○(ガーデニングワールドカップフラワーショー2012のつづき・その7)
パレスの裏側のバロック式庭園内に設けられたスモールガーデンの方も行ってみる。たれぱんだ「おお、人が多い♪」
ホームガーデンの数々。後藤実加子「Harvest Garden」は台所と野菜畑風。造形派から自然派までいろいろありますな。バックに見えるのがバロック式庭園の「緑のトンネル」だから、いつもの整然とした庭園と随分違って賑やかである、というのはそういうことで。去年のローズガーデン内と違って、背景が違うと雰囲気もまた違いますね。
本日のBGM:
鬼平犯科帳(1969)(時代劇専門チャンネル、月~金21:00~放送中)
音楽:山下毅雄
最近夜、家に帰る頃にやってるので留守録している。正直90年代のフジテレビの吉右衛門のしか知らなくて江戸情緒だの人情話かとかの印象しかなく、申し訳ないが原作も(時専チャンネルがやたら「鬼平まつり」再放送で押すほど)そう詳しくなかったのだが、いや、この本家本元の八代目幸四郎(白鸚)のが本当に面白い。脚本のスリルの密度と、音楽と画面が、ほんっとうに東宝映画の「本気」の総力を結集した上質の映画のようで格好いいのだ。さすがにリアルタイムで見た記憶がなく番組としては物心ついてからの初見なのに、このクールさにはまってしまった。
そうして見ていくと、有名なエピソードがホームズシリーズみたいなもんで、定番だったりしたわけですね(←知るのが遅すぎ)。「熊五郎の顔」(土屋嘉男!ってところで、只ならずどきどきしますなあ♪)とか、かなり本格的なサスペンスミステリーであったのだ。吉右衛門の新しい方よりなぜこっちの方にときめいてしまったかというと、もちろん本家本元の迫力だからでもあるが、作品としてこのいかにも1969年という、コントラストの美しいモノクロ映像と、ヤマタケのモダンなサウンドが、フランスのフィルムノワールみたいだからだと思う。OP・EDのやるせないシンプルなサウンドもいい(EDのテロップが毎回渋くて、ぶるぶるっとする♪)。火盗の面々のみならずゲストも毎回いい。「お菊と幸助」の悪党の兄貴(森山周一郎)が声のまんまリノ・ヴァンチュラかと思ったくらいw。※途中からカラーになっちゃうのかな?(20121018)