数日前、遊びにきてくれた友人と話していてふと「まともなフォーマルがないなあ」ということに気付いた。
それだから、今年春の娘の入園式の時はさんざん悩んだあげくに、プチフォーマルというかエセフォーマルで済ませた。
考えてみれば、来春は息子の卒業&入学、再来春は娘の卒園&入学があるわけだ。
幸いなことに私は記憶にないくらい不祝儀系には縁がなく、したがってそのための服というのは20歳の時、慌てて近所のスーパーで買ったワンピースを持っているのみ。さすがにこれはもう着るわけにはいかないでしょ・・というわけで、「すべてに使いまわしがきく」という噂のブラックフォーマルを物色することにした。
まあ来年の春までに手に入ればいいから・・という心づもりだったのだが、昨日のチラシの中にまさに「冬のフォーマルバーゲン」という文字が躍っており、「おっ!」と思ったのだが、いやいや今週末弾く曲もまだ全然できてないのにそれどころじゃない、といったんは却下。でも、今朝になってみると、なぜか行かなければならないような気になってしまい、ほとんど開店と同時くらいに会場着。
これまではフォーマル売り場に行くことはあっても、ブラックの方はめったに見ることがなく、興味もなかったのだけれど、よくよく見れば実にバラエティーに富んでいて、値段もほんとにさまざま。
会場はなぜかこんな朝早くからたくさんの人出。みなさん何を買われるのだろうか?(完全に自分のことは棚に上げている・・)
私、1着また1着と持ち込んで試着しているのに、誰も声をかけてこない(爆)。
他のお客さんの接客に忙しそうではあるのだけれど、外から「いかがですかあ」と声をかけてくれて、いちおう見てはくれても、「よろしいと思いますよ」でそそくさと立ち去るのはなぜだ?!(爆)
今回カラーフォーマルの方は、あまり興味がなかったのだが、妙齢のオバサマ方が、次々と試着&購入されていく。結構ヤング(死語・・)なデサインもあったのに、羽織るものを合わせて着ておられる。
音楽関係の方ならなんとなく雰囲気でわかるのだけれど、そういう感じでもないし、音楽関係の人はあまり上に仰々しく羽織ったりはされない。ファー付だったりするところをみると・・・何に着ていかれるのか?ディナーショーとかだろうか?
一方ブラックフォーマルの方は、もちろん冠婚葬祭すべてに備えてのことだろうけど、「なにかあったときのためにね、いちおう・・」という方が多いようだったが、店員さんは「火葬場が寒いんですよね。でも最近の施設はそうでもないと思いますよ~」などと、なかなかリアルな対応をされている。
私の方は4着目くらいで、ワンピース&上着という組み合わせの多いなかから、ツーピース&上着というものを選び出した。
長めのスカートは単品で使いまわしがきくとか、派手めなブラウスを合わせれば祝儀系もOKだとか、上着の襟が付け替えができて冬も夏もいけるとか、こざかしい計算をしつつ、でも相当気に入ったのでかなり購入指数上昇だ。
そこへ、店員さんが「いかがですかあ?」といいつつ通過しようとした。
さすがに「ちょっとみてもらえますか?」と呼びとめたところ、私が試着していたものを見た店員さん、いきなり
「お客様・・・これ、いくらってついてました?」
「え、これですか?△××00円ですけど?」
「そうなんですか。・・・・これつい何日か前まで売り場にあって・・・実は×0000円くらいしてたんです・・・・・」
言われた値段は2倍をはるか上回る金額で、ありていに言うと、なかなかのセールストークなのだったが、表情や雰囲気からは「値段が下がりすぎたためにこのよう客にまで買われてしまう」(爆)という口惜しさと、値下がりした商品への愛がにじみ出ていた。
・・・これね、わかります。ほんとにわかるんですよ。
売り場で朝から晩まで商品を見ていると、自分ならこれが欲しいとか、もし買ったらならどういう使いかたをしたいとか、ヒマにまかせて妄想する。
でも高いしなあ・・とか思って、買っていかれたお客さまを見るとやっぱり素敵な方だったりして、あの方ならふさわしく使ってくださるだろう、と納得する。
それがバーゲンになってとんでもない値段になってしまったとたん、「なんでこんな人が買ってくの?(泣)。ほんとは高いのよ!わかってる?わかってる?」と言いたくなってしまったりもするのだ。
この店員さんは、たぶんこの商品が好きだったのだ。
ふさわしいかどうかは別として、私も価値はわかってるつもりだし、大事に着ますから、売ってくださいませ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
