名古屋城の観覧は、海外のひとを受入れをしたときに時々行っていたので、なんとなく雰囲気はわかっていましたが、今回は特別展の「武家と玄関 虎の美術」がやっていたのでそれもみてきました。
描かれた虎の毛並みは美しく、表情はというと恐ろしく勇猛というよりは、愛らしく感じてしまいました
きっと動物園などやメディアなどで、虎という生き物についての情報が入っているせいかもしれません。ですが、当時のひとたちはそれをみながらいろいろと想像をしたのでしょうね。
さて、名古屋城をみたあと、いよいよ“お堀めぐり”です
ライフジャケットを着て、他県からみえた方のあとについてテクテクと…
ここの波渡場は、緊急脱出経路ということで藩主の方しか利用しなかったということですので、戦時中を除いては一般のひとが利用するのは、もしかしたら初のことかもしれません。
14代藩主が撮影したというのも驚きです!!
階段はスライド式になっているため、緊急時の必要なときにしか利用できないようになっていたとのこと。
撮る方向が逆になっていますが、上の写真の赤い矢印の部分がどこかわかるでしょうか?
ひとりずつ船に乗り込み、さっそくユラユラと揺られながらお堀めぐりです。
400年前に積み上げられた石垣をみながら。
とっても静か…
津島の天王祭の際の船頭さんと、ボランティアガイドさんのお堀の歴史や苦労等の説明で楽しい時間が過ぎていきます。
太陽の光がキラキラと当たって…
内堀からの水路
舟から名古屋城をのぞみます。
お堀からみる城
西北隅櫓がみえてきました。
高知城より大きいとか
グッと近づいていくと、“船頭さ~ん”の声が
どうやら隅櫓見学のひとからのかけ声だったようです。
この隅櫓ですが
敵が近づくと、石を落とすように穴が開いています。わかりますか?
こんな風に下からのぞくことができる経験なんて、お堀めぐりならではでしょうね
お堀めぐりは、およそ40分。
ゆったり、まったりとした雰囲気の中でいろいろと想いを馳せながらも、あっという間に終わってしまいました。
このお堀めぐりも、今回の企画で最後になってしまうかも…と言われていますので、非常に貴重な体験ができたと思いました。
最後に、記念品として乗舟手形をいただきました
思わぬ記念品にヤッタ~
粘って並んだ甲斐があった、素敵なお堀めぐりでした