日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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今年は、モーツァルト生誕250周年。
そこで、モーツァルトの数多い名曲のうちから、「実は名曲」を少しずつ紹介していこうかな、の第9回です。


前回から、モーツァルトの定番?!、日本での演奏会で演奏回数がぶっちぎりで多い、ピアノ協奏曲シリーズです。
名作が連なる、20番~27番は実に素晴らしいのですが、私のように聴き過ぎでその感動を失いがちの私にとって、その前のヒトケタ台、そして特に10番台は私のお気に入りになっています。
その時代は、ザルツブルグ時代~ウイーン時代にかけてですが、今回はザルツブルグ時代の傑作を取り上げたいと思います。

前回は初期の傑作、K.246 ピアノ協奏曲 第8番 ハ長調 、通称 リュッツォウ協奏曲でしたが、今回も、ザルツブルグ時代のピアノ協奏曲です。

それは...            
K.271 ピアノ協奏曲 変ホ長調 第9番、通称「ジュノム協奏曲」です。

この曲は実を言うと、個人的好みは置いといたとしても、モーツァルト好きでのファンが多く、好きな曲ベスト10とか上げるとけっこうな確率で出現してくるピアノ協奏曲なのです。
この曲の人気がわかる話ではないでしょうか。

この曲最大の特徴は、立ち上ったとほとんど同時に、立ち上がるピアノ展開です。
一気になだれ込んでいきます。

ジュノムというのは、女性のピアノ奏者で、優秀な方だったのでしょう。
弾き手の技量に合わせてテーラーメードで作り上げるモーツァルトが創ったこの曲は、巧みな技術が必要な曲と言えます。

この後も、ザルツブルグ時代のピアノ協奏曲も含め、今後10~19番の中でお勧めを今後ご紹介していければと思います。


(次回に続く) 

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