シェカー炉の欠点は打撃音です。
町場の工場では、ご近所に・・
通常のハリならこの程度の焼き入れでも良いと思います
鮎バリをこの方法でされている工場が多いと思います。
熟練が要らない
メーターを見て判断すればOK・・
鮎バリは、別物と考えなくてはいけないのに・・・
温度計は、湿度が高いと正確な温度表示を示しません
特に高温になればなるほど数値の狂いは大きく、出来た品物は×
刀鍛冶の現場には、温度計なる物がありません
炉の温度は、刀の焼き色で判断します焼き入れの水は、手を浸ければ判ります
焼き色で判断するために、良い材料があります
それは、オキアミです
高価な極上品は、白っぽい
安い低級品は、赤っぽい
1000℃近くになると、色は白っぽくなります
温度が下がると徐々に赤みを増してきます
白っぽいオレンジが900℃
赤が860℃
赤黒が800℃かな
焼入れで使う温度が860℃~900℃です
マルトの鮎バリは、浸炭焼入れで焼入れをしています
浸炭とは、鉄に炭素を吹き込み鉄から鋼にすることです
線径0.4mm~1.5mm前後なので芯まで鋼になります
ハリに研ぎが利くハリになる訳です
30年くらい前は、炭屋さんに頼んで松炭を砕いたものを購入し、通しで選り分けて使っていました
炭の需要が少なくなって、砕く杵も壊れたと炭屋が言ってきました
破砕機を手造りして急場を凌ぎましたが、大変な労力と経費がかかりました
色々と探してみて、単価は高いがサイズが米粒程度のドイツ製の炭を購入することになりました
今でも使っていますが、高価でも再利用が可能なので、結果安上がりになりました
炉は、半地下炉です
最近の断熱材を使えば、半地下にする必要もなかったのですが、その当時としては省エネだったのです
半地下にすることで、土が保温と断熱の作用があったのです
また、レンガも耐熱煉瓦、断熱煉瓦、ふつうの煉瓦の組み合わせです
直接炎が当たる箇所には、断熱煉瓦を使い
煙突に逃げる熱気も炉の周りを温めながら煙突へ行くように工夫されています
断熱煉瓦は、軽くてすぐに壊れるので煙道の外側に配置します
その外側は、煉瓦で補強します
今の炉の事を考えれば、ややこしい造りです
続く・・・・
町場の工場では、ご近所に・・
通常のハリならこの程度の焼き入れでも良いと思います
鮎バリをこの方法でされている工場が多いと思います。
熟練が要らない
メーターを見て判断すればOK・・
鮎バリは、別物と考えなくてはいけないのに・・・
温度計は、湿度が高いと正確な温度表示を示しません
特に高温になればなるほど数値の狂いは大きく、出来た品物は×
刀鍛冶の現場には、温度計なる物がありません
炉の温度は、刀の焼き色で判断します焼き入れの水は、手を浸ければ判ります
焼き色で判断するために、良い材料があります
それは、オキアミです
高価な極上品は、白っぽい
安い低級品は、赤っぽい
1000℃近くになると、色は白っぽくなります
温度が下がると徐々に赤みを増してきます
白っぽいオレンジが900℃
赤が860℃
赤黒が800℃かな
焼入れで使う温度が860℃~900℃です
マルトの鮎バリは、浸炭焼入れで焼入れをしています
浸炭とは、鉄に炭素を吹き込み鉄から鋼にすることです
線径0.4mm~1.5mm前後なので芯まで鋼になります
ハリに研ぎが利くハリになる訳です
30年くらい前は、炭屋さんに頼んで松炭を砕いたものを購入し、通しで選り分けて使っていました
炭の需要が少なくなって、砕く杵も壊れたと炭屋が言ってきました
破砕機を手造りして急場を凌ぎましたが、大変な労力と経費がかかりました
色々と探してみて、単価は高いがサイズが米粒程度のドイツ製の炭を購入することになりました
今でも使っていますが、高価でも再利用が可能なので、結果安上がりになりました
炉は、半地下炉です
最近の断熱材を使えば、半地下にする必要もなかったのですが、その当時としては省エネだったのです
半地下にすることで、土が保温と断熱の作用があったのです
また、レンガも耐熱煉瓦、断熱煉瓦、ふつうの煉瓦の組み合わせです
直接炎が当たる箇所には、断熱煉瓦を使い
煙突に逃げる熱気も炉の周りを温めながら煙突へ行くように工夫されています
断熱煉瓦は、軽くてすぐに壊れるので煙道の外側に配置します
その外側は、煉瓦で補強します
今の炉の事を考えれば、ややこしい造りです
続く・・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます