唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

1月9日。

2010-01-09 21:25:55 | インポート
 今日は、亡くなった叔父の命日。

 年末にお墓参りに行ってきたが、いつも何となくそれだけでは自分の中で物足りない感じがする。
 朝、いつもより1回多く般若心経を唱えてご冥福を祈った。

病気になる前からお世話になっていたが、病気になってからは特にお世話になった。

 皮肉なもので、病気になってからの数年間は、本当に親しく過ごさせてもらった。 
 温泉旅館で世話になったり、家に呼んでもらって泊まったり、普通の社会人生活をしていたら絶対に過ごせないような時間を過ごさせてもらった。

 そして、その間の生活の面倒をほとんでみて貰った。

 退職時に、ある程度の貯金があり確実に勝算があったから会社を辞めた。

元々、銀行員が合うとは思っていなかったし、やるだけやったし、自分で好きな事をして自分の能力を試してみたかったから辞めた。

 当時は、かなりの余裕を持って、自信があった。しかし、流石に難病に指定されているだけの事はある潰瘍性大腸炎は中々治らなかった。
 月日が流れ、予定が狂い、 叔父さんの支援が無かったら今頃は生きていなかったかもしれない。

 人間、食わなければ死ぬ。 
 もし、生活保護でももらうことになっていたなら、、、これも自分の中では死ぬのと同じ感覚だった。

 どちらにしても、金がなければ死ぬしかない。

そんな状況にならない様に常に気に掛けて、支えてもらった。

病気が少しずつ治りかけ始めた頃、今度は叔父の体調が悪くなり、段々段々悪くなり、倒れて、病院のベットの上で生活するようになり、帰らぬ人となってしまった。

 お見舞いに行った時も、自分の体調の心配をしてくれていた。
帰り際にベットの上から手を振ってくれたが、それが最後になってしまった。

 葬式が終わり、その4ヶ月後には、自分は7年ぶりに会社で働く事が出来るようになるまで回復していった。

 出来れば、一緒に仕事をしてみたかった。
どんなにすごいのか、この目で見て、感じたかった。

そして、吸収したかった。 少しでも役に立ちたかった。 認めてもらえるように頑張りたかった。

 もういません。 恩返しも出来ません。

 精一杯生きることが一番の恩返しなのだろう。
いつまでもダラダラしている訳にはいかない。

肝に銘じて。  生かしていただいてありがとうございます。