あなどって観ていたら、意外なパンチが飛んできてビックリ!
日本タイトルの「スウィング・ステート」は予想はしていたものの、選挙の「激戦区」のこと。
(民主党と共和党の間で「揺れる」=スウィング する地域)
英語タイトルの、Irresistible は一般的には「抵抗できない」〜「非常に魅力的な」と幅が広い。
この映画ではロゴが、Ir resist ible と色分けされていたような?(→ 写真)
つまりIR = 投資家 たちが resist ible =抵抗できない 何か、と言うことか。
で確かに投資家たちも群がるシーンが暗喩で登場する。
スティーブ・カレル演じる民主党の選挙参謀は、田舎のある「人材」に出会う。
退役軍人ジャック・ヘイスティングス大佐(クリス•クーパー)の演説にゾッコンになったのだ!
そのビデオ映像でのスピーチを見て、主人公は直感する。
「この人物こそ、農村部の票田を開拓するに相応しい人物だ!」
そこで彼はその田舎に乗り込み、現町長 を次の選挙で勝たせるべく自分のノウハウを注ぎ込むことに。
で投資家の話に戻ると、主人公のライバル選挙請負人(ローズ•バーン)が介入してきたことで巨額の資金がこの田舎町に投入される展開に。
そこでプライベートジェットに乗り、NYに乗り込む選挙参謀と立候補者。
NYのセレブ投資家の集まりでスピーチをかまし資金を得てますます選挙にのめり込む。
だけでなく…
でその後、意外なパンチが飛んできてビックリ!するわけ。
だがそのパンチはノックアウトされるところまでいかないのが「惜しい」ところ。
「こうきたか!」ではあるが、そこの演出力にやや力不足を感じたので…
そこで製作陣を調べてみると、監督は人気パロディ・ニュース番組をやっていた人。
そっかー、映画は初めてだったのね~
結論:アメリカの選挙制度をパロった今作は、意外なパンチが飛んできてビックリ!な一方、それがノックアウトではないのが惜しい一作(笑)