
公開時、あまり評判がよろしくないので、ついスルーしてしまった一作。
なので鑑賞中も身構えていたが、見終えてみれば「当ブログ的にはマル」
(その理由を語ってしまうとネタバレになってしまうのでパス 汗)
時は1960年代。
場所は南部。
とくると、まだ現在のようなヒトの権利意識が一般に普及していない時代…
主人公カイヤはノースカロライナ州の湿地帯に一人で街から離れた一軒家に住む。
元々は家族で住んでいたのだが、父親の暴力に耐えかね母も兄弟もいなくなった。
そして最後に父親すら消え失せ、そんな境遇に…
そんな状態なので、ごく一部の理解ある人以外の街の住人は「湿地帯の女」と彼女を差別…
そんな状況の中、彼女に殺人疑惑が発生し、裁判にまで至る(汗)
主演の デイジー・エドガー=ジョーンズ はまだ映画3作目ながらリアルに好演。
さらに脇を固める弁護士役に、デヴィッド・ストラザーン とこちらも好演。
最後に当ブログから一言だけ。
「凡庸」からの圧力は苦痛だが、その人物のスケールの「小ささ」に一旦耐えた後にスルーし、「なかった事化」する術 も人生の一部、ではある。