「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20121021

2012-10-21 | 矮小布団圧縮袋

○土日とようやく秋晴れらしい天気となったが、市内出張と週明け予定の作業の準備で今日も会社と自宅を往復している。遅々としてはいるが、少しずつ仕上げ中…
(写真:ガーデニングワールドカップ2012会場の、リム・イン・チョングの作品の見える端のベンチで、休憩中のたれぱんだ「…ふう。」)

本日のBGM:
 映画「勝負は夜つけろ」(1964、大映)(日本映画専門チャンネル、10/21、7:00~)
 音楽:菅野邦彦(!) 原作:生島治郎 監督:井上昭 主演:田宮二郎
 トリックはだいたい始まって3分の1あたりで気づいた(笑)黒幕は誰?わりと定番の話の、田宮二郎(※この人も生きてりゃアラン・ドロンと同い年くらいだ)の出てくるありそうなフィルムノワールかな、と思いきや、とにかく音楽が良い。OPからして本格的なジャズで、ハードボイルドなBGMが世界基準で「しびれる」かっこよさ(←※60年代的表現だなあ)「なにこの音効!?」と、どきどきしながらテロップを見たら、な、なんと貴重な菅野邦彦さんである。これってサントラあるといいなあ、と思うけどやっぱりないんでしょうかねえ(涙)。今Youtubeなどでちょこちょこ部分的に見られる50~60年代のフィルムノワールの音楽も、仏盤コンピレーションアルバムが出てるし、日本のも「木下忠司の世界」「山下毅雄の全貌」みたいに発掘企画してほしいものです。
 映画の方は見てると現代劇なのに大映の時代劇でおなじみの人が多く、いちおうマダムの久保菜穂子とか元締の小沢栄太郎はありとして、普通の会社員の伊達三郎(!)とか変じゃんw。しかも安心の五味龍太郎(ゴミリュー)まで(笑)。今朝は奇遇にもこの映画と、日曜美術館(NHK教育)とで両方「ルオー」だった。(20121021)
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20121020

2012-10-20 | 矮小布団圧縮袋

○(ガーデニングワールドカップフラワーショー2012拾遺)
 GWC延長もいよいよ今週末までだろうか?パレスの庭園内はこの他にコンテナガーデン展示や、バスケットの展示もあって、人々が思い思いに散策している。
 たれぱんだとキイロイトリは端の方で記念写真を撮ってたり♪
 

本日のBGM: 
 映画「あの胸にもういちど」(1968)(シネフィル・イマジカ、10/19 23:15~)
 音楽:レス・リード
 こないだのNHK-BSの「太陽がいっぱい」に続き、昨日はイマジカBSでこの映画を放送。いかにもサイケな「斬新な映像効果」(爆)が出てきましたな。レベッカは可愛いのだがちょっと「痛い」というか。だが、バイクでタンデムで乗せてもらうと、ちょっと人生的に妙なインパクトで感じてしまう、ということは自分も感覚経験的に知っている。自分の場合は最初に乗ったのは小学生の頃で、父親のだったが。だから自分も(尤も、金がないので乗用車持ってない、ってこともあるが)小さいバイク使いである。ちなみに、父の命日が近づく頃に天知茂とかAlain Delonとかの映画を見ると、そういうファッションのそのあたりが、ちょうどうちの父ぐらいのその頃の感じで懐かしいのである。
 それにしてもアラン・ドロンという人は今でいうイケメンとかとは全然違う。顔が絶世の綺麗さだとかそういう問題を超えて、「経済力とか女性関係とかどんなに恵まれた状況で出てきても、全然幸せそうに見えない上に、目にずっと翳みたいなのがにじみ出てる」っていう点で異様に無類だったんだなあ、と今映画を見ると改めてわかってくるのである。もしかすると「顔の綺麗な人って、だいたい悪い奴だったりして信じられん」という思い込みのようなものは、あるいはまだ物心つかない幼児の頃に、土日とかでテレビの画面で流れていたこの手の吹替洋画あたりから、無意識に刷り込まれてるのかもしれない。(20121020)
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20121019

2012-10-19 | 矮小布団圧縮袋

○(ガーデニングワールドカップフラワーショー2012のつづき・その8)
御休処風にガーデンにテーブルとチェアが出ている。キイロイトリ2羽「ダイブ アルイタノデ キュウケイ シマショウ♪」

    
  
