TVでよくある大家族の密着もの。
自分の中にある過去のささくれが刺激されるのをわかっていても気になるのだ。
TVでは随分もめているように撮っているシーンも、自分に置き換えると何と言うことでもない事で騒いでいるな、、程度にしか感じない。
それどころかもめてる場面でも、随分と子供の気持ちを大切にして話をするものだと感じる事さえある。
我が幼少時の生活を思い出し、当時の子供で何も出来ない立場を悲しく、悔しく、歯がゆく思っていた感情もよみがえる。
未だに思い出すと腹が立つことが多い。
鈍感で子供の感情をくみ取れない親。
自分の価値観を押し付けて、それ以外を認めない親。 しかもその価値観が極めて偏っているのだがそれにも気が付いてないから厄介だった。
何よりも、暴力、罵声、強い立場を利用した強制への嫌悪が未だに消えない。
だから、普通の人が親にもつであろう、肉親に対する愛情の感覚が自分には全く理解ができない。
別に不幸は望まないが、、親がどうあろうとも余り感情は動かない。
此方が困っても親に助けてもらいたいとはまったく思わない。
兎に角、親と関わりあう事がこの世で一番不愉快な事なのだ。
緊急搬送され、生きるか死ぬかわからなかった時に、医者に頼んだことは、
自分が目を覚まさなかったら、、、生死の判断を親、兄には絶対にさせないで下さい。。
と、言う事だった。
その時初めて、自分でも本当に親を信じていない事に気が付いたのだが。。。。。
ずいぶんと客観的に見られるようにもなったが、自分の中の不満分子、くすぶっている負の感情があぶり出て内省する良い機会。 石田さんチの物語。
長男と四男のやり取りが秀逸で。。。俺にもこんな兄弟が欲しかった。 ってか。。
相手がくそでなければ、俺は良い味出して兄弟で家族、親戚を盛り上げるのに自信があるのだが。
如何せん現実はそうはいかない。
しかし、与えられた環境で楽しませられないのは、自分のせいなのだ。。。