pacific0035'写真BBS

文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

高齢者はむしろ知的資産家 判断力・総合力=結晶性能力は加齢で高まる可能性 折茂肇250202AREA

2025年02月14日 09時28分43秒 | 季節
  高齢者はむしろ知的資産家 判断力・総合力=結晶性能力は加齢で高まる可能性 折茂肇250202AREA

「高齢者はただの老いぼれではない、むしろ知的資産家」。
 その見出しに魅かれて、ネットページを開いた。「90歳医師が訴えたい『発想の転換』とは」のキャッチフレーズも目に留まった。
 「25年2月2日 12時02分配信」のAERA dot.記事。

 書影を掲示した著書の出版を機械に、講演も開かれたようだ。ポイントは末尾に記載があって、この一フレーズ。
 「高齢者は弱者や役立たずなどではなく、むしろ<知的資産家>といえるのではないだろうか」。

 「結晶性能力は年齢を重ねてからより高まる可能性があることを理解し、そのような高齢者の能力を活用する方策を考えることこそ、この超高齢社会に求められる「発想の転換」といえるだろう」。
 ここで「結晶性能力」とは「判断力、総合力など」。対局に「流動性能力」=記憶力、計算力などをあげる。

 加齢によって臓器や運動量は衰える。が、「結晶性能力は年齢を重ねてからより高まる可能性」と述べている。
 医師、研究者として思索の果てに、たどりついた<思い>ではない。
 ドイツの著名な哲学者ヘーゲルの言葉。「ミネルバのフクロウは日暮れに飛び立つ」に発する核心。

 「フクロウは、ギリシャ神話に出てくる女神アテネ(ミネルバ)の象徴」にして、「知恵や技芸、学問などをつかさどる」。
 若き日に、その言葉に感銘を承け、「たそがれにこそ<知恵が飛び立つ>」と受け止めた。
 高齢者を「社会にとって有用な知恵を授けることができる」。
 「社会から必要とされることはあっても、排除されることはないはず」。
 東大退官後は、東京都老人医療センター院長や健康科学大学学長を務めて92歳の提言。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1988年~20年間所得の伸び率... | トップ | 父と遺物採集の空き地で 工... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

季節」カテゴリの最新記事