読み始めると気づく。
中身が濃い!
特に 第ニ章 SNS黎明期 〜 第三章 SNS拡大期。
SNS の日本での誕生から現在までを追う。
たった15年くらいのことなのだけど、いちいち実感を伴うので、とにかく、濃い(笑)
ざっと流れを書きつけてみる。
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「で次は?!?」
200ページまではこのように 過去 ~ 現在まで。
その後100ページは、「で次は?!?」を模索、という構造。
この現在~「で次は?!?」の部分が著しく面白い。
現在までの時点で最重要は、インスタにしても TikTok にしても スマホ がということ。
全く別の意図で始まったインスタ
↓
「スマホで撮影した写真を美しく魅せたい」=インスタ映え
そして情報との出会いは、
「ググる」
↓
「タグる」へ
#ハッシュタグ が「検索」を超えたのだ!
「我シェアする、ゆえに我あり」
で、
「写真」からさえ先に進み、
↓
「動画」= TikTok
となるわけか?!?
この他にも、面白いキーワードがたくさん
・遅いコミニュケーション
・ファスト/スロー
・壁抜け
・ARがSNSのつながりを拡張
・カメラは「撮る」ものから「見る」ものへ
・「分有」という考え方
・アクチャリティ
etc…
結論:SNS誕生から現在を俯瞰することを起点に未来まで見据えようとする野心的な一冊。