風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

クリスマスに向けての選曲

2009-12-06 22:53:31 | 音楽
今日はアドヴェント第2週。アドヴェント(クリスマス・キリストの誕生を待ち望む期間)から礼拝でフルートによる賛美をさせていただいている。


アドヴェント第1週(11月27日):「聞け、荒れ野から」讃美歌21,237番

アドヴェント第2週(12月6日) :「みそらをはせゆくみつかいたちよ」讃美歌113番

アドヴェント第3週(12月13日):「まきびとひつじを」讃美歌103番

アドヴェント第4週(12月20日):「神の御子にますイエス」聖歌582番



4週目はいつも少し長めの3分間くらいの曲をといわれている。最初バッハのカンタータ(至高の善に賛美と栄光あれ)よりアリア「私のすべてを捧げてあなたをほめたたえます」を予定していた。だってこの題名は私の心そのものなのだから。

だが、やはりバッハは難しい。まだ曲が仕上がらない。練習を重ねてきたが今の状態ではとても神様にお捧げするような状態ではないのである。もちろん神様はどんな賛美でも喜んでくださると思う。でも礼拝には流れがある。私たちは賛美を通して神様に近づくわけだから、礼拝の流れを変えるような演奏はできないのだ。本番でイチかバチかのような気持ではとてもお捧げするような賛美はできない、そう思って今日4週目の曲を変更させていただいた。

「神の御子にますイエス」は「アニーロリー」として有名である。今回は教会音楽フルート独奏曲集から仁平弘幸氏編曲の楽譜で賛美させていただく。

他の聖歌・讃美歌もシンプルだが美しい曲ばかりだ。しかし、シンプルなメロディーこそ表現するのが難しいものだ。

神様に自分の持てる最高の賛美をささげたい。一つ一つの音に神様への感謝をこめてね。





フルート勉強会ー本当のチャレンジ

2009-09-05 21:50:15 | 音楽
今日は初めての紫園先生のお弟子さんたちとの勉強会。

場所は新宿ムラマツホール、こじんまりとしたサロンのようなホール。

ここのところ人前で演奏することから遠のいていたので、これは私にとって大きなチャレンジなのだ。

もう朝から緊張していて、お腹を壊してしまい、朝から便所クイーンになっていたわけで・・・・・不安は高まるばかり。以前のブログ記事にも書きましたが私は舞台が怖いのだ。

4時間をかけての勉強会。私たちユーオーディアアカデミーの生徒もいれば個人で先生に習っている人、ムラマツフルート教室の生徒もいる。今回参加は20人くらいでしたかね。

自己紹介、曲名、今回のチャレンジは何かを言った後に演奏しほかのフルーティストの感想、先生からの感想、アドヴァイスなどをうけた。

皆さんレベルが高い。。。。

姿勢、立ち方、技術、音色、表現の豊かさなど、とても勉強になりましたよ。この人うまいな~、この曲素敵だな~、私もあんな風に演奏したい、今度この曲にん挑戦したい、この技術を覚えたいとこれからの目的は増えていき、聴いているのがとても楽しい。その反面自分の時が怖いよ~。ってな感じで時間は過ぎていき。。。

自分の番。わたしのチャレンジの目的。「楽しく吹く」
曲はメンデルスゾーンの「歌の翼に」をシュテックメストが編曲した「歌の翼による幻想曲」。

本番にめちゃめちゃ弱い私。音も出なけりゃ、指も回らない。曲の途中で手や唇に震えがでてくる。そして不本意な結果に。だからいつも落ち込んでしまうのだ。
だからどんな結果でもいいから今日は楽しんで吹くことがチャレンジだったんだ。

でも今日は少しは落ち着いて吹けた。最後に震えが来てしまったんだけど…なんかなかなか結構楽しかったよ。その代わり楽譜通りにはふけなかったけどね。(頭の中真っ白)ということは今回のチャレンジは成功かな。

でもね、私のチャレンジは本当は他にあったんだ。

薬の誘惑。
パニック発作も起きてないから今は薬を減らしてもらっている。たまに差し込むような軽いめまいもあるのだ。それに鬱の診断を受けているけど社会不安障害もある。

