
日本離れした派手なアクションが人気だったコミックが映画化。
のっけからハードボイルド展開。
で そのまんま、ラストまで突き進む!
やはりキーは主人公の飛葉大陸(写真)
で、英太の飛葉大陸。
甘いマスクながら孤独からくる「鋭さ」をちゃんと両立させていて感心した。
だけでなく、中井貴一の草波、オヤブンなどの各々のメンバーも、いいはまり具合。
(エンド・タイトルで登場する原作者、望月三起 もなんとも うれしそうでいい)
わかってるなと思ったのは、彼らの成立過程上「巨悪」にとってその背景を利用することは容易、という弱点。
その「巨悪」によって、たちまち犯罪者に戻ってしまう彼ら。
そして彼らの中で「理由」「利害」を超えて突き動かされるもの。
こうして「巨悪」と闘う反骨精神が、ワイルド7の真骨頂なのだ!
強いて言うと、もう少しバイクアクションで魅せて欲しかったなと思わなくもない。
が、この難題な企画を十二分に成立させていることに既に 満足。
続編に期待!するし、そこでのさらなる進化を望む。