風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

ちょっとまた成長した?

2008-07-17 23:27:47 | 長男のこと
疲れた~。

長男の病院とバイトが重なった。
明日は私のメンヘルがあるので何とか今日、明日で担当地域の情報誌を800部配布しないと・・・・。

今回は折込広告が7種類。昨日は2時までかかりましたわ。寝不足です。。。

私が配布している間に長男は学校に休みの連絡を入れてくれたのはいいのですが、まぁ~この頃オシャレづいちゃって、指輪だ、ネックレスやら、ちゃらちゃらつけておりまして。。。(そんな格好でいくのか!という格好)

病院は世田谷区です。忙しい先生なので時間を予約しても1時間、2時間待つのは当たり前。今日も「きっと遅れるよと先にお昼食べちゃおっ」と病院内のレストランで注文した直後、呼び出しがかかった。

長男の顔が曇る。予定外のハプニングに過剰に反応する子だから(あ~、出だしから期限悪くなる?騒ぐかな~?文句ばっかり言うんじゃないかな~?)と心配したのだが、ちょっとイラついただけで収まってしまった。

「あ~、こんな早く(自分の番が)来ると思わなかったから何を相談したらいいかわからないよ~。」と長男。

「学校で困ってる事ない?」

「課題かな~。それに生物学の検定2級。」

「じゃ、それをいえばいいんじゃない。」

「俺、スケッチへただしさぁ。」

「スケッチはお母さんが教えてあげるわよ。」(一応イラストのプロフェッショナルアートコース学んでました。)

「誰かに教えてもらうのは嫌いだし・・。」

「もう、これから、わからないこと教えてもらう事なんかたくさんあるんだからね!いい?スケッチなんてね、」

と続ける私の言葉をさえぎって長男はうんざりといった顔で

「こんなところで説教なんかしないでよ。」と生意気な口をきく。

「あ、お母さん、M先生のところに1人で行くのはどうだろう。だってさぁ、いつまでもお母さんと一緒ってわけにもいかないでしょ?」

(ほぉ~、なんか自立心めばえはじめてない?)
「じゃそれも先生にそうだんしよう。」

と先生のところに行くと、長男を見るなり、「へぇ~。」と上から下から観察している先生。「そういう格好はさ、自分で決めるの?」

最近の若者っぽい格好してるからな。ピアス、指輪、ネックレス、帽子、だぶだぶのズボン、丸刈り頭。ちょっとラッパーきどり。

でも受け答えはしっかりしてきている。酒、タバコ、の悪影響の事日ごろから散々言って薬にも影響あるよといったら、それを聞いていたっけ。

でも先生の説明ならちゃんと聞くのである。困ったときには第3者に相談する事、自分をコントロールし始めた事など、また食事の時の一件を話すと長男はせっかく診察を早めてくれた先生に悪いと思ったのか「いいよ、その話は」としたがらない。

先生が「君もさ、いつまでもお母さんと一緒じゃないし、いずれは独立するんだよ。」と家族だけじゃなく周りの人とのかかわりの大切さを先生に言われると、

「はい、いずれ独立する事は考えてます。」とはっきりした口調で言う。

(ほぉ~、独立っていったよ!)

薬の事も「OOOの薬は気分が落ち着かないときだけ飲むようにしてます。」とちゃんと自分で管理している事を伝えた。

今のところ、情緒安定しているので一安心。

なんだか大人びてきたなぁ。このままの状態でいってくれたらいいんだけどね。

長男のご帰還

2008-05-27 00:53:14 | 長男のこと
日曜日、長男が黒姫山の合宿から帰ってきた。

顔なんか日焼けしちゃってすっかり山男。とても楽しい事ばかりだったらしい。

「大変だったよ。ビバークしなきゃなんなくてさ。」なんて大変といいながら楽しかった事がよくわかる口ぶりだった。

ニコル氏は忙しいらしくいなかったようだったが、コンパス、ナタやのこぎり、ロープの使い方など習ってきたらしい。

お風呂は2日に一回だと蚋に刺されたとか、OO君がタバコが切れて辛そうだったとか。友達関係も良かったみたいでほっとした。

そんな長男が食事の時にこういった。

「あ、茶碗が新しくなってる。さてはお母さん、お父さんとケンカしてかんしゃく起こして割っただろ。」

すかさずまってましたといわんばかりににやにやしながら次男が言う。

「そうそう。ケンカしてたよ。」

ええ、図星です・・・・・。ママチャリ家出の次の日ですけど、またまたケンカしてワンワン泣いて食器を壊しまくりました。そのうえ破片で手切るわ、足切るわ。。。。馬鹿です。

