~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ドレスはヨロイ?

2010年02月02日 23時55分32秒 | その他音楽
いつものことじゃん・・と言われればそれまでですけど、フォーマル売場にふらっと入ってしまってから後悔するのは、「らしくない格好で来てしまった」ということ。
「らしくない」だけならたいしたことありませんが、出来心で試着なんかした日には、下着のヒモ押しこみーの、靴借りーの、靴下あきらめーの、とエライことになります。
つまり超普段着で来ているので、参考になるのは「体型だけ」ということになります。
たいがいはあまり声もかけられませんけど、たまーに「結婚式かなにかですか?」と言われます。「ええ、自分の」と言ったらどういう反応するかな・・といつも思うのですけど、まだやったことありません(笑)。

なんとなくいつも「気後れモード」なんですけど、先日「おおっ・・・」と思うことがありました。

やはりフォーマルの売場なんですが、私よりはかなりお姉さんであろうと思われる方が、ラフなスタイルでいらしていて、髪もショートのきつめパーマ、・・・たぶんブラックフォーマルだよね・・と私勝手に想像しておりました。
いえいえ、カラーフォーマルの中でもかなりお値段のいいところへ直行、パニエがバンっと入った、<お色直し>でなければステージ衣装以外ありえないというドレスを真剣に物色されていました。
プチ違和感通り越して、カッコ良かったですね。年季なんでしょうか?


話は変わりますが、今日テレビの子ども番組で「あがらないようにするためには」というテーマで実験らしきものをやってました。
なんでも着ぐるみを着るとあまりあがらなくなるらしいのですけど(素の自分が隠れるので緊張が軽減される)、着ぐるみをなんの抵抗もなく装着して歌える時点で、「君たちすでに芸能人、被験者失格であろう」と突っ込まざるを得ませんでした。
そのあとはチラチラみていたのでもしかしたら間違っているかもしれませんが、「お客さんをまきこみ一体感を得るとあがらない」といった結論に至っていたようです。
「だいたいそれができる時点で、もうあがるとかあがらないという問題は解決しているじゃん」とまたまた突っ込み。
こういう実験は<ガクガクぶるぶる>の「正真正銘の上がり症」を被験者にしてですね、着ぐるみでもなんでもいいんですけど、実験するならしないと・・。
個人的には、着ぐるみ結構、コスプレ歓迎と思いますけど、クラシックの演奏会でやることではないですね(笑)。
兵士が武器を持ったときのごとく、カメラマンがカメラを携えたらどんなところにでも行ける・・・という話をきいたことがありますけど、人の前でなにかをやるというのはちょっとそういうところがあって、持参楽器の人(バイオリンとかフルートなどなど)の中にはもしかしたら、「楽器を携えたらステージだろうがどこだろうが突撃」という人もいらっしゃるのかもしれません。
ピアノ弾きは「楽器を携えて出る」のはなくて「楽器のところへいく」という時点で、ヘンに勇気がいるところもあります。

ドレスアップは一種のコスプレといってはなんですけど、「素の自分」とは違うし、なにかを「携える」ことにはなりますので、意外に力になったりするものではないかと私は思っています。


・・・・ということで、やっぱり着ぐるみだよなあ・・(逃)