社会不安障害なんて言うと「そういうのってだれでもあるけどそんな名前つけられちゃうんだ」って言われたからあまり言わないようにしている。今はイライラがつのったり、不安が高まる時のために頓服薬をだしてもらっている。

胃をギュっ手つかまれるような不安感。そういう時薬で楽になりたいと思う。でも飲んだら眠くなってしまうだろう。手の震え、唇(頭?)の震えがどこからきているのかはわからない。それがパニック障害なのか社会不安障害なのか。
薬を飲んだら多分少しは落ち着くだろう。でも舞台の上で不安でドキドキするのは舞台の上に立ったことがある人なら大なり小なり、みんなだれでもあるはずだ。

薬を飲むことは私にとって必要なことなのかもしれない。だけど逃げるみたいでいやだったのだ。薬を飲んだら曲がうまく吹けない言い訳になるような感じがした。今飲んだラこれからずっと薬に振り回されるような気がした。なんか変かな。

自分自身から逃げないこと。これが本当のチャレンジだった。



演奏後、先生が言ってくださった。「ドキドキしない演奏はね、つまらない演奏、かえってドキドキしていた演奏のほうがいい演奏になっているもの」だと。

どんな自分でも受け入れよう。失敗したって、みっともない自分分だっていいよね。だって神様は受け入れてくださってるんだもんね。







私の相棒が・・・・。

2009-08-01 21:47:37 | 音楽
とっても大事にしてたのに~。壊れて出ない音がある~。



私の大切な相棒、 ミヤザワウィンステージが壊れた。。。。。




フルートのレッスン日、先生宅に行く途中、ちょっとした不注意からケースごとひざ下の高さから落としてしまったのである。

その結果・・・・ソとファとミがでにくくなってしまったのだ!!!

あまりにひど音に愕然としてしまった。先生にみてもらったらキーが浮いているところがあるという。そのために指に力が入ってしまう。せっかく悪い癖がなおってきたのにまた元に戻ってしまいそう・・・・。

先生もそれを心配されてレッスンは早々に切り上げた。


早速フルート技師のSさんに連絡。もう2年もSさんの所に行ってない。もう私のこと忘れちゃったかと思ったのだが、感謝なことに覚えていてくださった。フルートの調整はいつもなら予約を取って渋谷のセルマーJapanに行くのだが、Sさんは月に2回しかそこに行かないので今回は直接工場にいくことになった。

次のレッスンまでになおればいいんだけど。。。。
それまで以前の相棒だったアメリカで購入したセルマーちゃんにお世話になろう。



フルートは精密にできてますからね。
ちょっとした衝撃にも弱い。
だから自転車のかごにさえ入れないのに。私としたことがぁ~!!!

笛吹きの皆さん、お気をつけあれ!!

先生のリサイタル

2009-07-19 21:20:02 | 音楽
土曜日、フルートの師である紫園香先生のリサイタルが東京文化会館小ホールであった。上野は旦那とよく美術鑑賞デートするところだけど、久しぶりの音楽コンサートとあってたのしみだったのだ。ピンクのバラの花束を携えて行きました。


プログラム

フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタロ短調BWV1030(J.S.Bach)


やっぱりバッハはいいな。耳になじみのある曲だがほかのソナタより私には難易度が高いと思う。先生の吹くときよい清水が流れているようなイメージが浮かぶ。



フルートとピアノのためのソナタ第2番「1楽章形式」(川崎優)

川崎優さんは紫園先生の恩師であられるということだ。フルートの低音、ピアノとの絶妙な掛け合い。これもまた難しそう。このコンサートの中で一番この曲がよかったな。演奏が終わって先生がお辞儀をし、手で客席後方の方に敬意を払った。川崎さんがいらっしゃったのだ。



フルートとクラリネット、ピアノのためのソナタ作品11(M.Emmanuel)


ユーオーディア主宰者でもあるクラリネット奏者の柳瀬洋先生がご一緒された。なんだかかわいらしい曲。ほかの楽器が入ると楽器同士が会話しているようで面白い。エマヌエルの作品は聞いたことがなかったがこれは素敵なソナタだった。


