
このライブビューイングがあるのを知り、TOHOシネマズ六本木ヒルズに駆けつけた。
東日本大震災で被災した学校の楽器備品の点検、修理等を目的としたプロジェクト『こどもの音楽再生基金 -School Music Revival』への寄付を目的としたライブビューイング。
本来は、実際に開催されている会場であるヤマハホールに駆けつけるべきと思いつつ、満席を予想し、こちらへ。
というのは、毎日違うゲストは今日、細野晴臣。
12月25日は大貫妙子、26日は大友良英、明日は28日は東野珠実が登場とのこと。
まず初っ端は、現代音楽的なパフォーマンス(ピアノの弦をこすり不協和音)
そして続き、同様に不協和音ピアノ。
明らかに、311をテーマとしており、その不協和音が同体験をくぐり抜けた我々の心に響く。
その後、ソロに同調したノイズっぽい曲との曲が続き、ゲスト=細野晴臣が登場。
1曲目に「Radio Activity」と過激にかましつつ、3曲めはチャップリンのSmileで明るく彼のコーナーは終了。
その後、教授ならではのメロディックなメジャー曲を数曲いくつか演奏した後、アンコールへ。
まずアンコール1曲終え、2曲めにゲスト細野晴臣を呼び込み、私は知らない日本の曲を演奏。
驚いたのは、その後改めて登場しての3曲め。
ここでかなりポジティブな曲を事前準備の明るいトラックに合わせて演奏。
ところが!!
驚いたのは、この曲の締めでいきなり「不協和音」が。
ここに、アーティスト坂本龍一の苦悩を改めて感じた。
確かに他のソロ曲でも、唐突に登場する「異様に苦悩を現した不協和音フレーズ」がいくつかあったことを思い出した。
4曲めは、ソロの曲で無難に締め。
が、先の不協和音が体に妙にざらっと残りつつ、退場。
このシリーズ、明日28日まで。
同時代の体験として、ヤマハホールあるいはライブ・ビューイングへの参加を、是非お勧めしたい。
あるいは最低、youtube でのライブ視聴も可能らしい。
さすが教授!