
「読後評」ではなく、たまー にやる「読中評」です(汗)
なぜ「読中評」か。
今回の場合の理由はカンタン。
「これだけの読み応えタップリの内容なのに、あまりに世の中で知られていない」
タイトルにもあるように、基本はディズニーランドの誕生史。
ウォルト・ディズニーがどんな「気付き」が反芻した結果、ディズニーランド に至ったかを描いている。
まだ100ページくらいしか読んでいないが、既に今年のベスト入りは確実な 濃~い内容。
ここまで描かれている内容は、
ウォルトが自分へのご褒美で購入した「電気鉄道セット」がまず刺激を与え、家の中のコース構築に熱中
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ちょうどそのタイミングに開催された「シカゴ鉄道博覧会」を見学することで、さらに構想が広がる
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その構想を実現するため 自宅の庭に「本物の鉄道」を敷き、来客者をもてなすことで実感を強める
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こうして、ディズニーランド構想が本格的に固まり、プロジェクトとして実際に始動、に至る
当ブログ、実は「ウエスタン・リバー鉄道」に乗る度に、ここに原点があるんじゃないかと直感してきた。
つなり当ブログ的に、こういう内容が読みたかった!、がここにあるのだ!
また、このディズニーランドの企画に熱中する直前の状況も非常に興味深い。
戦争の影が忍び寄り、進行中だった「バンビ」や「シンデレラ」はずの映像化が頓挫、スタッフ問題も発生。
ウォルトはそんなこんなで、神経衰弱になりかかっていたという…
暗いニュースばかりが目立つ現在、大いに勇気づけられる話ではないか!
全体は約500ページ、まだ100ページなので、まだまだ楽しめそう。
楽しみにしているのは既にちらっと触れてきている以下 ×2点。
•ディズニーランド構想 を完成させるまでの「メディアミックス with テレビ」
•同様にニューヨーク万博で採用されたウォルトの企画がまた ディズニーランド を完成に導く
読み進んでしまうのが「勿体無い」と思えるような読書はそうそうない。
少しずつ噛み締めながら読み進めることにする(笑)
というわけで読中評の結論。
結論 = 読み進んでしまうのが「勿体無い」と思えるほど濃いエピソードがぎっしり詰まった、超強力な一冊。