NHKのBS2で山田洋次監督の学校シリーズ1~4が放映していた。
4話全部見ようと思ったのに、忘れていたり、録画し忘れたりで2話と3話しか見られなかった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry2.gif)
1話、夜間学校
2話、養護学校
3話、職業訓練学校
4話、不登校の子どもが旅をしながら自分を見つめなおし、自立していく話。
3話はリストラや様々な事情により職業訓練校に集まった人々の友情の話。大竹忍が自閉症(カナータイプ)の息子を女で一つで育てながら勉強するんだけど、親としての気持が痛いほどわかる。新聞配達で迷惑をかけた家を1軒、1軒、謝って歩くんだけど自閉症を理解しない人から「独り言を辞められないのか、施設に入れれば」といわれ悔しくて大竹忍が雨の中泣くんだよね。一緒になって泣いちゃったよ。後半で乳がんだとわかるんだけど、すごく切なかった。
2話は養護学校の教師と生徒の話。生徒を取り巻く中での差別や偏見が良く出ていた。特に就労実習場所で吉岡秀隆ふんする高志に仕事を教える人々。
障碍を理解していないとこうなるっていういい例だ。
高志は見た目には障碍が在るようには見えない。不器用さ、ストレートなものの言い方、自分の気持をうまくいえない、パニックになるところからアスペルガーか高機能自閉症なのかなという印象を受ける。
職場の人間は親切にゆっくりという話し方ではない。
絶えずせっつくような「何やってんだよ。」「これじゃだめだよ」「こうだよ、こう」だから高志はあせってしまうのだ。
薬を飲んでいれば「その薬飲めば頭が良くなるのかな。」
また、その職場の社長は、「先生がこの子についてよい事ばかり書かれてるんでそう思っていたけど、実際には・・・反抗したり、トラブルばかりだよ。」
見ていて、長男は大丈夫かなぁと心配になってしまった。
特に高志の言葉とホテルの調理場で働く先輩の言葉はは胸につきささる。
高志:「俺、もっとバカだった方がよかったな。だってわかるんだ、自分でも。バカだからなかなか仕事が覚えられなくて、計算も間違ってばかりいて、みんなが俺のことバカにするのがわかるんだよ。先生、祐矢の方がいいよ。自分がバカだってわからないんだから」
(この後、先生にその言い方は祐矢を侮辱してる言い方だぞって怒られるんだけど・・・。)
先輩:「面白いか、面白くないかなんて、考えたことないよ。僕はここに就職できて恵まれているんだから、そんな風に考えちゃいけないじゃないのかな。嫌なこともあるけれど、我慢しなくちゃいけないんだ。ただ、高志も俺と同じ障害があるからよくわかると思うけど、時々我慢できなくてパニック状態になるだろう、あれが嫌だな。辛いことをじっと我慢できないって本当情けないと思う。」
こういうのあったな、長男も。
自分の感情をコントロールできなくてパニック状態になった後、それを許せなくて自分の頭を壁にぶつけたりこぶしで叩いたり、両腕を引っかいた。
本人が一番辛い。
養護学校の先生方は暖かい。こんな風に接する事ができればいいのにと思うけど母親はだめだな。いや、私だけかな。
西田敏行扮する先生が、日本の障碍児教育を嘆いて言う言葉。
「あの子たちを普通の子供たちから切り放して特別扱いすることに問題があるんだよ。何故なんだよ。あの子たちが普通高校にいちゃ邪魔なのか?あんな天使みたいな子供たちから学ぶことは沢山あるはずなんだよ」
泣かせる・・・・・。
こういう先生や大人たちがもっとたくさんいていいはずなんだよ・・・・。
でも現実はきびしいよね。
障害者就労の講演会で障害者雇用している会社の社長がこういっていた。「こちらも慈善事業やっているわけではないんです。だから利益につながらなければ困る。あなた方も(親たちに向って)人ばかり当てにしないで何とかしようと考えてみたらどうですか?」
言いたい事は解るけど。。。親たちがそんなホイホイ会社を立ち上げられますか?なんとも上から目線の高慢な態度だなと思った。だから映画の社長とダブって見えた。
もちろん障害者雇用に積極的に取り込んでいる会社もあれば、支援する団体もあるけど。。。
2話は特に心に残ったし、考えさせられた。
この話は特に見てもらいたいな。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_osusume.gif)
