5月29日(土)午前は、松本和将氏による「ピアノペダル奏法講座」に行ってまいりました。
20分くらい前には会場に着いたのですけど、氏はすでにスクリーンにペダル部分を映しながらの大リハーサル。出るわ出るわ・・・バッハインベンションからチャイコフスキーやラフマニノフのコンチェルトに至るまで、この30分で弾いた曲だけでいったいいくつのリサイタル、コンサートが組めるんですかっ!というほどのレパートリー。ええ、もちろん暗譜、しかもスクリーン見てるから手元も見てない(驚)。
で、10時半の開始時間になったとたん「・・・あ、こんな時間・・・2分休憩させてください」(爆)。
ご幼少のみぎり・・・足台も使わず足先でペダルを蹴るように踏み、しかもそのうちウナコルダも多用という、とにかくペダル大好き少年で、それを先生は「・・ここはにごっとるよ~、ここもね~」という感じで減らしていかれたそうです。
この方法を自信をもって取り入れられるレスナーがおられるかどうかは、私にはわかりませんけど、氏のあの異様に器用な足指の動きというのは、年端もいかない子どものころ、足先(指先)を使ってペダルとたわむれていたおかげもあるのではないか・・・と思うわけです。
基本的には、氏は足の指部分だけをペダルにかけ、主に親指で押すように操作していると言われていました。ビブラートペダルなどは手の指で鍵盤を連打しているのと同じ感覚だ、と。
氏の足指でのペダル使いというのが、一般的なものか、それとも独特に近いものなのかは、私には判断がつかないのですが、ふだんのレッスンその他から思うに、「全身で音に反応、表現している」という印象が非常に強いです。
氏はまさに「髪の毛の先まで音楽だ」と思うような方なのですけど、ひとつの音を生み出す喜びの瞬間、そして消えていく愛惜の思いに至るまで、全身全霊、手の指足の指はもちろん、もしかしたら髪の毛一本まで動員しているかもしれません。
なので「ペダル」といっても特に独立したピアノの一技術というわけではなく、楽器と身体が一体となって音を生み出し、そして消えていくまでのひとつの流れの一部分である感じがします。
正直、真似は難しいです、というかできません・・・が、これほどまでに細かく、表現の深い部分に直結しているペダルの技術というもの、たんなる感覚ではなく、足そのもののトレーニングも必要だなあ~と思いました。速いスケール一音一音を耳&足で踏み分けられるくらいの繊細さがいるんですね、たぶん。
踏み方の技術・・もですけど、「ペダル」とはなんぞや?ということにあらためて直面した思いでした。いやあ、すごい機能ですね!ピアノって偉大(笑)。
20分くらい前には会場に着いたのですけど、氏はすでにスクリーンにペダル部分を映しながらの大リハーサル。出るわ出るわ・・・バッハインベンションからチャイコフスキーやラフマニノフのコンチェルトに至るまで、この30分で弾いた曲だけでいったいいくつのリサイタル、コンサートが組めるんですかっ!というほどのレパートリー。ええ、もちろん暗譜、しかもスクリーン見てるから手元も見てない(驚)。
で、10時半の開始時間になったとたん「・・・あ、こんな時間・・・2分休憩させてください」(爆)。
ご幼少のみぎり・・・足台も使わず足先でペダルを蹴るように踏み、しかもそのうちウナコルダも多用という、とにかくペダル大好き少年で、それを先生は「・・ここはにごっとるよ~、ここもね~」という感じで減らしていかれたそうです。
この方法を自信をもって取り入れられるレスナーがおられるかどうかは、私にはわかりませんけど、氏のあの異様に器用な足指の動きというのは、年端もいかない子どものころ、足先(指先)を使ってペダルとたわむれていたおかげもあるのではないか・・・と思うわけです。
基本的には、氏は足の指部分だけをペダルにかけ、主に親指で押すように操作していると言われていました。ビブラートペダルなどは手の指で鍵盤を連打しているのと同じ感覚だ、と。
氏の足指でのペダル使いというのが、一般的なものか、それとも独特に近いものなのかは、私には判断がつかないのですが、ふだんのレッスンその他から思うに、「全身で音に反応、表現している」という印象が非常に強いです。
氏はまさに「髪の毛の先まで音楽だ」と思うような方なのですけど、ひとつの音を生み出す喜びの瞬間、そして消えていく愛惜の思いに至るまで、全身全霊、手の指足の指はもちろん、もしかしたら髪の毛一本まで動員しているかもしれません。
なので「ペダル」といっても特に独立したピアノの一技術というわけではなく、楽器と身体が一体となって音を生み出し、そして消えていくまでのひとつの流れの一部分である感じがします。
正直、真似は難しいです、というかできません・・・が、これほどまでに細かく、表現の深い部分に直結しているペダルの技術というもの、たんなる感覚ではなく、足そのもののトレーニングも必要だなあ~と思いました。速いスケール一音一音を耳&足で踏み分けられるくらいの繊細さがいるんですね、たぶん。
踏み方の技術・・もですけど、「ペダル」とはなんぞや?ということにあらためて直面した思いでした。いやあ、すごい機能ですね!ピアノって偉大(笑)。