フルートとクラリネットのためのショーロ第2番(H.Villa-Lobos)


作曲者の代表作にブラジル風バッハがある。この曲は3か月くらい前にクラッシックスペシャルで聞いてすぐに虜になってしまった曲。その作曲者の曲だったからとても期待した。フルートとクラリネットの掛け合いが交互に主旋律から伴奏になったりとあっという間に終わった楽しい作品だった。


ソナタ イ長調(C.Franck)


この曲は大好き!元はバイオリンソナタ。これは依然ラジオでランパルの演奏を聞いて私も演奏してみたいと思ってわざわざ楽譜を取り寄せてもらったことがあった。その時の曲の編集者はランパルだったが先生もその楽譜をつかっていたのだろうか。

夢の中にいるようなメロディーの1楽章。情熱的な2楽章。神秘的な3楽章。4楽章は非常に明るく、美しい、希望に満ち溢れているようなメロディー。今のところ1,2楽章を吹いたことはあるが3,4は難しいな。 早くこの曲を全曲吹けるようになりたいな。


先生の演奏を聴いてただただすごいなと思うばかり。この人にフルートが習えることを神様に感謝した。

ディスコ・キッド

2009-05-24 21:56:10 | 音楽
今日の「題名のない音楽会」、吹奏楽曲のベストテンでした。

聞いていたら懐かしいなと思う曲がたくさん出てきました。実際私が演奏したことのある曲は数曲しかないのですが、その中の一番の思い出深い曲が「ディスコ・キッド」。

初めて曲に取り組んだのもこの曲ですし、なんたってこの曲でコンクールデビュー出したんですから。

中1の頃、念願かなって競争率の高いフルートパートにはいり、まったくの初心者だった私、やっと音階がふけるようになったときでした。急にピッコロ吹きを1年生の中からというので私がピッコロに。そして3年のピッコロの先輩が受験を理由に急遽引退。当然エレベーター式に私が夏のコンクールにもでることに・・・。

ええええ~!!!冗談でしょう!
そう思いましたよ。
でも冗談じゃなかったんです。大変な事になったんです。

この曲はしょっぱなからピッコロのソロがあるんです。その上最後の伸ばす音は結構高い音です。ビギナーの私にはやっと出るような音。
ひえぇぇぇ~!!!!ですよ。

ドラムが入るとすぐにピッコロの16部音符でのソロ
なかなかうまく入れず、それもいきなり16部音符の早いメロディーなんかうまくふけません。こんな日々がしばらく続き、先輩の中にはやっぱり苦々しく思っていた方も。。。。。(あのピッコロのソロなくなればいいのに・・・)そんな声も聞かれました。みんなコンクールでの上位受賞が目標ですからね。

それに中1でコンクールに出るのは私1人。他の同級生達との間にも溝が。。。。
とにかくピッコロのソロを間違えずに!と練習練習の日々。ちょっと辛かった中1の夏でした。

コンクール当日、舞台の袖でがたがた震えていました。
さあ、私達の中学の出番!
M先生の指揮が振り下ろされる!ドラムの音!ピッコロの出番!

指が自然と動いて・・・演奏できてる~!

みんな部員が一体となったいい演奏ができていたのです。
結果は銀賞。
みんないい顔をしていました。

このときのことは今でも忘れられません。銀賞とったってことより曲を満足がいくまで演奏できたことのほうがうれしかったんです。


テレビからウインドアンサンブルの方々が演奏するのを聞いて、もういてもたってもいられず楽器を組み立てて一緒に吹いてしまいました。

不思議ですね。あの頃の楽譜はまだ頭の中にちゃんとあるんですよ。今暗譜なんてなかなか出来ないけど中1の頃覚えた事は今楽譜がなくてもふけるものなんですよね。

なかなか良い曲でした。

The Heart Asks Pleasure First

2008-08-21 22:40:28 | 音楽
「のだめカンタービレ」の再放送を見ていたら急にピアノがひきたくなった。といってもキーボードなんだけどね。(あ~、アップライトのピアノがほしい~。

