「コールラビ」
インパクト抜群の見た目が特徴の「コールラビ」。見かけたことはあるけれど、どうやって食べたらいいのかがわからないという方も多いのではないでしょうか。じつは、キャベツに似た甘さで、とってもおいしい野菜なんです!この記事では、コールラビの特徴やおすすめの食べ方、おすすめのレシピなどをご紹介します。
「コールラビ」ってどんな野菜?
コールラビは、アブラナ科アブラナ属の越年草の野菜です。キャベツやブロッコリーの仲間で、かぶの本体から葉っぱが生えたような特有の見た目でインパクトがあります。コールラビという名前は、ドイツ語のコール(キャベツ)とラビ(かぶ)からきたもの。日本名は「カブカンラン(蕪甘藍)」や「球茎キャベツ」などいくつか名前がありますが、コールラビという名称で広く認知されています。
コールラビの原産地は地中海沿岸といわれています。日本には明治初期に導入され、古くからある野菜のひとつです。しかし、当時は食べ方が知られておらず、あまり普及しなかったといわれています。
コールラビの特徴とは
コールラビはキャベツの芯のような味わいで、みずみずしく甘味があります。締まった肉質であることから、シャキシャキとした食感も楽しめる野菜です。まわりの皮は、薄い緑色をしたもののほかに紫色をしたものがありますが、皮をむいてみると中はどちらも真っ白です。
旬は年に2回あり、6〜7月の初夏、11〜12月の晩秋の時季にあたります。コールラビには、栄養素としてビタミンCが多く含まれています。コールラビのビタミンCは加熱に強く、ゆでたり煮たりしてもあまり流出しません。ぜひ調理に取り入れたいですね。
コールラビおすすめの食べ方
コールラビは生でも加熱してもおいしくいただけますよ。どんな食べ方があるのか、見ていきましょう。
サラダ
生だとシャキシャキとした食感を楽しめるので、サラダなどにするのがおすすめです。クセが少なく、さっぱりとした味わいなので、さまざまなドレッシングやマヨネーズなどにもよく合います。
ただし、生で食べる場合、下部や根に近い部分の皮は繊維質が多く硬いため、厚めに皮をむくようにしましょう。皮ごと食べたいという場合は、薄くスライスするなどの調理法がおすすめです。
スープやポトフなどの煮物
加熱するとかぶのようにホクホクとした食感になり、ひと味違ったおいしさを味わえます。火も入りやすいので、スープやポトフなどの煮物にもおすすめです。油でサッと炒めると、シャキシャキとした食感を残しつつ、生とはまた違ったおいしさを楽しめますよ。
コールラビの保存方法
コールラビは見た目は根菜のようですが、葉野菜のように扱います。乾燥と冷気に弱いため、新聞紙などに包み、ビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。
葉付きのまま販売されていることもありますが、買ってきたらできれば葉の部分と球体の本体部分は切り離しましょう。収穫されても植物は生きているため、葉を伸ばそうと養分をとられて味が落ちてしまうためです。ちょっとしたひと手間で長くおいしさを保つことができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アレンジいろいろ!コールラビ活用レシピ
コールラビの特徴やおいしい食べ方がわかったところで、ここからはコールラビの特徴を活かしたおすすめレシピをご紹介します。調理方法によって、コールラビの食感や味わいを存分に楽しむことができますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
コールラビとにんじんのエスニックなます
大根の代わりにコールラビを使って、いつものなますをアレンジしてみませんか?お酢と砂糖のほかにナンプラーを加えてエスニックな味わいに仕上げました。ナンプラーがほのかに香るさっぱりとした味わいで、サラダ感覚でパクパク食べられますよ!コールラビは、大根のような辛味もないので大根の辛みが苦手な方にもおすすめです。
コールラビとベーコンのバター醤油炒め
クセの少ないコールラビは、どんな食材とも相性がよく、さまざまな味つけで楽しむことができます。このレシピでは、コールラビをベーコンと一緒にバターで炒めて、しょうゆとみりんで味つけしました。コールラビは、サッと炒めればシャキシャキとした食感に、少し火を入れればホクホクとしたお芋のような食感になりますよ。お好みで試してみてくださいね。
カレー風味のフライドコールラビ
フライドポテトならぬフライドコールラビのご紹介です。生だとシャキシャキとした食感を楽しめるコールラビですが、揚げるとポテトのようにホクホクとした食感に変わります。作り方はとても簡単で、拍子切りにしたコールラビに片栗粉をまぶして揚げるだけ!カレー粉をまぶしてスパイシーな味わいに仕上げました。お酒のおつまみにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
コールラビをどんどん食卓に取り入れてみよう!
いかがでしたか?今回は、コールラビの特徴やおいしい食べ方、おすすめのレシピなどをご紹介しました。クセのない味わいと食感で、さまざまな食材と相性のいいコールラビは、近年スーパーなどでも少しずつ見かけるようになってきましたよね。お近くのスーパーや八百屋さんで見かけたときは、ぜひ手にとっていただき、今回ご紹介したレシピを試してみてくださいね。
*https://www.kurashiru.com/articles/ddb4148a-0860-4350-8e5b-96f3931c12ec より
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