~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

セミナー4日目

2010年05月04日 22時24分42秒 | レッスン&セミナー
夏になっちゃったのか?というような暑い日でした。

ちょっとピアノ弾いて、生協の申込書書いて(爆)、娘にシューズを洗えだの宿題やれだの言っているうちに昼近く。
息子はフラワーフェスティバルに出かけて行きました。

まずは何をやれば・・・・

明日の用意ですね、ドレスそのほかをそろえる。
次に、学校のPTAの仕事をふたつほど。

主人がやっと休みになったので、初めて早めにでかけ聴講をすることに。
聴講してみると、あらためてソロと違う難しさを感じました。
みなさん大変お上手で、私など手も足も出ないような曲をふだん弾かれる方々なのですけど、そこまで難しくない譜面にもかかわらず、なんだかタイミングがあわなかったり、
「ピアノはピアノ」な感じになってしまったりするんですよね。
アンサンブルの時は、手元も楽譜も見ない時間、つまり弦奏者のほうを見ている時間もけっこう必要なのですが、これは慣れないとかなり怖いです。楽譜オチとミスタッチの危険がダブルで迫ります。
怖いのはわかるのですけど、脇目も振らず一心不乱にピアノに向かうのはこの際ほめられたことではなく、逆に「一緒にやる気ないの?」という印象を与えかねません。
「余裕で弾ける」ことが大切なのだなあ・・とあらためて実感。

私のレッスンは今日は2コマ連続で、1コマ目は松本さんによる個人レッスン。
一昨日の練習のとき、弦の方からいろいろアドバイスいただきましたが、それをもとに自分なりに考えていった弾き方をみていただきました。
結局は音の問題、体の使い方に行き着くのですけど、この五重奏第1楽章だけで、どれだけ、体の使いかたをああでもない、こうでもないとご指導いただいたことか。
体体・・・ってなんかヘンですけど(笑)。

次のコマは、合わせを引き続き松本さんにみてもらう時間。
ウナ・コルダを使う箇所、
弦にメロディーが移りこちらが伴奏に回ったときの微妙な揺れや小さいルバートを考えるべき場所、
弦の余韻に合わせてダンパーペダルで少し音を残す部分、
などなどをチェックしていきました。

弦同士の相談の時間が結構長くて、実際に弾いた時間は少なかったのですが、その相談を聞いているのもなかなかタメになるし、面白かったです。
ヴィオラS野先生、「テンポは遅くないですか?いいですか、これで。これくらいのほうがいろいろやりたいことやれるからいいと思いますよ。明日本番では何か仕掛けるかもしれません(笑)。スリリングな本番をお楽しみください」と。
スリリングな本番ですか~?・・どうかお手柔らかに(笑)。


帰ってから録音聴いてみました。
ところどころ(こちらが)若干フライングの気配があったりするとこがあります。
それとなによりも気になるのは、ものすごく伸びのある弦の中での、ピアノの減衰のしかたですねえ。楽譜どおりの音価だと「ブチッ」と切れたように聴こえるところあり。
弦と合わせるってつくづく難しい・・・・



セミナー3日目

2010年05月04日 00時08分19秒 | レッスン&セミナー
セミナー3日目。
今日は私はレッスンはなく、「親子のためのゆかいなコンサート」だけを娘と聴きにいきました。
お天気は最高、眺めも申し分なし。
こいのぼりが何組と空に翻り、最高のピクニック日和。
セミナーに使用している建物はふたつありますが、レッスン室のなかには総ガラス張りの部屋もあります。高台からの景色をおかず(?)にレッスンを受けたりするわけですけど、コンサート会場は撮影の関係上、すべてガラス窓のままというわけにはいかず・・・ちょっと残念。

プログラムは、ジュニアオケのメンバーによる演奏、講師(ピアノ&チェロ)による演奏、同じく講師陣による「動物の謝肉祭」の演奏。
「動物の謝肉祭」は子どもたちにも大うけ。下手なピアニストを表現した<ピアニスト>という曲なんかは、絶妙のヘタ真似で、爆笑状態。ヘタ真似ってやっぱり超上手くないとできないんですね(笑)。

それにしても講師の先生方、毎日毎日朝10時から夜の9時くらいまでレッスンその他びっしりのスケジュールのなかで、いったいいつ練習されていたのでしょう?
松本さんは、このあと9日にはすぐサン=サーンスのコンチェルト、そのあと大きな伴奏のお仕事、そのあとまたチャイコフスキーのコンチェルトとおありになるなかで、今日もたくさん弾かれてました。たいがいの曲は初見一発で弾かれるのは存じ上げているのですけど、それにしても・・・・・・いやはや。

仕事とはいえ、つねにクオリティを維持し、依頼のあった曲はかならず間に合わせる、・・・大変なことです。
指揮者の大野和士さんが、「つねに崖っぷちです。失敗したら次はありません」とおっしゃってましたが、私などには想像もつかない厳しい世界・・・。仕事という以上、どんな仕事でも失敗は許されないでしょうけど、失敗即依頼がなくなる・・というのは、こわすぎる。
そういう厳しい仕事だと思ったら、専業主婦とて一日も持たないです。ゴミの出し方間違えたらクビ、栄養の偏った食事出したら罰金、子育て失敗したら懲役・・・・毎日がそういう生活だったら頭おかしくなりそうなんですけど、仕事ってなんの仕事にしてもどこかそういう厳しさはあるわけですよね。・・・専業主婦も甘えちゃいけませんね。ストレスに思わず、確実に家事をこなしていかねば・・仕事ですから(汗)。


・・・・初夏のさわやかな風をうけながら、なぜかそんなことをつらつら考えた午後でありました。