私は小学校4年から6年までピアノを習っていた。
のだめちゃんのようにピアノの先生にヒステリックに怒られたことがある。「何でこんな事ができないの!」とピアノの鍵盤をバンバン叩いて。。。
怒られるのは当たり前。へたくそな上、練習してないんだから。。。。

その後、泣きながら帰ったので、父が激怒し、電話をかけようとしたのを必死で止めようとしたのを覚えている。そんな事があってピアノからは遠のいてしまった。




ああ、話がそれてしまった。

そうそう、ひきたくなったのは映画「ピアノレッスン」(邦題)英語では「The Piano」のテーマになっていた曲「The Heart asks peasure first」。作曲はマイケル・ナイマン。
悲しげで情熱的で一回聴いただけで心が惹かれた曲だ。
何回かトライしたのだけど、「やっぱり難しいから辞めた」になってしまっていたのだ。

今日は弾くぞ、頑張って弾くぞとゆっくりゆっくり、右手パート、左手パートを何回も練習した。そしたら今日初めてつっかえながらでもゆっくりだったら弾けるようになった。「やればできるじゃん」やっぱり根気良く練習すればできるんだととしみじみ思う。


アメリカにいるとき、私に洗礼を授けてくださった牧師先生はピアノの上手な方だった。上手というよりプロ並み。だからこの曲を先生が弾いたら素敵だろうなと思ってお願いした事がある。牧師先生は練習してみるねと楽譜を持って帰ったのだが、しばらくたってから「パスピエさ~ん、なんていうか・・・私、この曲とても弾けない!」と帰してよこしたのだった。

もちろん牧師先生に弾けないはずはない。問題はこの曲が使われている映画の物語だった。

映画のあらすじ。
物語の主人公エイダ(ホーリー・ハンター)は結婚のため一人娘を連れてニュージーランドに渡る。エイダは口が利けない。エイダの感情を表現するものはピアノ。ピアノを弾いている時が彼女にとって一番幸せな時。

しかし、夫は彼女の気持ちがわからずピアノを引き取ることを拒否するばかりか、友人ベインズにピアノを上げてしまうのだ。ベインズはエイダがどれほどピアノがほしいかわかっているので自分の要求どおりにすればピアノレッスンのたびにピアノの1黒鍵ずつ返すという。エイダはその条件をのみ、いつしかセクシュアルな関係になっていく。

こんなあらすじが楽譜の見開きに書いてある。それを読んだのね。。。。
やっぱり牧師先生だもの、無理ないかも。。。。

でもこの曲。私には心の中の葛藤みたいなものを感じてすごく好きなんだな。
これは私の場合だけど、「キリストに倣いたいけれど、心はあらゆるこの世的な楽しみを求めてしまう。」みたいな感じの心の中の葛藤、戦い。そんな風に感じるものだから惹かれたのかもしれない。

また、ゆっくりゆっくり練習だ。
いつの日かエイダのように情熱的に弾けたらいいな。
そして弾いているうちに心の中が浄化してしまえばいい。

紫園香さんのコンサート

2008-04-20 00:33:56 | 音楽
クリスチャンフルート奏者の紫園香さんのコンサートに行ってきた。

場所先週賛美歌の授業を受けた三軒茶屋のナザレン教会地下1階に在るユーオーディアプレイズホール。

いつか紫園さんの音色を聞きたいと思っていたので今回のコンサートはとても楽しみにしていたのだ。帰りが遅くなるので家族には申し訳ないなと思いつつ、ダンナがまた夕食を担当してくれた。感謝である。

プログラム

ここも神のみくになれば          (讃美歌90番)

あなたも見ていたのか(君もそこにいたのか)(讃美歌2編177番)

鳥の歌                  (カタロニア民謡)

竹田の子守唄

ブエノスアイレスの冬           (アストール・ピアソラ)

アルビノーニのアダージョ

ピエ・イエズ               (フォーレ)

聖なる 聖なる 聖なるかな        (讃美歌66番)



