アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

オ○ラでロケットが飛ぶ?

2020年04月11日 | Weblog
 北海道の大樹町のベンチャー企業が、ロケットの開発を進めています。
「インターステラテクノロジズ(以下、IST)」という会社なんですがね。会社名はご存じなくても、「ホリエモンこと、堀江貴文さんが出資して設立した会社」と、言えば、「ああ、そうゆうロケットを開発する会社があったな」と、思い出していただけるかと。
 この会社のミッションは・・・
 「誰もが宇宙を目指せる時代。世界中の誰よりも、小型で低価格のロケットをつくる。目指すのはロケット業界のスーパーカブ。宇宙をもっと身近に、もっと気軽に。誰もが宇宙に手が届く未来を」
 立派なミッションを掲げておられる。気になるのは、「ロケット業界のスーパーカブ」という目標。スーパーカブって、自転車に補助エンジンキットをつけた…そんなイメージ。まさか、ロケットに補助エンジンキットを装着して…それはないね。スーパーカブの累計生産台数は、1億台を超えているんだって!これは、凄いですよ。ISTの目指すものって、ここじゃないか?つまり、ロケットを1億機造るぞ、売るぞ!ってこと…。
 なぬ?「ロケットの数え方は、1機、2機でいいのか」って?もちろん、1台、2台でも良いです。細長いロケットの場合、1本、2本と数える場合もあります。薄っぺらいロケットは、1枚、2枚…、これは、ないですね。だったら書くなってかぁ?思いつきで書いちゃうので、話しがあちこち飛ぶのです。薄っぺらいロケットのように。
 現在、ISTは、再来年以降の打ち上げを目指して、超小型の人工衛星を投入できるロケット「ZERO」の開発を進めています。私の中では、「ZERO」と聞くと、「糖質フリーのビール」のイメージが強いのですがね。
 ISTは、「何かをZEROに近づけたロケットを造る気だな!」そうでなければ、ZEROと名付けないはず。糖質フリーからの発想ですがね。どんなロケットを造るのかなぁ…
 1 エンジンをZEROにする・・・それじゃあロケットは飛ばないね。
 2 ボディをZEROにする・・・ス、スケルトン?無理無理!
 3 燃料をZEROにする・・・と、飛ばないって!
 で、何もZEROにはしないのですが、燃料をこれまで使ってきたエタノールで
はなく、メタンを主成分にしたLNG(液化天然ガス)を使うんだって。メタンは、温室効果ガスの排出が比較的少なく、宇宙開発の分野で次世代の燃料として注目されているという。
 ISTは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと協力して、LNGを使ったエンジンの開発に着手していて、エンジンを5秒間燃焼させる実験にすでに成功している。
 これはいいんじゃないの!メタンって「オナラ」の成分ですよね?!オナラで、ロケットを飛ばす!素晴らしい!(※「メタン=オナラ」ではありませんで、為念。アハハ)
 
 大人は、オナラを、一日に「合計8〜10リットルの量を5回から20回放出する」のだそうで…つまり多い人は、200リットル生産する。結構な量ですよね。みんなのメタンを集めれば、ロケットは宇宙へ行くっ!
 ロケットは作用反作用の法則で自分の持っている燃料(推進剤)を噴出しながらその反力で飛んでいくもの。と、いうことは、自分のオナラを噴出(早い話が、放屁)して自分で飛ぶ人もいるのかなあ?宇宙(100km上空)まで飛ぶ人はいないでしょうけどね。
 …馬鹿なことを言ってるんじゃないって?ハイハイ、品を落としてしまいました。「オナラ」が市民権を得ただけでなく、宇宙開発に重要な役割を担う!ついつい、興奮して調子に乗ってしまいましたぁ!
 早い話が、都市ガスがメタン(分子式ではCH4)。日本語の名前も有ります。「オナラだろう」って?もう、そこから離れてください。メタンの和名は、「沼気(しょうき)」。そういえば、沼などで気体がポコポコ出ていることがあって、異臭を放っていることがありますね。有機物の腐敗・発酵によって生成する気体。沼から出る気体、「沼気」、あれがメタン。ロケットの話題が、沼まで行ってしまう。
 メタンは、家畜のふん尿から発生するバイオガスに多く含まれる。ISTは、北海道でも家畜が多い十勝地方の大樹町にある。そこでISTは、「燃料の地産地消」も、検討したいと。
 だけどさぁ、家畜の糞尿でロケットが飛ぶ!いよねぇ~っ!牛や豚が、推進剤を噴出しながらその反力で飛んでいくと、もっといいのですがね。う~ん、まだそこから離れられない。
 メタンは、性能がいいだけじゃない。揮発性なので土壌や海洋を汚すことなないから、環境に良い。水素と比べると20分の1程度の値段だから、安いっ。取扱い易い燃料のため全体的にロケットの部品が安くなる。良いことずくめ。
 そして、都市ガスが不足、動物の糞尿が不足という場合でも、人々から推進剤を集める良い。つまり、「調達しやすい燃料」。あれれ、またそこへ戻っちゃった。オナラから離れられない。失礼いたしました。