でも次男が塾に行っているときだったからケンカの状況は見ていなかったはずなのに、ダンナともお互いそんなそぶりは見せてなかったのに。
ケンカしていたことはすっかりばればれ。


なんだか子どものほうが私より大人だったりするんだな。

長男、黒姫山へ

2008-05-20 16:04:47 | 長男のこと
早朝、長男は学校の実習で黒姫山へと旅立った。
まるでレンジャーのような制服に身を包み、大きなザックを書って山男の格好だ。この大雨の中「元気にいったよ」と車で送ったダンナが言っていた。

今日から5泊6日でニコル氏のもとで森林保護活動の実習がはじまる。

それなのに・・・・・・昨日はパニックだった。。。

ザックの中に必要なものは彼なりにそろえていた。が、肝心の黒姫山の地図がないと大騒ぎを始めたのである。

あったはずの場所に物がなくなる・・・・これは彼にとっては一番弱いところ。18歳にもなれば冷静に落ち着いて対処できるだろうと多くの方は思われるかもしれない。それが彼にはとても難しいことなのだ。

明らかに手伝ってくれるのを舞っているのがわかる。でも彼の成長を考えて手はかさずだまって初めは彼が探す様子をみていたのだった。

「あなたがいた場所をさがしてみなさいよ。こっちにはないよ。」
「ない!ない!ない!」「なんでなくなるんだぁ~!」「なんでいつもこうなるんだろう~!」

「いつも置いておくところを決めておきなさいって言ってたじゃない!」私もだんだんがまんができなくなってくる。

「バックパックの中に入れて持ち歩いていたんだ! だれかもっていかなかった?お父さんすてたんじゃないの?」

挙句の果てに大騒ぎになり、「うわ~!!」と頭をかきむしって頭を自分でボコボコ叩くのだ。ここで私もダンナもきれてしまった。

私は食器洗いの途中でお皿を一つ割ってしまい長男のもとへいき、探すのを手伝い始めた。

「もう一度確認の意味でザックの中のものをあらためよう。」
「うん、お母さん本当にごめんね」

考えや行動を共に考えようとするととたんにパニック状態だったのがスーッと治まるのである。

いつもは不良ぶってるのにこうなると小さな子供のようになってしまう。もう泣く寸前だった。

長男と2人して夜遅く探し回ったが、結局実習で使う地図はでてこなかった。
「減点されるかなぁ・・・・。」
「減点されたんなら、どこかで取り戻せばいいんだ。もしかしたら学校に落としたってことだって考えられるでしょ!」

次男はその様子を見て、「お前自分でやれよ。俺は出来るぞ!」と威張っているちょっと馬鹿にしているので、「そういう態度よくないよ!」というと「ごめんなさい。」

自分の部屋で何か知らしていた次男がまた私に話しかける、「お母さん、見てみて。」

私もイライラしながら「OOちゃん、ごめんね。今、お母さん、今見られないの!」

「フン!」と次男。次男は長男に付きっ切りになっている時、小さい頃から自分に注意を向けたがるのだ。

探すのをあきらめた頃次男の部屋を見ると部屋がきれいに片付いてある。「ああ、きれいにしたんだね。」というと「ちがうよ、アルバだよ。」そこにアルバがちょこんと座っていたのだった。

次男はいつまでも幼いなと思っていたが、私にとってアルバが癒しになっているのを知っているのでカッカしている私にアルバの姿をみせたかったのかもしれない。

それに私がカッカしていたのは長男のほかに理由がある。主人との価値観の違い。



あああ、疲れた。

先生方も、ニコル氏も発達障碍には理解があるとは思えない。
心配だけど、本人が一番不安なんだろうな。

「何かあったら電話しなよ。」といおうとしたら、
「お母さん、心配して電話かけてこないでよ。」だって・・・・。
少しずつ成長してるんだな。。。

「God Bless you! I pray for you! OK?」

「はい。」

そういって家をでたのだった。
今頃、長男は黒姫山で何をしてるんだろう。




卒業式2

2008-03-16 00:42:34 | 長男のこと
13日木曜日。
高校の卒業式があった。前日に引き続いての卒業式。そう、長男はフリースクールに週一回いきながら、この高校に3日通っていたのだった。

