![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/d8/34c4cc693dc177b6283087f826430075_s.jpg)
冒頭からして「虚をつかれる」
雰囲気からして、いかにも手練れのロックバンドがスタジオに。
リズム隊が演奏を始めた数秒で、その「手練れ感」がブワッと溢れ出てくる!
そして登場するボーカル × 2人。
「えっ?!?、70年代から活躍してる、あのバンドじゃね?!?」
ちらっと映るのは、コンソールにいる監督のカラックスととその娘(笑)
でそのバンドのロックサウンドに乗り、スタジオからLAの街角へ繰り出す!
ここで思い出したのは、前作「ホーリー・モーターズ」での途中の「息抜き映像」Intermission
主人公が突然アコーディオンを演奏し始め、画面に突進してくる!
カメラはその勢いに押されつつ後退し、主人公がずんずん前に向かうことで、音と映像の「リズム」が生まれる。
これって不思議に圧倒された アレ じゃん!!!
違うのは、ずんずん画面に突き進む主演の2人 = アダム・ドライバー・マリオン・コティヤール だということ!(汗)
そして一緒にLAの街を行進する手練れバンドは =「スパークス」Sparks!!!
スタッフも加わった大人数が街中を闊歩する!
こんなワイルドなオープニングに圧倒されたままドラマが始まりスケールアップ、そのノリで一気にヱンディングまで到達…
ざっといえば、基本「ロック・オペラ」
なんだけど、カラックス演出が効きまくっており、全く油断できない…
何とは言わないが、全観客が「えっ、こうくる?」な驚きの思い切りふっ切った「演出」も登場(汗)
写真はクライマックスの一つ、なのだがそのインチキ感も含め誰も文句つけられない(笑)
で結論。
= 異才 カラックス + スパークス Sparks がタッグの「ロック・オペラ」はゴリ押し演出に圧倒されるままフィニッシュ!(笑)
4月 1日(金)公開。