麻布に居た頃は よく足立区は埼玉県の植民地か?
なんて言われたもんです。
でもそれは環七外回りより北の話で
ましてや荒川の南に位置する千住は環七内側で震災時には
運転禁止区域なんです ・ ・ ・
なんて話してたら五十歩百歩で同じじゃねぇか
と核心を突く突込みをした台東区民の方が居たんです。
(当然ジョークですので気に障ったなら お許しくださいね)
それはともかく
今日 パレットに千葉県に近い東京から自転車で
汗かきながら来店してくれた お客様がいたんです。
コンビニのパンは何か違うような気がして
パレットの所在地をネットで調べてワザワザ来てくれたそうなんです。
いろいろな話をしてるうちに創る話になって
台場のお寿司屋さんからの注文には毎回違う配合で作ってると
言ったんです。
オファーが来る度に前回のパン以上のパンを納品しようとしてると言ったんです。
「今でもレシピを直し続けているんですか?」と聞かれましたが
組織や店の大小、伝統なんかに関係なく
誰と比べる訳じゃなく 過去の自分が作ったパンを超えたいだけなんです。
それにはドウしたら超えられるのかを考えて試します。
同じように見えるパンも配合はヒントが思い浮かぶと変更しています。
今日の お客様は特殊な技術者で最近お子さんが生まれ
父親になられたそうですが
嬉しい事ばかりとはいかず現在就活中とのことでした。
パン屋もヒマな時は勉強時間です。
忙しいと定番商品を作るのに追われ勉強時間が無くなるのが僕は怖いんです。
ヒマな時の勉強が「ここ一番」で必ず役に立つような気がしてるんです。
役に立たなくても仕事がヒマなら各種のテストする時間は
タップリありますから退屈なんてしやしません。
僕の場合は自由時間と小遣いの関係は反比例だと思い込んでいますから
自由にお金と時間が使える生活が信用出来ずにいるんです。
多くの人達はソコを目指しているかも知れませんが
目指したくても僕には無理だろうなァと思っていますから実現しそうにありません。
自分の自由になる時間とお金を手にした人達の多くが
皆さん幸せになったとは限らないような気がしてるんです。
当然ですが物質の豊かさや財産の多さイコール幸せ とも思っていません。
中年グレやすく幸なり難し?
う~ん 負け惜しみっぽいですね!!!
何不自由無く暮らせるのはヤッパある種の理想像ですもんね。
そうそう それで
まだ若いお客様に僕は言ったんです。
「苦しい時には借りなさい!」もちろんサラ金じゃありません。
特に仕事で高金利のサラ金が必要になったら
僕は仕事はやめるべきだと考えています。
低金利の公的資金や妥当な金利の資金利用が出来ない状況は
リングの中にタオルを投げ入れる時なんじゃないかと思っています。
話はだいぶ逸れてしまいましたので話を戻します。
まぁ多少のお金も含んでよいかもしれませんが
借りるメインは「気持ち」です。
友人、知人、先生、師匠に神様、家族と貸してくれる人が居たなら
借りまくりなさいと言ったんです。
アナタに貸してくれる人が居るうちはアナタは大丈夫。
当たり前ながら 借りはイツか返しなさい! とも言いました。
返す為にも自分の為にも頑張れるハズ。なんて生意気彼に言ったんです。
育児をしながら就活中の主人を家で待つ奥さんは
アナタを信じているはずですから応えなきゃね。
多くの男は女性に作られるんです。
(実は女性のが男性よりも内面は男らしいのです)
好きな女性に いいトコ見せなきゃと頑張る男は多いんです。
祭の神輿なんかじゃそんなケースが多々見受けられます。
神輿に限らず仕事でも人生でも同じかも知れませんね。
女性だって「コイツを男にしてやろう」と思ってるかも知れませんしね。
女性には自分の理想の男性像がアルのかも知れませんし
旦那が駄目なら息子に賭ける?
(ちょっと極論でしたが自分が出会えた人達の影響は小さくなく
出会いによって尊敬を知り刺激を受けたならソノ後は変化すると思ってます)
「今度はイツカご家族で来てくださいね」と言って お客様を見送りました。
その時には「お取り置き」しておきますから来る前に電話下さいね。
「僕も貸しておく」なんて言ったけど僕のアレは返さなくてもかまいません。
そう たぶんアナタ信じて応援したり アナタに貸したりしてくれる人達は
アナタに返してもらおうなんて皆さん思っちゃいませんよ ・ ・ ・ きっと。