スモールガーデンのファンタジーガーデン部門の方が、デザイン的には「かっこいい」面白さがある。
たれぱんだみたいに後ろ側からぐるっと一周して見ることもできます。
  ※戸高文晴「輝望の庭」と、小西範楊「小さな森のつくり方~静と動~」
鈴木錬美「マッシュルームガーデン」前でキイロイトリ記念撮影←なんとなく似合うし♪

本日のBGM:
 Stop Me If You Think That You've Heard This One Before / The Smiths (「Strangeways, Here We Come」)
 貴重なモリッシーさんは久々の日本で今年の4月にZepp Fukuokaにいらしてるんですよね!ああ、でも4月下旬の週、とてもとても取れなくて、行けませんでした……1980年代の中頃の、当時がんがんラジオでも街中の店内なんかでもかかっていた記憶があって、それでどれも「曲名詳しくないけど、みんな聴いたことあるから音で結構曲知ってる」くらいわかるし、考えてみるとはっきり言ってその頃でいう尾崎豊とかよか、圧倒的にThe Smithsだろやっぱし、という気持ちのする方なんですが、当時のそういう時空の中で生きていた者にとっては生きていたその時がゆえの理由があって、そのため実は「リアルタイム熱狂的ファン」だったわけではないのです。(20121019)
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20121018

2012-10-18 | 矮小布団圧縮袋

○(ガーデニングワールドカップフラワーショー2012のつづき・その7)
 パレスの裏側のバロック式庭園内に設けられたスモールガーデンの方も行ってみる。たれぱんだ「おお、人が多い♪」

  
    

 ホームガーデンの数々。後藤実加子「Harvest Garden」は台所と野菜畑風。造形派から自然派までいろいろありますな。バックに見えるのがバロック式庭園の「緑のトンネル」だから、いつもの整然とした庭園と随分違って賑やかである、というのはそういうことで。去年のローズガーデン内と違って、背景が違うと雰囲気もまた違いますね。

本日のBGM:
 鬼平犯科帳(1969)(時代劇専門チャンネル、月~金21:00~放送中)
 音楽:山下毅雄 
 最近夜、家に帰る頃にやってるので留守録している。正直90年代のフジテレビの吉右衛門のしか知らなくて江戸情緒だの人情話かとかの印象しかなく、申し訳ないが原作も(時専チャンネルがやたら「鬼平まつり」再放送で押すほど)そう詳しくなかったのだが、いや、この本家本元の八代目幸四郎(白鸚)のが本当に面白い。脚本のスリルの密度と、音楽と画面が、ほんっとうに東宝映画の「本気」の総力を結集した上質の映画のようで格好いいのだ。さすがにリアルタイムで見た記憶がなく番組としては物心ついてからの初見なのに、このクールさにはまってしまった。
 そうして見ていくと、有名なエピソードがホームズシリーズみたいなもんで、定番だったりしたわけですね(←知るのが遅すぎ)。「熊五郎の顔」(土屋嘉男!ってところで、只ならずどきどきしますなあ♪)とか、かなり本格的なサスペンスミステリーであったのだ。吉右衛門の新しい方よりなぜこっちの方にときめいてしまったかというと、もちろん本家本元の迫力だからでもあるが、作品としてこのいかにも1969年という、コントラストの美しいモノクロ映像と、ヤマタケのモダンなサウンドが、フランスのフィルムノワールみたいだからだと思う。OP・EDのやるせないシンプルなサウンドもいい(EDのテロップが毎回渋くて、ぶるぶるっとする♪)。火盗の面々のみならずゲストも毎回いい。「お菊と幸助」の悪党の兄貴(森山周一郎)が声のまんまリノ・ヴァンチュラかと思ったくらいw。※途中からカラーになっちゃうのかな?(20121018)
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20121016

2012-10-16 | 矮小布団圧縮袋

○(ガーデニングワールドカップフラワーショー2012のつづき・その6)
    

リチャード・マイヤーズ「心穏やか安らかなる庭」
 いかにもイギリスぽいというのか午後のお茶会なテーブルをあつらえたガーデン。ここも結構近く入り込んでみてる人多し。キイロイトリも見ている、こういうローラアシュレイの小物のデザインなんかでよく見かけそうな色合いの植物に、洋風らしさを感じる(和風とはまた違いますね)。この手の花の種類の名前に詳しくないので、もっと知りたいものである。

