「水泳」
水泳は、使用するプールや、泳法(自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ)も一般の競泳と同じで、選手の障がいの種類や程度ごとに「クラス分け」が行われ、男女別に同程度の競技能力を持った選手同士で、順位が競われる。
ただし、「障がいによってできないこと」や「ケガをしてしまう 恐れやそれによって障がいを悪化させてしまうこと」を考慮して、ルールを一部変更している。
例えば、視覚障がいの選手の場合、ゴールタッチやターンの際に壁にぶつかってケガをしてしまう可能性がある。そのため、コーチがタッピングバー(合図棒)を使って選手の身体に触れて壁の接近を知らせることが認められている。スタートでは、下肢に障がいがあり飛び込みが困難な選手は、水中からのスタートが認められている。また、スターティンググリップを握ってスタートする背泳ぎでは、障がいにより握ることができない選手は、補助具を使用したり、スタッフのサポートを受けることができる。
対象障がい:肢体不自由、視覚障がい、知的障がい
*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/swimming.html より
Point 観戦のポイント
視覚障がいの選手を支える『タッピング』
視覚障がいクラスで欠かせないのが、見えない選手に壁を知らせる「タッピング」の技術。全盲クラス(S11)は安全確保などのため義務づけられている。日本では選手の頭または額を壁の手前でポンっと叩いて合図を出し、選手はその合図をもとにターンする。実は「タッピングバー」に関するルールはない。日本は弾力性がある釣竿を改良した手作りタッピングバーを使用しており、その完成度の高さから、海外チームから問い合わせがあることも。
*https://www.parasapo.tokyo/sports/swimming より
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