バエシャパー パラグライの挨拶です。
ヒッポでは年間通してたくさんの仲間がホームステイに参加し、
帰ってきたら
今度はその体験をいろいろな場で報告します。
多い人は130回も話たって、ツワモノもいますが!!
フランスはとっても、美味しくて、キレイで、○○に行って、
○○を見て、○○をやって・・・楽しかったです。
これがその写真でーーー 楽しかったです。おしまい。
この話は130回聞いて面白いかな
普通の友達に旅行の話しをするなら、まあ、こんな感じで、写真を見せて、一回話せば、
次の時は ああーーそれこないだ聞いたよ!!
って、終了だけど・・・
ヒッポで130回も報告できる中身ってなんだろう。
人をひきつける話。
そういえば、以前こんなエピソードを聞きました。
毎週ヒッポの活動で、ホームステイの体験を報告をする人がいるのですが、
○○、食べて、美味しくて、○○行って、楽しくて・・・・
と、延々と続くので、みんなちょっと飽きてしまい、
でも、本人もどうやって話せば、いいのか分からず???行き詰っていた・・・
そんな時、会の主催者あるフェロウがズバット切れ込んで
「もう、その話は、いいから、もっと自分のこと話して!」
と言ったらしく、
言われた本人は、わかっているけど、何を話していいかわからない、
もどかしさのあまり、涙が・・・・
で、じっくりとあったことをすべて、思い出しながら、あんなこと、
こんなこと話していくうちに、
自分の中では、小さなエピソードだったようですが、
ホストファミリーとなかなか英語でうまく、コミニュケーションがとれずに
ホームシックになってしまっ時、
ホストの家で飼っていた犬に英語で話しかけたら
犬に自分の英語がつたわり、
なついてきて、そしたら、自信もついてきて
頑張って家族に話しかけてみたら、
そこから、家族とも関係が作れた!
そんな話が出てきたそうです。
まさかの 犬 ですが、
そうなんです、人をひきつける話って
その人の顔が見えるような、窮地に陥った時に、
どんなことをしたか、
その人となりが見えた時に、
皆は興味深く耳を傾けるのかなと思います。
で、突然ですが、タイトルに話は戻り
就活塾で・・・・
という番組をちらっと見ていたのですが、
就職の面接でどう自分をアピールしたらいいかって話題で、
怖いーー就活塾の先生が、
大学生に向かって、その話じゃぜんぜん伝わらない、
何にもわかんない、やり直し!!って
激しくダメだしをしてました。
確かに、おっしゃるとおり、 大学では○○をやって・・・・
と続くような話では、企業の面接では、響かないのでしょうね。
会社に入って、仕事で窮地に陥ったときに、どんな対処ができるのか
見極めたい面接官にとっては、うわべだけの
やる気あります!ではものたりないんでしょうね。
まあ、帰国報告と面接では状況が違いますが、
やっぱり、人をひきつける話ということでは共通するものがあるのでは!
ヒッポでは子供たちとも話す機会がたくさんありますが、
何か会が終わった後に
どうだった?と感想を聞くと、
「別に」とか、 「フツー」 とか
返事が返ってきます。
で、「面白かった?」って聞くと
おおむ返しに
「面白かった!」って帰ってくるので、
すかさず、
どこが面白かった?
と 聞くようにしています。
すると、子供たちなりに、
○○が面白かった!と
具体的な声が聞こえてきて、
対話のキャッチボールが始まります。
こんな風にして、自分を表現することを
小さい頃から積み重ねていくことができるのが
ヒッポの場ではないかと思います。
何語がどんだけ話せる!!ってことより
自分を自分らしく表現できることが
まずは一番大事なことなのでは?