パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

帰国報告と就活塾

2011年02月07日 | ヒッポファミリークラブ

バエシャパー  パラグライの挨拶です。

 

ヒッポでは年間通してたくさんの仲間がホームステイに参加し、

帰ってきたら

今度はその体験をいろいろな場で報告します。

 

多い人は130回も話たって、ツワモノもいますが!!

 

フランスはとっても、美味しくて、キレイで、○○に行って、

○○を見て、○○をやって・・・楽しかったです。

これがその写真でーーー   楽しかったです。おしまい。

 

この話は130回聞いて面白いかな

 

普通の友達に旅行の話しをするなら、まあ、こんな感じで、写真を見せて、一回話せば、

次の時は ああーーそれこないだ聞いたよ!!

って、終了だけど・・・

ヒッポで130回も報告できる中身ってなんだろう。

 

人をひきつける話。

 

そういえば、以前こんなエピソードを聞きました。

 

毎週ヒッポの活動で、ホームステイの体験を報告をする人がいるのですが、

○○、食べて、美味しくて、○○行って、楽しくて・・・・

と、延々と続くので、みんなちょっと飽きてしまい、

でも、本人もどうやって話せば、いいのか分からず???行き詰っていた・・・

そんな時、会の主催者あるフェロウがズバット切れ込んで

「もう、その話は、いいから、もっと自分のこと話して!」

 

と言ったらしく、

 

言われた本人は、わかっているけど、何を話していいかわからない、

もどかしさのあまり、涙が・・・・

 

で、じっくりとあったことをすべて、思い出しながら、あんなこと、

こんなこと話していくうちに、

 

自分の中では、小さなエピソードだったようですが、

ホストファミリーとなかなか英語でうまく、コミニュケーションがとれずに

ホームシックになってしまっ時、

ホストの家で飼っていた犬に英語で話しかけたら

犬に自分の英語がつたわり、

なついてきて、そしたら、自信もついてきて

頑張って家族に話しかけてみたら、

そこから、家族とも関係が作れた!

そんな話が出てきたそうです。 

まさかの 犬  ですが、

 

そうなんです、人をひきつける話って

その人の顔が見えるような、窮地に陥った時に、

どんなことをしたか、

その人となりが見えた時に、

皆は興味深く耳を傾けるのかなと思います。

 

で、突然ですが、タイトルに話は戻り

 

就活塾で・・・・

という番組をちらっと見ていたのですが、

 

就職の面接でどう自分をアピールしたらいいかって話題で、

怖いーー就活塾の先生が、

大学生に向かって、その話じゃぜんぜん伝わらない、

何にもわかんない、やり直し!!って

激しくダメだしをしてました。

 

確かに、おっしゃるとおり、 大学では○○をやって・・・・

と続くような話では、企業の面接では、響かないのでしょうね。

 

会社に入って、仕事で窮地に陥ったときに、どんな対処ができるのか

見極めたい面接官にとっては、うわべだけの

やる気あります!ではものたりないんでしょうね。

 

まあ、帰国報告と面接では状況が違いますが、

やっぱり、人をひきつける話ということでは共通するものがあるのでは!

 

   

ヒッポでは子供たちとも話す機会がたくさんありますが、

何か会が終わった後に

どうだった?と感想を聞くと、

「別に」とか、 「フツー」 とか

返事が返ってきます。

で、「面白かった?」って聞くと

おおむ返しに 

 

「面白かった!」って帰ってくるので、

すかさず、

どこが面白かった?

と 聞くようにしています。

すると、子供たちなりに、

○○が面白かった!と

具体的な声が聞こえてきて、

対話のキャッチボールが始まります。

 

こんな風にして、自分を表現することを

小さい頃から積み重ねていくことができるのが

ヒッポの場ではないかと思います。

何語がどんだけ話せる!!ってことより

自分を自分らしく表現できることが

まずは一番大事なことなのでは?