
数々の大物ミュージシャンで以下のケースが散見されていた、
「処方」された 消炎剤 → 常時使用に至り → 「依存症」 → 死去パターン。
これじゃまるでドラッグではないかと気にはなったてたが、その現在形があまりに醜い…
= 薬物の過剰摂取により、過去最多の ×10万人超が「ドラッグ汚染」で死去
気にしていたこの「大問題」が書籍化されたので、早速。
いかにして、このような公衆衛生史上最悪ともいえる大惨事が「広められた」のか。
アメリカの田舎町でこの問題に気づいた医師からこの本は始まる。
その主人公は、オピオイド。
アメリカでは簡単に処方されるし、簡単に手に入る。
水に溶かすことで簡単に麻薬化し、ドラッグ汚染がその地域で拡大していく…
「医療ビジネス」が自ら引き起こした「医療災害」(汗)
こうして、ジャーナリスト・患者家族たち vs 製薬会社 との攻防を画く。
ところが現実はさらに進行中(汗)
本はあくまでもイントロに過ぎないところが「恐ろしい」
このため通常は読後評なのだが、今回は「読後評 +α」
聞くところによると、現在の問題の中心にあるのは、合成オピオイド「フェンタニル」
コカインやヘロインの死亡数を圧倒し、フェンタニルだけで 年間 ×7万人 近くのアメリカ市民が死去!
さらに問題の核心となるのは、これで儲けているのが「中国」「メキシコ」
両国がアメリカをドラッグ漬けにしているのだ。
処方箋どころか、簡単に「メールオーダー」でアメリカの郵便制度を利用してのアメリカをドラッグ漬け!
流石にアメリカ政府もこれに気づき手を打ったが、敵もさるもの。
・政府主導でなんでもできてしまうかもしれない「中国」
・麻薬カルテルが日常茶飯事の「メキシコ」
この両国が結託することによって悪知恵を連発し、アメリカ政府が打つ手の「裏」を次々と斯く。
「ドラッグ漬け」が「国際政治」で平気で通り、相手の国力を下げる「武器」になっているとは…
最新の新聞記事によれば、アメリカの損失は金額換算で = 年間1一兆ドル(汗)
結論:薬物の過剰摂取により、過去最多の ×10万人超が「ドラッグ汚染」で死去、を追う一冊。だけでなく「現実」はさらに悪化中。