寒い朝に大浴場で一人温まっている時の事。
気持ちよくなり、それからすぐに意識が飛んでいたようだ。
いきなり洪水の中に飲み込まれるように、酸素チュ-ブをつけた鼻や口から水が入ってきた。
むせて、飛び起きて湯船の中で風呂のふちに手をつきながら記憶をたどった。
俺って、今何をやっていたんだろう、今何時、どうしてここに居るの、酔っ払って寝たのか? などと。。。。
やっと正気に戻って、風呂の中でおぼれた事に気がついた。
心臓が弱っているから低血圧で、それが入浴で血管が急に広がった事でさらに低血圧になり、意識が飛んだのだ。
不安になり直ぐに風呂から上がったが、時計は15分と経っていない。 入って直ぐにおぼれていたのだ。 長湯していた訳ではない。
TVなどでよく老人が風呂でおぼれて溺死したとか、ニュースになっているが、まさか、自分が同じような経験をするとは思ってもいなかった。
あやうくどざえもんになるところだった。
心肺機能や運動機能はもう老人なみなのだ、気をつけないと本当に死んでしまう。。。