「潮招、望潮 しおまねき」
シオマネキ(潮招、望潮)は、エビ目(十脚目)・スナガニ科のうち、オスの片方の鋏脚(はさみ)が大きくなることで知られるカニの総称である。かつてシオマネキ属 Uca に分類されていたが、2010年代になって分類の見直しが行われて約10属に細分されている。
日本ではこの中の一種 Tubuca arcuata (De Haan, 1833) に「シオマネキ」の標準和名が充てられる。
成体のオスは片方の鋏脚が甲羅と同じくらいまで大きくなるのが特徴で、極端な性的二形のためオスとメスは簡単に区別がつく。鋏脚は個体によって「利き腕」がちがい、右が大きい個体もいれば左が大きい個体もいる。生息地ではオス達が大きな鋏脚を振る「ウェービング(waving)」と呼ばれる求愛行動が見られる。和名「シオマネキ」は、この動作が「潮が早く満ちてくるように招いている」ように見えるためについたものである。英名 "Fiddler crab" の "Fiddler" はヴァイオリン奏者のことで、やはりこれもウェービングの様子を表した名前といえる。
*Wikipedia より
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