アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

男子トイレドアを壊そうとした女性も

2024年10月31日 | Weblog
「馬上(ばじょう)、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)」…なんの話かって?「古人の言葉」ですがね。外山滋比古さんの、「思考の整理学」にも出てきます。
 文章を作るときに知恵が出てくるのは、「馬の上」「寝床」「便所にいるとき」なんだと。

 古人の言葉に逆らいませんが、私個人としましては、「厠上(便所にいるとき)は、文章の知恵など出るはずがない」と、思っております。手術のあと、特にその思いを強くしましたねえ。

「厠上」…鍵をかけた個室。だれにも邪魔されない時間と空間がある…はず。
 但しそれは、自宅トイレの話であって、公衆トイレじゃ、思考できません。いつドアをノックされるか、そればかりが気掛かり。
 ドアを壊して入ってくる女性の恐怖も!
 なぬ?「女性は、男子トイレのドアを壊して侵入しないでしょう」って?
 スペイン旅行の時に実際にあったんですがね。鉄道駅などのの女子トイレが混んでいると、オバサマ達は男子トイレに侵入してくるのです。中から鍵をかけているのに、「ドンドンドンドン、ガチャガチャ」古いドアが多く、蝶番が緩んで破壊寸前でしたよ。ドアを壊そうとしていた女性の顔が見えました!まったく、傍若無人です。日本人女性ではなかったです。

 手術の時、尿道に管を挿入して膀胱まで入れました。意識が戻り、ICUに移されたのですが…膀胱へ管を入れているのですから膀胱には尿は溜まらない。つまり、尿意を感じるはずがない。それなのに、尿意を感じたのです。
 
 漏らしちゃいけないと堪える。もうだめだぁ!看護師を呼んで訴えました。
 反応は「???」。看護師は、「導尿しているのに、尿意があるというのは、この患者(私なんですけどね)は、変な人」と、思い込んでいた!しかも、固い決意での思い込み!

私:「(ベッドに寝たまま)お、おしっこしちゃっていいの?」
 看護師の反応は…
看護師:「オムツを貸しますから…(オムツ装着完了)。おしっこ、どうぞ…」。
私:「(ベッド上で放尿後)少し漏れたね!」
看護師:「??? い、いえ、漏れてない…ですよ」
 あくまで、私を「膀胱に管を入れて導尿しているのに、尿意を訴える変な患者」と、思っている。濡れているのに、濡れていないと言い張る。
 
 ICUを出た日の夜・・・。
 おしりから気体(メタンガス)が出るのが「オナラ」。これは人類誰しもがぁ出る!
 ところが、私の場合、おしっこからも…空気砲がっ!?
 膀胱に突っ込んだ管の不具合で、膀胱に空気が入ってしまったのか?それとも、ほかの理由なのか?
 それが、放尿の度に「シュッパ、シュッパ」と、空気砲となって排出されたぁ…!
 空気砲は1晩で終わりましたがね。誰も経験できないような経験をさせていただきましたよ。

 放尿の度に「シュッパ、シュッパ」だもの、厠上で文章を作る知恵など出るはずがないです。

 日本の研究グループ(東京医科歯科大学の武部貴則教授ら)が、「多くの哺乳類が肛門で呼吸ができる」ことを発見して「2024年のイグ・ノーベル生理学賞」を受賞しました。
 私にも、「放尿時シュッパ空気砲銃協会」から、「奇人生理学賞」でもいただけないものでしょうかねえ?