久しぶりに心が震えるようなフルートの音色だった。

特に私の大好きなフォーレのピエ・イエズでは、賛美の前に紫苑さんがお証をしてくださった。昨年、天に召されたお父様は召される直前にイエス様を信じられた。そのときの顔が輝いて見えたのだそうだ。主の御手にとられるとはこういうことなのかと涙ながらに語っていらっしゃった。

紫園さんのお父様も癌であったそうだ。最後の闘病の一年は何も食べられずやせ細っていたそうだ。私の父も同じであった。父の場合はいろいろな病院を回って最後の病院で告知されてやはり同じような状態で3ヶ月で逝ってしまった。

お父様に福音を伝えた紫園さん。私は逆に父の死によってイエス様に引き寄せられた。

自分の価値観の全てであった父。天命と雅号を変えた父。きっと何か大きな存在を感じていたのだろう。父の死によって人が生きるということは何なのか、霊的な意味を考えるようになった。父の死によって長男のパニックが再発したこと。このときの私は何も頼るものがなかった。自分の心も長男のこともどうしたらいいかわからなかった。今までの全部が打ち崩された感じがした。

でもそれがきっかけで教会に行き家族全員が洗礼を受けられたことは大きな恵みだ。父は神様に用いられたのかもしれない。私達家族を救うために。(勝手な解釈はいけないけどね。)

フォーレのピエ・イエズはとても優しい曲。子守唄のよう。
紫園さんの思いと父への思いが重なって涙があふれてしまった。

ダンナがCD売ってたら買ってきていいよといってくれたので調子に乗って何枚も買ってしまった。だって通常より安かったんだもんね。(23日の誕生日のプレゼントでいいでしょ!)

紫園さんとお話がしたかったが他の方と話してらしたので出来なかったがまたユーオーディアの方々と交わりをすることが出来た。同じ賛美者として分かち合いができるのは本当にうれしい。

今、心がとっても満たされている。

私もペンテコステ礼拝ではフォーレのラシーヌ讃歌を賛美する予定だ。
主イエスに感謝の思いをこめて。




忠実な羊飼い

2007-12-29 00:18:16 | 音楽
クリスマス礼拝、キャンドルライトサービスも無事におわり、やっと落ち着いてきた。結局久しぶりに演奏することへの不安、緊張していただけみたい。まぁ、落ち込む原因も他にあったんだけどさ・・・。

礼拝後の祝会では証をしてからビバルディ作曲の「忠実な羊飼い」を演奏した。この曲にはちょっと思い入れがあって。。。

これはカテゴリーのキリスト教(証)の記事の中にもあるんだけど、私が困難に出会って神様の存在を信じられなくなっている時、聞いていたカーラジオから「あなたは今神様に絶望している人にあったら何といってあげますか?」「神様は忠実な(信頼できる)お方です。」という会話が聞こえてきてびっくりしたことがあった。

主イエスは良い羊飼いにたとえられる。
羊は弱く、パニック状態になると集団であちこちにげまわり、道をあやまり危険な場所にも行ってしまう生き物だ。それが人間にたとえられる。

私達人間は自分の願いや思い、ご利益がなければすぐに神様はいないと決め付ける。信徒でさえ困難にあうと神様にそっぽをむいてしまうのだ。
そんな自分勝手な私達人間に対して、神様はなんと忠実なんだろう。

それも私達の思い煩いを知ってくださる。そして苦しい事があるとしてもそれはなんらかの意味があったり脱出の道も備えてくださるのだ。いつも良い方向へ導いてくださる。


だからこそ神様に感謝してこの曲をいつも吹く。
祝会ではこのことをありがたいことに母の前で証できた。

続いてのパスピエファミリーで「君は愛されるため生まれた」
を讃美この曲にしたかったのはやっぱり心の病気の人が多くいるから。。。
命をたいせつにしてほしいと言うメッセージをぜひおくりたかったからだ。
「皆さんもご一緒に歌いましょう!」というと嬉しい事に会衆のみんなが声を合わせて讃美してくれた事だった。

不安だったけど主に祝福された一日だったのだ。ハレルヤ!


