~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

年年歳歳曲覚えられず

2010年05月15日 01時57分32秒 | ピアノ
ひさしぶりに、数分かかるソロ曲をさらったならば・・・

休むところがない(爆)

当たり前なんですけど、弾きっぱなし・・・疲れます(殴)
20分も30分もかかるようなベートーヴェンのソナタなんかどうやって弾いたのか思い出せもしません。
まして、かつて1時間超のプログラムを弾いたことなんかさらに遠い記憶。

6~7分でカラータイマーがぴこぴこしてるようじゃダメですねえ~

年とってくると、小規模な曲を繰り返し丁寧にさらうような練習はたいして苦にならないのですけど、
大量のものを集中して仕上げるとなると、体力と記憶力が危なくて、なかなか困難。
まして新曲となると回れ右したくなります。
秋にはまたベートーヴェン(全4楽章)を弾くつもりなんですけど、まったく一から始めて暗譜まで持ち込むのは考えただけで頭痛が・・・(泣)。

あ、でもラロは丸覚えしましたよ(笑)。
だいたい弾けるようになったし。
初見くらいは頑張らないと(汗)・・・・これまで弾いた曲は片っ端から忘れ、俳優さんの名前も出てこず、長期記憶壊滅状態ですので、せめて中短期記憶くらいはなんとかせねば。

記憶の苦しさからすると、まだテクニック的なものは救いがあるかもしれないです。
何年か前にできなかったことが楽にできるようになってますし、前に進んでいる感じはあります。もちろん、それもこれもご指導の賜物なのですけど。

いろいろご意見はあるでしょうけど、今にして思うことは、
「大きい曲を若いうちにもう少しやっておきたかったなあ」ということ。
ある程度テクニックが揃いかつ曲が長くなる時期(中学高校)が、私の場合すっぽり抜け落ちており、そのあとはひたすら趣味のピアノだったので仕方のないことなのですけど、これは今にして見ると痛い。
ただ世の中には、60歳くらいで難しい大学入試や国家試験を受ける方々もおられるので、今から大曲がムリと断言するわけにもいきませんが・・・。


先日の室内楽修了演奏会を聴いてくださった方がたの感想で一番多かったのが
「うらやましい」
でした。少なくとも3人の方からはそう声をかけられたように思います。
これ不思議なんですけど、ソロを弾いたときはそういうことはまず言われません。
以前「うらやましい」と言われたのはコンチェルトのコンぺにでたとき。
「うらやましい」というのは「自分もやりたい」ということなわけなので、逆に言うとソロの20~30分もかかるものは「自分はちょっと・・・」ということなのかもしれません。

ただ私自身はそこのところをなんとか頑張ってキープしていかないとなあ、とこのごろ思うわけです。
ほんとにソロからは逃げたくて仕方ないし、実際、最近ふたつほど抜けさせていただいたのですけど(殴)、人前で弾く弾かないに関わらず、やっぱり厳しいところをなんとか維持せねば、と思っています。

・・・せめてやれるうちに・・・ということですね(笑)