日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



キックオフ直後のインタビューで、この演目は、4人も名シンガーが必要、と言っていたが、今回の4人は、マルセロ・アルヴァレス、ソンドラ・ラドヴァノフスキー、ディミトリ・ホロストフスキー、ドローラ・ザジック。

アルヴァレスとラドヴァノフスキーは、今年1月のNY渡航の際、ちょうど「トスカ」でみたコンビ(だったような)
休憩前のインタビューでも、2人の仲の良さが表れていて、息があっている感じが印象に残った。


このMETライブビューイングシリーズで気に入っているのは、原語の問題を簡単に突破してしまう「字幕」、そしてHDによる映像、音響、カメラワーク。
なのだけれど今回、予想外の感想が残った。
それを2点で。

まず1点め。
オペラが立ち上がり、最初の歌唱、伯爵についている準主役級の部下からはじまる。
のだが、そこで「おや ?!』となった。

いつも「第一声」から「来て良かった」となるのだけれど、ルックスはいいものの肝腎の声に張りがない。
CL決勝を早朝にみてから出かけた自分の体調の悪さのせいかな?と思おうとした(笑)
が、その後の主役級ではいつもの感覚に戻ったので....

つまりライブビューイングだと、歌手の能力の「差」も逆にハッキリ表れてしまう、ということだろうか。


そして2点め。
またそうやってはじまってしまったせいか、ストーリーにすんなりとついていけなかった。
もともとその話自体が入り組んでいる上、歌手もインタビューで語っているように「4人の登場人物それぞれが狂気を背負った行動をする」ためか、すっきりと気持ちよく騙されない(笑)自分がいた。
演出の問題なんだろうか?
うまくさばいていたようには思っていたのだけれど...

こっちは初見なんだから、そこはスッパリと決めて欲しかったと思いつつ、最後のカーテン・コールを迎えた。
(まあわずかこれだけの時間に、新たに教養を身につけられると考えれば、全く問題はないのだけれど)

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