それだから、今年春の娘の入園式の時はさんざん悩んだあげくに、プチフォーマルというかエセフォーマルで済ませた。
考えてみれば、来春は息子の卒業&入学、再来春は娘の卒園&入学があるわけだ。
幸いなことに私は記憶にないくらい不祝儀系には縁がなく、したがってそのための服というのは20歳の時、慌てて近所のスーパーで買ったワンピースを持っているのみ。さすがにこれはもう着るわけにはいかないでしょ・・というわけで、「すべてに使いまわしがきく」という噂のブラックフォーマルを物色することにした。
まあ来年の春までに手に入ればいいから・・という心づもりだったのだが、昨日のチラシの中にまさに「冬のフォーマルバーゲン」という文字が躍っており、「おっ!」と思ったのだが、いやいや今週末弾く曲もまだ全然できてないのにそれどころじゃない、といったんは却下。でも、今朝になってみると、なぜか行かなければならないような気になってしまい、ほとんど開店と同時くらいに会場着。
これまではフォーマル売り場に行くことはあっても、ブラックの方はめったに見ることがなく、興味もなかったのだけれど、よくよく見れば実にバラエティーに富んでいて、値段もほんとにさまざま。
会場はなぜかこんな朝早くからたくさんの人出。みなさん何を買われるのだろうか?(完全に自分のことは棚に上げている・・)
私、1着また1着と持ち込んで試着しているのに、誰も声をかけてこない(爆)。
他のお客さんの接客に忙しそうではあるのだけれど、外から「いかがですかあ」と声をかけてくれて、いちおう見てはくれても、「よろしいと思いますよ」でそそくさと立ち去るのはなぜだ?!(爆)
今回カラーフォーマルの方は、あまり興味がなかったのだが、妙齢のオバサマ方が、次々と試着&購入されていく。結構ヤング(死語・・)なデサインもあったのに、羽織るものを合わせて着ておられる。
音楽関係の方ならなんとなく雰囲気でわかるのだけれど、そういう感じでもないし、音楽関係の人はあまり上に仰々しく羽織ったりはされない。ファー付だったりするところをみると・・・何に着ていかれるのか?ディナーショーとかだろうか?
一方ブラックフォーマルの方は、もちろん冠婚葬祭すべてに備えてのことだろうけど、「なにかあったときのためにね、いちおう・・」という方が多いようだったが、店員さんは「火葬場が寒いんですよね。でも最近の施設はそうでもないと思いますよ~」などと、なかなかリアルな対応をされている。
私の方は4着目くらいで、ワンピース&上着という組み合わせの多いなかから、ツーピース&上着というものを選び出した。
長めのスカートは単品で使いまわしがきくとか、派手めなブラウスを合わせれば祝儀系もOKだとか、上着の襟が付け替えができて冬も夏もいけるとか、こざかしい計算をしつつ、でも相当気に入ったのでかなり購入指数上昇だ。
そこへ、店員さんが「いかがですかあ?」といいつつ通過しようとした。
さすがに「ちょっとみてもらえますか?」と呼びとめたところ、私が試着していたものを見た店員さん、いきなり
「お客様・・・これ、いくらってついてました?」
「え、これですか?△××00円ですけど?」
「そうなんですか。・・・・これつい何日か前まで売り場にあって・・・実は×0000円くらいしてたんです・・・・・」
言われた値段は2倍をはるか上回る金額で、ありていに言うと、なかなかのセールストークなのだったが、表情や雰囲気からは「値段が下がりすぎたためにこのよう客にまで買われてしまう」(爆)という口惜しさと、値下がりした商品への愛がにじみ出ていた。
・・・これね、わかります。ほんとにわかるんですよ。
売り場で朝から晩まで商品を見ていると、自分ならこれが欲しいとか、もし買ったらならどういう使いかたをしたいとか、ヒマにまかせて妄想する。
でも高いしなあ・・とか思って、買っていかれたお客さまを見るとやっぱり素敵な方だったりして、あの方ならふさわしく使ってくださるだろう、と納得する。
それがバーゲンになってとんでもない値段になってしまったとたん、「なんでこんな人が買ってくの?(泣)。ほんとは高いのよ!わかってる?わかってる?」と言いたくなってしまったりもするのだ。
この店員さんは、たぶんこの商品が好きだったのだ。
ふさわしいかどうかは別として、私も価値はわかってるつもりだし、大事に着ますから、売ってくださいませ
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