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JFTグレ王座

2008-10-27 23:50:45 | ブログ

JFTグレ王座が来週3日から三日間宇和島湾内と日振り諸島で行われます。

選手8名が総あたりで7試合行います。

全国一番厳しいグレ釣りの競技です。

負けても負けても試合は続きます。

初めて参加した選手は、この厳しさが素晴らしい経験となります。

今回、中国支部の選手は5名参加しています。

私が中国支部長を受け持った頃からみると夢のようです。

当初はトーナメントで、中国支部の選手と当たる他地区の選手は喜んでいました。

それだけレベルが違っていました。

あるメーカーの優勝者を自信を持って参加させたのですが、その選手でさえ一回戦でボコボコに負けたのです。

(昨日彼は、アオリイカを持ってきてくれました。美味しかった)

それが現在は・・・・

理由は、他と違って情報公開です。

当初、私は王座を見学にきた中国支部の会員を、四国や大阪の名人のセコンド役に付けました。

その晩は、発表会です。

どこが違うか、仕掛けは、撒き餌の打ち方は・・・・

夜遅くまでその違いを研究しました。

ある程度理解できるのに、約3年掛かりました。

試合の進め方、撒き餌の作り方、仕掛けなどと、ラインの強さを知る方法で繊細な仕掛けの限界を知りました。

ハリ結びの時間を短くする。

道糸とハリスの結束を早くする。

ハリスを竿2本分とってハリス交換を試合が終わるまでしなくてもよくするとか・・・

何せ、2時間で付け餌を付けた仕掛けを120回以上、海に投入する練習をするのです。

(過去の優勝記録を中で、徳島のT名人の打ち込みは120回を超えていました)

その間、グレを釣り、掛かったハリを外して生かしバッカンに入れ、撒き餌を打ち、付け餌を付け、ハリの交換まで何度となく行うのです。

こういう練習を続けると、10秒以内でハリが結べるようになります。

それと、練習釣りの多さです。

ただ単にグレを釣っていません。

時間を決めて、試合形式でグレを釣っています。

結果、撒き餌の研究や付け餌の研究も個人でするより、大勢で行えばベストセレクトへの道が、非常に短くなります。

今、各釣具メーカーの大会で、殆どの上位には必ず中国支部のメンバーが入っています。

過去の多くの名人は、家二軒分の金額分の撒き餌を海に打ち込んでグレ名人になっています。

しかし、今のJFT中国支部の選手は、10分の1以下の経費でその域に近づいています。

無駄な練習でなく充実した練習を重ねると上達も早くなります。

来週の王座の残り3名の選手は、徳島の名人2名と大阪の名人です。

相手は日本を代表する方々なので、臆さずに頑張ってほしいです。

早く上手になりたい方は、ぜひ会にJFT入会する事をお勧めします。