日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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今日は最近の記事でもっともおもしろかったものを。

日本経済新聞 ブラジル通信相、デジタル放送規格「日本方式が優位」


ブラジルのエリオ・コスタ通信相のコメントです。

ブラジルでは、年内に国内の地上派デジタルの規格を決定する見込みとのことですが、
「技術面で日本方式の優位」で、その理由は、

欧州規格が「携帯端末で利用しにくい」一方、

日本方式は「携帯機器向け地上デジタル放送『ワンセグ』を無料で提供できる」

携帯での使用可能であることが評価をアップさせているとのこと。
「私が大統領であれば今すぐにでも日本方式の採用を決める」とも。



このニュースを知り、私の頭の中でめぐらせた想像は、以下のようにたくさん!!


まず興味深いのは、
1.どの程度ブラジルで携帯が使用されているか想像してしまいます。
これだけで楽しいですね。

そして、
2.デジタル化の実現で、サッカー王国ブラジルの中継の質がぐっと上り、視聴しやすくなることも既に期待してしまいます(今の画質はやはり荒い)
コパデルレイやブラジルのリーグなど、高画質で見れたらシアワセです。
そうデジタル化は人間を幸せにするのです(本当か?!)
(「サッカーはワンセグの究極のコンテンツ」議論もしましたね...)

3.このサイトとしては当然ですが、
『ワンセグ』が日本の国際競争力アップにつながるのかもというこの話は、国内での使用実感中心で進めてきた当サイトにとって、たいへんな驚きであり、今後の視野範囲を大きく拡大する話題であるなアと、ビックリ。

4.最後に。
国際規格競争の激しさは、予想もつかないような政治的プッシュも加わったりして展開が読めません。
今回のこの話もまだ決まったわけではないのです。
気になるのは、欧米の反攻はもちろん、同様のワンセグ系規格を持つ韓国も追い上げてくる可能性を否定できないかなと...

今回のブラジルー日本、の構造はサッカーな私にとって、2002年ワールドカップ招致活動時の、アベランジェ(ブラジル人。当時のFIFA会長)ー日本サッカー協会のタッグをなんとなく思い起こさせるものがあります。

あの時もたいへんに有利に進んでいたような話が、ドーハそして韓国の招致宣言、欧米の思惑そして政治活動、過激化?した両国の争い、最後に初の共同開催に決定という苦い思い出となっています。

今回のこの話も、そんな轍を踏まないように、関係者の方には極めて慎重に進めていただければと。

以上ですが、たった1つの記事でもいろんな考えを巡らせるのは楽しいですね!

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