4話全部見ようと思ったのに、忘れていたり、録画し忘れたりで2話と3話しか見られなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry2.gif)
1話、夜間学校
2話、養護学校
3話、職業訓練学校
4話、不登校の子どもが旅をしながら自分を見つめなおし、自立していく話。
3話はリストラや様々な事情により職業訓練校に集まった人々の友情の話。大竹忍が自閉症(カナータイプ)の息子を女で一つで育てながら勉強するんだけど、親としての気持が痛いほどわかる。新聞配達で迷惑をかけた家を1軒、1軒、謝って歩くんだけど自閉症を理解しない人から「独り言を辞められないのか、施設に入れれば」といわれ悔しくて大竹忍が雨の中泣くんだよね。一緒になって泣いちゃったよ。後半で乳がんだとわかるんだけど、すごく切なかった。
2話は養護学校の教師と生徒の話。生徒を取り巻く中での差別や偏見が良く出ていた。特に就労実習場所で吉岡秀隆ふんする高志に仕事を教える人々。
障碍を理解していないとこうなるっていういい例だ。
高志は見た目には障碍が在るようには見えない。不器用さ、ストレートなものの言い方、自分の気持をうまくいえない、パニックになるところからアスペルガーか高機能自閉症なのかなという印象を受ける。
職場の人間は親切にゆっくりという話し方ではない。
絶えずせっつくような「何やってんだよ。」「これじゃだめだよ」「こうだよ、こう」だから高志はあせってしまうのだ。
薬を飲んでいれば「その薬飲めば頭が良くなるのかな。」
また、その職場の社長は、「先生がこの子についてよい事ばかり書かれてるんでそう思っていたけど、実際には・・・反抗したり、トラブルばかりだよ。」
見ていて、長男は大丈夫かなぁと心配になってしまった。
特に高志の言葉とホテルの調理場で働く先輩の言葉はは胸につきささる。
高志:「俺、もっとバカだった方がよかったな。だってわかるんだ、自分でも。バカだからなかなか仕事が覚えられなくて、計算も間違ってばかりいて、みんなが俺のことバカにするのがわかるんだよ。先生、祐矢の方がいいよ。自分がバカだってわからないんだから」
(この後、先生にその言い方は祐矢を侮辱してる言い方だぞって怒られるんだけど・・・。)
先輩:「面白いか、面白くないかなんて、考えたことないよ。僕はここに就職できて恵まれているんだから、そんな風に考えちゃいけないじゃないのかな。嫌なこともあるけれど、我慢しなくちゃいけないんだ。ただ、高志も俺と同じ障害があるからよくわかると思うけど、時々我慢できなくてパニック状態になるだろう、あれが嫌だな。辛いことをじっと我慢できないって本当情けないと思う。」
こういうのあったな、長男も。
自分の感情をコントロールできなくてパニック状態になった後、それを許せなくて自分の頭を壁にぶつけたりこぶしで叩いたり、両腕を引っかいた。
本人が一番辛い。
養護学校の先生方は暖かい。こんな風に接する事ができればいいのにと思うけど母親はだめだな。いや、私だけかな。
西田敏行扮する先生が、日本の障碍児教育を嘆いて言う言葉。
「あの子たちを普通の子供たちから切り放して特別扱いすることに問題があるんだよ。何故なんだよ。あの子たちが普通高校にいちゃ邪魔なのか?あんな天使みたいな子供たちから学ぶことは沢山あるはずなんだよ」
泣かせる・・・・・。
こういう先生や大人たちがもっとたくさんいていいはずなんだよ・・・・。
でも現実はきびしいよね。
障害者就労の講演会で障害者雇用している会社の社長がこういっていた。「こちらも慈善事業やっているわけではないんです。だから利益につながらなければ困る。あなた方も(親たちに向って)人ばかり当てにしないで何とかしようと考えてみたらどうですか?」
言いたい事は解るけど。。。親たちがそんなホイホイ会社を立ち上げられますか?なんとも上から目線の高慢な態度だなと思った。だから映画の社長とダブって見えた。
もちろん障害者雇用に積極的に取り込んでいる会社もあれば、支援する団体もあるけど。。。
2話は特に心に残ったし、考えさせられた。
この話は特に見てもらいたいな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_osusume.gif)