お散歩BGM:
 William,It Was Really Nothing / The Smiths (「Hatful of Hollow」)
 なんとなくこないだからギターの音的にジョニーマーさんつながり。気分的にはなんかモリッシーさんに流線型な細長いお花をたくさん花束で持たせたい、みたいなイメージ♪(20121016)
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20121015

2012-10-15 | 矮小布団圧縮袋

○(長崎に行った時のガーデニングワールドカップフラワーショー2012のつづき・その5)

  
関晴子「記憶の底に眠る庭」
 円形の水面に丸い物体が浮かぶ流れ。出口のところにむすび丸が立ってみました♪

  
   
リム・イン・チョング「目をそらさずにじっと見つめて(Eye to Eye)」
 造型的には凝ってて面白かった一つ。まず並ぶ「目」にぎょっとするのだが、石灯篭とか、石庭風?それとも幾何学的な?(最初の写真のキイロイトリのいる三角の連続)…かと思いきや、その「目」の瞳の奥には、アジア風の壁に囲まれた花々咲き乱れる庭が。「イガイナ テンカイ♪」 

本日のBGM:


 Breathing space (vocal) ~Ego music(instrumental)/ Pet Shop Boys (「Elysium [Limited Edition]」)

 最近の庭園お散歩たれぱんだ用・美BGM第二弾。ペット・ショップ・ボーイズ「エリシオン~理想郷~」(←久しぶりに「邦題」が来たw)の初回限定盤にて、ついに出ました「instrumental付き」♪。いやあ、「Yes.」の時はとにかくネットで海外のやつインスト出てるの大量に探しましたからねえ…そういうinstrumentalのCDもつけてくれるといいのに、ってこの別室で適当にこぼしてたボヤキを、別にまさかPSBの中の人が読んでくれて作ってくれたわけではないでしょうが(だいたいうちのは英語で書いてないし!)
 ま、世界中の人口比で数えりゃその手のやつをきぼんぬなマニアもごまんといるから需要はあるでしょ(笑)ともかくありがとうございます!ニール先生の美声の歌の方だけでいい人は通常盤というチョイスもあります。でもちゃんと日本盤サービス・トラックにまでインストバージョンつけてくれてるんで、この気前のよさで日本にもツアーいらしていただきたいものですね。
 Breathing SpaceなどはLA録音だからってわけでもないのでしょうが何となく大人のウエストコースト風?こないだ言及したSummer Breeze的に。前回のYes.よりも、全体的にややしっとりめの印象を受ける。確かにインストそのものがよくできてるわ、というのもいくつかあって、ラウンジミュージックというよりもA face like thatとかEgo musicのインストなんざ、もはやなんかの映画のサウンドトラックみたいな勢いですな(もち、ラストの曲のストリングスなんてもうw)。(20121015)
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20121014

2012-10-14 | 矮小布団圧縮袋

○(ガーデニングワールドカップフラワーショー2012のつづき・その4)
※随分歩いたので、会場前のバラ園のテーブルでお茶休憩中のたれぱんだとキイロイトリ

  
石原和幸「床の間ガーデン」
 今年も和風で我々日本人には親しみやすい懐かしさの漂う庭。中に入ってみて見る人もいろいろいたり

    
ジヘ・ファン「母の裁縫かご」
積み重なった布のような形状を表現。見学中、偶然ちょうど会場内を案内説明中の石原さんたちに遭遇(人々が集まって見てる)。説明も一部、ちょっと近くに行ってみて聞きました(ありがとうございました!)

  
ジェイムズ・バッソン「甘味にして適切なり」
 キイロイトリ「フシギナ フランスゴノ カカレタ カベデス」。穴の開いた壁の荒れた家は、平和を訴える意味のようである

BGM:
 The Last Day of Summer / The Cure (「bloodflowers」)
 薔薇の花の咲き乱れる中にいると、たまに聴きたくなります気分。(20121014)
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20121013

2012-10-13 | 矮小布団圧縮袋

○(ガーデニングワールドカップフラワーショー2012のつづき・その3)
    
デヴィッドソン&クルーゲ「融合、そして転機」
今年も南アフリカ風な庭が出現。むすび丸「反対側から見てみました♪」季節的によく安く花屋で出てる大きなストレリチアの花って、やっぱしこういうふうにダイナミックに使うと生き生きして映えていいのね。勉強になります♪

 
スペインのガビーノ・カルパーヨ「ドラゴメッド・ガーデン」もどこか乾いた感じの異国情緒を漂わせている。キイロイトリ「ウンテイ? ノボッテモ イイ?」←ではないと思うが(笑)色鮮やかなオブジェがアクセント?

