
SFオタクなイギリス人青年×2人、クライブ(ニック・フロスト)とグレアム(サイモン・ペッグ=MI4の100倍いい)がアメリカのUFOスポットを巡るロードムービー。
ところが宇宙人ポールに出会っちゃうことで、一気に派手な展開に...
この宇宙人ポールの個性がとにかく際立っている。
声をセス・ローゲンが演じているのだが、すっとぼけた、めちゃファンキーな宇宙人に仕上がっていてGoooo~d!
30分過ぎにどうにもキャラの気持ち悪さに退場してしまった「ラルゴ」(あまりにもJ.D.の悪いところが出過ぎ。これはこれで凄いかも)とは対極的に登場数分で、もうニッコニコ。
もともとニック・フロスト × サイモン・ペッグ の会話だけでも笑いが止まらないのに、3人になるともう超強力。
さらに彼らを追跡するコンビやら、旅に加わる敬虔なはずの女性などのサブキャラもいい味を出す。
こうしてオフ・ビート感が全く途切れることがなく、よどみなくクライマックスまで到達する。
そうとうの技を繰り出されたな、という印象。
コメディとして、今年2011年で忘れられない1本となった。
公開は昨日、23日から。
イブと明日が寂しい方には、この映画でまず大笑いし、次に「モテキ」で明日の恋への夢を育んでいただきたい!