄が中国より、「仏教」「茶」とともに「湯葉」を持ち帰ったのが起源ともいわれている。大豆は良質な植物性たんぱく質と脂質が含まれ、肉食を禁じられている僧侶たちの体を支える、現在でも大事な精進料理のひとつである。
食習の機会や時季
通年食べられている。
飲食方法
「生湯葉」はひと口大に切って、わさび醤油で食す。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
「湯葉料理」は、山梨県が次世代への継承に取り組んでいく郷土食176品目「やまなしの食」のうち、さらに代表的な47品目としてしぼられた「特選やまなしの食」に選定されている。身延町にある”みのぶゆばの里”ではさまざまな「ゆば料理」が食べられ、土産として購入できる。ほかにも多くのゆば専門店や製造販売所があり、商品開発や通販などもしている。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nama_yuba_yama_nashi.html より
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