この高校にも感謝である。

この高校を知ったのはアメリカにいた時。
LDの子どもも受け入れてくれる高校が出来たと新聞で知った。でも本部校が北海道だったのと高校が出来る途中の話だったのでまさかこの高校に入るとおもっていなかった。

だが帰国していろいろ進学する学校をさがしていた時この学校を思い出したのである。そしてフリースクールの先生からもこの学校の名前が出ていた。ダンナ、フリースクールの先生と共に面談をしてこの学校がいいのではないかと感じた。そして
本人もそう望んで入学にいたったのである。

この高校は全国に学習センターがあり、通信制、単位制を取っている。ゼミ方式という形も長男にはあっていた。面白いことに担任は選択制。そして長男が入学した年からアメリカで特殊教育を学んだ方が来られた事で彼がアメリカで受けていた個人プログラムがそのまま生かされることになったのだ。

フリースクールの先生が「彼は出会いに恵まれています。」といっていたけれど本当に神様に感謝した。

そしてこの高校での3年間、いろいろな先生が関わってくださったがそれぞれの先生方が一人ひとりの生徒に愛と熱意をもって関わってくださった事がよくわかった。中学での嫌な思い出があるので私も先生という人に不信感を持っていたのは事実だったがそんなものは全部吹き飛ばされてしまった。どうしてこんなに一生懸命になれるの?というくらい。。。1人1人の先生がたがそうなのである。

長男が不安定な時いつも受け止めてくれた先生方。
学校らしくない学校がキャッチフレーズだが本当にそうだった。職員室はいつも解放されているような状態。長男はいろんな先生に話を聞いてもらっただろう。それに親の会では1人ではないという安心感があったし、ここでも家族のような心地よさを感じた。

担任の先生は長男に自分の携帯の電話番号まで教えてくださって長男の悩み事には24時間付き合うつもりでいてくださる。

これからの事も考慮していつでも連絡してくださいとまでいってくださった。

本当に教育というものを考えてくださる方々がここにいる。この先生方との出会いにも感謝、感謝、感謝。

そして出会わせてくれたのは長男。長男を通して学んだ事はたくさんある。だから君にも感謝してるよ。

そしてこの子を育てるのに大変な時も在るけれどこの子を私に託され、常に祝福をあたえてくれる神様に感謝だ。

さあ、4月から新たな一歩。どうなる?
でも見守るしかない。頑張れ、長男。



卒業式1

2008-03-15 23:57:36 | 長男のこと
12日水曜日、長男が5年間通ったフリースクールの卒業式があった。

本当に5年間、長男を見守ってくださった先生を始めスタッフの皆さんにはどう感謝の気持ちを伝えたらいいかわからないくらい感謝している。

このフリースクールとの出会いは本当に不思議なものだった。
帰国して半年もたたないうちに地元の中学ではやっていけない、このままではこの子がつぶされてしまうと思った。

様々な誤解、障碍のカミングアウトからいじめが始まり、状態は悪くなるばかり、障碍といっても目に見えない障碍だから先生方の理解がない。
あの頃の私はまさにモンスターペアレントだった。

「あなたのやってることは目の悪い人にめがねをかけさせないで綱渡りをさせてるようなものなんです!」などといきまいていたのだから。

ある日、長男の後姿を見ながらふとこう思った。
「親の私達はこの子より先にいつか死ぬだろう。守るにしても限りがある。この子に一番残していくべきもの、頼るべきものは何か。。。。それは信仰だ。」

長男は洗礼を受けていたから、キリスト教の学校を中心に転校を考えて調べ始め、時にメールで問い合わせもしてみた。そんな頃、ダンナがキリスト教誌に載っていたフリースクールを教えてくれたのだった。

こうしてであった方々だった。この学校のチャプレンは自閉症の子ども達と触れ合ったことがあり、音楽を通して青年伝道をしている人であった。

そしてここのスクールカウンセラーは長男のかかりつけの発達障碍の医師とも面識があり、このことだけでもびっくりしたのだがもっとびっくりしたのは顔から雰囲気から私にそっくりだった事だ。(いまだに血はつながっていないのか言われる。)