私信:ブログを読んで電話をかけてきてくれた高校時代の友達クラリネット吹きのTちゃん、電話ありがとう。話せて嬉しかったよ。

シャンソン・ラティーヌ

2007-01-11 15:07:13 | 音楽
今素敵な曲をきいている。
マイミク、ババ姫様ことシャンソン歌手のHAZZさんのCD。

う~~~ん、素敵!姫様のあま~い歌声。
全曲しびれる。まるでカフェにいる気分。

このCD聞いて特にご機嫌なのは私の大好きなアスト-ル・ピアゾラの曲が2曲もはいっていること!「チェタンゴチェ」「失われた小鳥達」

この2曲はピアゾラの曲とは知らなかったけどこのアルバムのおかげでまた一つピアゾラの世界がひろがった。「失われた小鳥達」はやさしく、さわやかで、時に力強く、希望がわいてくるような感じ。

切ない恋の歌、「愛のファンタジア」「愛に生きる」「アモールミオ」、軽快な「フラメンコロック」、しっとりと歌い上げた「心遥かに」「アヴァンヌ」。

「ラストダンスは私と」は大好き。歌詞がかわいくって。

また、最後の「喜びの奴隷」は松岡直也氏のピアノで聞いたことがあって大好きな曲なのだが、歌できくとこれがまたまたかっこいい!
歌のほうがかえっていいな。もう全曲姫様の歌声でうっとりさせられている。

最近、歌というものに勉強させられることが多い。
私はフルート吹きだから息使いが表現の重要なポイントになる。そういうところでは歌と共通する部分がある。だからブレス、アーティキュレーションががわからない時は必ずメロディーを歌ってから吹く事にしている。

でもフルートという楽器を通すのとそのまま発声することでは、歌って表現することのほうが難しいのではないかとおもう。

CDカバーの姫様の写真を見て、長男が「きれいな人だね!」といっていた。
ホントに姫様は素敵!

もう一回聞こうっと!!

弘法は筆を選ぶ?

2006-12-20 01:20:21 | 音楽
今日は久しぶりに渋谷へ行ってきた。

今日は中学時代に使っていた古いフルートの調整のためにフルート職人のSさんのところへ行った。Sさんのところへいくといい楽器がためしにふける。これも楽しみの一つ。今日は2つのフルートを試しに吹いてきた。2つともすばらしい楽器。持てば一生物といわれる総銀製のフルート。全然音の響きが違う。音質がとてもやわらかい。今使っているフルートと比べ物にならない音。やっぱりいいなぁ~もちろんお値段はえっというような値段。

そのときアメリカにいるときお世話になった牧師先生の言葉がよみがえってきた。

「パスピエさん、弘法は筆を選ぶのよ~。」

そのとき買ったばかりのフルートのことで、「メーカーやブランドにはこだわらないんです。弘法は筆をえらばずって言うじゃありませんか。」とあまり考えずに楽器を新しくしたことを報告した私に対して、ちょっと困り顔の牧師先生がこういったのだった。

アメリカにいる頃つどっていた教会は、牧師が音楽家だったからか不思議と信徒達も音楽家が多かった。ピアノの達人の牧師先生を筆頭に、バイオリン奏者、オーボエ奏者、クラリネット奏者、パイプオルガンなんか弾ける人がいたりして・・・。だから教会での賛美のお話になると牧師先生も熱が入る。あっけらかんとしている私に楽器はよくよく考えて買いなさいよとのアドヴァイスであった。

Sさんのところで総銀製のフルートを吹いてみてその音質と吹きやすさにびっくり。こんなにちがうものなのか!と。


Sさんは私の楽器を調整しながら「パスピエさん、今まで音作りに相当苦労されたんじゃないですか?」という。調整の時点で私のクセまで見抜いてしまうのだからSさんはすごいな。「いい楽器はもっと楽に音が出るものなんですよ」と前も言われた事がある。

2本のフルートをそれぞれ吹き比べる。どっちもいい音だなぁ。今使っている楽器も嫌じゃないけど(それはそれなりに軽くていい音!)やっぱり響きがちがう。こうなると演奏する楽しさは倍増する。時間がたつのも忘れて吹きまくり。

弘法は筆を選ぶのね~。納得。。。。