「黒沼のつぼみ菜・からし菜」
【生産地】宮城県登米市中田町宝江黒沼
【形状】大根の葉に似た形のアブラナ科の葉物野菜
【食味】つぼみは柔らかく、こがらいのが特徴。漬物やおひたしにして食す。
【来歴】中田町宝江黒沼の住民が東和町嵯峨立から嫁ぐ際に持参した、つぼみ菜とからし菜の種。65年以上栽培し続けられているが、交雑した可能性もあり、新たなつぼみ菜・からし菜になっている可能性がある。
【収穫時期】3月頃
*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D%E5%AE%AE%E5%9F%8E/#i-19 より
黒沼のつぼみ菜・からし菜
生産地 登米市中田町宝江黒沼地区
由来
からし菜1中田町宝江黒沼にお住まいの高橋トシエさんは65年前に、実家の東和町嵯峨立から中田に嫁いでくる際に、両親からつぼみ菜とからし菜の種を、嫁入り道具と一緒に持たされたそうです。それ以来、一年も欠かすことなく種を採り、つくり続けています。
種の採種と野菜作りぐらいはちゃんとできるようになれという親の思いや、秋に種をまき、春に収穫することから、それぞれお彼岸の時期を忘れないようにという教えもあったのではないかと、高橋さんは両親への感謝の思いでいるそうです。
特徴
つぼみ菜2つぼみ菜はやわらかく、からし菜はその名のとおり、こがらいのが特徴です。ただ、65年間も同じ畑の隣合わせで栽培していたので、それぞれ交雑してしまった可能性もあり、新たなつぼみ菜・からし菜になっていると思われます。
栽培方法
つぼみ菜310月中旬に種を播きます。種を播いた後は、土をかけると芽が出ないので、土はかけないようにしています。3月から収穫した後、種採りのために残したものは5月下旬にはきれいな黄色い花を咲かせます。花が落ちたらよく干して、6月ごろに種を採ります。
主な活用・料理方法
収穫したつぼみ菜とからし菜は、一部は漬物にしますが、そのほとんどをおひたしにし、冷凍保存しながら食べています。とはいっても高橋さんはおじいさんとふたり暮らしなので全部は食べきれず、近所の方や、近くにある銀行の皆さんなどにおすそ分けするほうが多いようです。
生産者インタビュー高橋トシエさん
つぼみ菜4昔は野菜の種は買うものではなく、自分で取ることが当たり前でしたので、親から預けられた種を、親の言うとおり、これまで作り続けてきました。親には自分で食べるだけでなく、いつ何があるか分からないので、人にあげられるように多めに作るようにも教えられました。種を採る楽しみがあるので、おかげで長生きできています。
お問い合わせ
登米市産業経済部地域ビジネス支援課
*https://www.city.tome.miyagi.jp/business/dentoyasai/kuronuma.html より
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