~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

きっかけときおく

2010年05月27日 04時48分42秒 | 私のピアノ歴
ときどき、「どういうきっかけでピアノ再開したんだっけ?」と振り返ることがあります。
もちろん誰かにきかれることもある。

息子が幼稚園のころ、音楽教室に入れたのはいいのですが、とにかくじっとしていないんですね。
自分勝手なことやるし、動き回るし、楽譜なんか覚える気はないし、で大ストレス。
毎回「もう今日でやめさせよう」と固く決意し、一方で「これは育て方が悪いのか??」とモンモン。
毎回「やめさせよう」と決意したわりにはズルズルと続き、ストレスは増大の一途。もうダメだと思ったときに、ふと気づきました・・・・「自分がやればいいんじゃん」(爆)。
要は自己救済ですね、ストレス発散。
細く長く続けて、まあ子どもが弦楽器かなんかやり始めたら、簡単な伴奏くらいはしてやれたらいいな、ママさんコーラスでも伴奏楽しそう・・・とそういう希望でした。


今これだけ音楽に時間を注ぎ込んでいるのを見て、もしかしたら「音大に進めなかったウラミでもはらしているのか?」(爆)と思われる方がいらっしゃるかもしれませんけど、そんなことはまったくないです。
音楽を専攻したかったと思ったことは実は一度もないんです。だからといって実際に自分が大学で専攻したジャンルを含めて、「特にこれがやりたかった」というものも、やりたかった仕事もない。・・・・なので、たぶんもう一度生まれ変わってもまったく同じような人生を(可能ならば)選ぶと思います。

で、つらつら思い出すに・・・

子どものころの音楽体験で記憶にあることというと、まずは「曲を作っていたこと」。
作る時の高揚感、清書の苦労を含めて(小学生にとって、ある程度の長さの曲を手書きできれいに書くのは苦痛でした)、これは忘れられないです。
一方で、なぜかピアノのそのものの記憶が薄い・・・
叱られたこととか、練習が好きでなかったことは少しだけ覚えてますけど、発表会やコンクールの記憶などがまったくといっていいほどなくて(笑)、いったいこれはどうしたことか、と。
3曲だけ当時の演奏がテープに残っているので、弾いていたことは確かなんですけど、覚えてないですねえ。13歳まではちゃんとやっていたはずなので、覚えてないといけないのですけど。・・・それにしても自分の子どものころビデオが普及していなくてよかった。さすがに自分の子どものころの映像を直視するのはキツイです(笑)・・・・どんな弾き方してたかにはちょっと興味がありますけど。

あとの記憶はというと、
・・・・中学の時に、あるドイツのバイオリニスト(ご高齢ですが、今でもご活躍です)が学校にこられた時、その伴奏ピアノの譜めくりをしたこと、
・・・・同じく中学のときに、音大生のホルンの伴奏をしたこと(学校で小さな演奏会でもあったのでしょうか?)、
・・・・高校の時に、合唱部に依頼されて(私自身は合唱部ではありませんでした)、伴奏をし、九州大会で大分までいって、そこで生まれて初めてスタインウェイというものを弾いたこと、

考えてみたら伴奏がらみばかりじゃないですか(笑)。

このあたりの記憶と再開の動機も重なってくるような気がします。
上手いか下手かは別として、きっと私は伴奏が好きなんでしょうね。
・・・・この一歩引いてる性格からして(逃)