三浦綾子の夫、三浦光世さんに死んだ昔の恋人がそっくりで始めて会った時びっくりしたというエピソードがあるが本当にこんな事があるのだと私自身びっくりした。

彼女の存在は長男に安心を与え、5年間にわたってよき相談相手となってくれた。


卒業式では彼女の祈りで始まったが涙で声が詰まってしまっていた。
他にもこのフリースクールの母体である上野の森キリスト教会の早天礼拝で、生徒の一人ひとりの名前を挙げて祈ってくださった事を知った。

特に思春期の男の子である。性に関しても、今の乱れた世の中に染まらないよう指導してくださった。キャンプでも感じたことだがいつもここの先生方、スタッフの方、生徒の皆さん、みんなが家族のようだった。私も生徒さん達からOOママとよばれている。

卒業式後は先生方の持ち寄った手料理でともに食事をし、あれやこれやと昔の話でもりあがった。そんな中で長男を見ていたがこの学園に入ったばかりの頃とは別人のような長男がいた。仲間の中で笑いながら話をしている長男。入ったばかりの頃は人間不信で友達は要らないといっていたのだ。

だから卒業といってお別れという感じがない。
お互いに「これからも宜しくお願いします。」があいさつとなった。

本当に感謝である。


せっかくの・・・・いい男なのに・・・

2008-01-14 13:36:43 | 長男のこと
まったくもうぅ~~~~~。昨日の晩。

長男の奴!

ラッパー気取りで頭を丸刈りにしたのは許す!

今度はあいつ、眉毛をそりやがった~!


「お母さん、眉毛を整えたいからはさみ貸して」いうのでと眉用の小さいハサミをかしたのだが。。。。ハサミ難しいからやっぱりやめたというのでああ、あきらめたかとおもったのだよ。

「お母さん・・・こんなになっちゃった・・・。」

ひぇ~~~~!どこの組のやーさんかチンピラでしょうか?って顔になっていた。


ハサミではうまくいかないのでひげそり用のかみそりをつかったのだそうだ。

長男が言うには自分は不細工で太い眉が大嫌い。コンプレックスになっていたという。

そんなぁ~。
あ~たねぇ。

長男は親ばかをとおりこして鳶が鷹を生んだってくらいに本当にハンサムな良いお顔なのだ。

なのに~。ばかたれ~。せっかくの好青年のイメージが・・・・・。

以前書いたが長男は目が鋭いのでにらむとちょいわるの北村一輝みたいな顔になる。

まあしょうがない。と私が一段落したところでダンナが「なんだその顔は!情けない!」。それで言い合い。ダンナにはとことん反発する長男。でも今朝、弟に「あ~、お前、変な顔」といわれたのはこたえたらしい。

「眉毛なんてすぐのびるよ。でも絶対ピアスはいつかあけるよ。」

まだいっている。。。。。



その強面で、猫たちに向って「いい子でちゅね~」と話しかけている姿はちょっと怖いけど笑える。。。。


長男の進路決定

2007-11-04 15:07:58 | 長男のこと
長男の進路が決定した。

自然系の大学進学を目指していた彼だったが、夏休み前にもう一つの志望校の専門学校で行われた講演会にいったのだった。

そこでの話しと学校の環境、実習の多い内容が良かったらしい。でも一度は魅了された大学とどちらに進学するべきか非常に悩んでいた。夏の間は不安定な時期でもあった。秋に入って1学期の成績で推薦入試にすることが可能となった。さて、どちらにするといったら専門学校のほうが自分には会っているのではないかという。でも彼の中には以前あった大学の先生が自分と共通点が多く今の彼の希望となっていることは間違いないのでその大学を受験することがどうしても捨てがたかったようだ。

本当を言うと母としては彼の発達障碍に理解の在る人がいつもじゃなくても近くにいてくれるというのはとても心強かったし友人I君の言っていたその大学の校風も素敵だった。何しろ校内には樹木がいっぱい在る。長男には癒しの空間になるはずだ。