この鮮やかな紫の花があちこちにあって綺麗だったなあ


寺下博「平和の芽が育つ森」
これは日本的な瀟洒さを感じて、やはりほっとする
(つづく)
 
本日のBGM:
 Avenue Paul-Dourmer / Eric Demarsan (「Le Cercle Rouge」soundtrack)

 このところドマルサンのjazzyな「仁義」(1970)映画サントラが、お散歩や作業中(※別に犯罪計画とか悪いことしてるわけではありません><)のBGMとして、お気に入りのたれぱんだたちである。「仁義なき戦い」とは雰囲気が全然違う、非常にクールな侘び寂びのメルヴィルな世界。それにしても明らかに畳の上で(爆)ゆるい仲間たちに「よいしょっ」と運ばれてると脱力感が漂う(かっこいいジャケットなのに…)(20121013)
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20121012

2012-10-12 | 矮小布団圧縮袋

○(ガーデニングワールドカップフラワーショー2012より)先日の午後、ひょっこりお散歩してきたハウステンボスの様子を。毎日お天気も気温も違うし、植栽も日々変化していると思うので、これは6日の天候と生え具合ということで。むすび丸いわく「実際に行かれると、また紅葉の始まり具合とか、葉っぱの様子が違ってると思いますよ」。※この日はちょっと曇りだったのだ。

   
カレン・ステフォニック「太陽の下の道」室内インテリアみたいで不思議

   
ジョー・トンプソン「バタフライ・エフェクト」
欧州遺跡風な石柱の先に展開。パレスを背景にした角度から見るとこんな感じ

  
ザンティ・ホワイト「水がもたらす命の再生~」
黒っぽい木製の壁と茂みと池が熱帯ジャングルみたいな雰囲気を出している。(わりと人が中に入り込んで覗いてた)
(つづく)

本日のBGM:
 清水次郎長 最終回「さよなら清水港」(時代劇専門チャンネル、10/12 22:00~)
 音楽:渡辺岳夫 OP「旅姿三人男」唄・竹脇無我 EP「男たち」唄・アンサンブル・ボッカ(※「巨人の星」の)
 前回は吉良の仁吉(杉良太郎!)が見事に美しく散りお茶の間の涙を絞る。今回は「漁場埋立農地開発側VS漁民側」利権抗争、って、なんか諫早湾あたりでそういうやつ聞いたことあるぞ、みたいな話が最終回。ついにフリーダム黒駒勝蔵(露口茂)との一騎打ちか、というところで一応史実無視せず収めたラスト。まあもうすぐ明治維新だからなあ。最初の頃はやたら子分が多かったのだが、最終回は大政・鬼吉・五郎・増川弟・法印・相撲常あたりのレギュラーで〆となった。この番組、リアルタイムでは見ていなかったが、こうして8月から通して見て(長い夏がやっと終わった気分だw)、有名なメンバー名などもかなり解ってよかった。若干子分連中が毎回お祭りバカコントを展開するのがおかしかったが(そして次作「お祭り銀次捕物帳」に続くらしい:音楽も渡辺岳夫・笑)。「水も滴る」無我氏の次郎長だけでなく、憎たらしいども安の高品格とか黒駒の山さんが「非常に楽しそうに」演じているのが面白かった。(20121012)
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20121008

2012-10-08 | 矮小布団圧縮袋

○今日は大阪に出張。キイロイトリも新幹線に乗っている。(今日の方が天気がいい…)
 
  
仕事先に向かう途中で、住宅地を通る時、あの良い香りが…あっという間に一年間がぐるっと巡って、金木犀の季節になっていたんだなあと気づく。

 BGM:Candy / Robbie Williams (「Take The Crown」)
 こっちもロビー・ウィリアムズの最新作。makingも見た(タフですなあ)。PVの感じの街角、カフェも欧州風である。なんとなく、昔、日曜日の夕方かなんか家にいて、テレビで見た日本語吹替の白黒のボギーの「俺たちは天使じゃない」(1955)て映画を思い出したw

 ※おっと「清水次郎長」(時代劇専門チャンネル、10/8 22:00~)も花が散る。ついに清水港の名物男・The king of fools=森の石松が!(悲)ロビーと違って不死身じゃないのね。(20121008)
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