もしかして大学進学のハードルの高さ、プレッシャーに耐えられなかったのか?と思い、きいてみたがそうではないという。

漠然としていた目標についても今は国立公園のレンジャーか森林インストラクターに興味があるのだとはっきりとしてきた。そういう意味でもその専門学校のほうがいいのではないかと決めたのだそうだ。推薦入試書類を送り、2週間後入学決定の通知をもらった。確かに実習が多い事とインターンシップがある事は就職には有利かもしれない。でもそれも自分の実力しだいなのだ。進学についての不安はこれで消えたが長男は絶えず不安を作り出してしまうところが在る。今度はそこでうまくやっていけるかなぁと今から不安になっている。

でもありがたいことにお知り合いになった大学の先生も友人I君も、高校の担任も自分に出来る事ならと彼をバックアップしてくださるという。本当に恵まれた子だと思う。先生方やI君、そして多くの祈り手の皆さんには本当に感謝である。この場にて応援してくださった方々に厚く御礼申し上げます。

長男の詩

2007-07-18 16:11:56 | 長男のこと
久しぶりに気分がすっきりしているので昨日と今日と部屋、ベランダの片付けをしていた。

そうしたら懐かしいものが出てきた。

長男が現地校の4th gradeの時の文集である。その文集に長男の詩がのっていた。
これを初めて読んだとき泣けて泣けてしょうがなかった。

この年は2,000年、父が死んだ年であり、長男のパニックがひどい時、セラピストを変えた年、私も長男のパニックにうまく対応できずに多分つらく彼に当たっていた時であったと思う。

この詩を作った時、彼はなぜこんなにも穏やかで優しい気持ちになれたのか。「神様!助けて!」と叫んでいた一番つらいときだったのに。



「Mama」(原文のまま)


Nice, Warm, Beautiful,

Loving, Working, Caring.


She is like a flower.

That is my favorite.

I always give her my big love.


The kindest person in the universe.


I love you.



また、涙がでてきちゃったよ。







長男の誕生日

2007-01-04 21:54:07 | 長男のこと
今日は長男の誕生日、17歳になった。

最近ファッションに目覚めたらしく自分で一式買いそろえラッパーみたいな格好をしている。

高校の友達に「お前は坊主にしてピアスをしたら絶対カッコイイぞ!」といわれ本人もその気でいるらしくピアスをしてもよいかきいてくるので困る。絶対だめといっているが、まだ勝手に耳に穴を開けないだけいいかもね。

私にとってうれしい事はこうして話をまじえるお友達がいるということ。
小さい頃から一人遊びが好きだったし、学童期に入ってからは発達障碍から来る価値観のずれや、帰国子女としての異文化のずれ、また、いじめなどが原因でつい最近まで「友達なんか要らない、友情が一番大事とか言うやつが一番嫌い」などといっていた子だったのだ。そんな彼だからいつも一緒に行動する友だちではないけれど誰かの影響を受けるくらいの友だちがいるということはうれしい。

誕生日のプレゼントはなにがいいかな。
好きなものを買うようにお金がいいだろうかと考えていた。
が、しかし、彼には欲がない。お金はもらったはいいがほったらかしという事がほとんどだ。

さて、午後のウォーキングの時に何気なくリサイクルショップに立ち寄ってみた。キッチン小物や傘たてを目当てに行ったのだ。結局何もなく帰ろうとしたとき、あるものが目に入った。

品物は「日本の森」と題されたDVD10本セット、7000円。リサイクルショップにしては高いな。でも新しい。そして元々の価格は30、000円。

内容は日本全国、47都道府県の森の生き物や植物などの美しい映像。解説いり。

植物ずきの長男にぴったり!長男は海外の森には詳しいが日本の森はいまいちなので日本の森の知識を得ればまた自信に変わっていくかも。。。。

ええい!買ってしまえ!
そしてそれは長男へのプレゼントになった。


買って正解!
長男は今ご機嫌で見入っている。長男の場合、目から来る情報のほうが記憶に残りやすいのだ。美しい映像とやさしいチェロの音を主体とした音楽。これだけ入り込んでくれるといい買い物をした気になってくる。リサイクルショップも馬鹿にできないね。

ふらっと寄ったお店でこんなにいい買い物ができるなんてよかった。
神様、ありがとう。

いい顔で楽しそうにDVDを見ている長男。

お誕生日おめでとう!

生れてきてくれてありがとう!