風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

息子の障碍

2009-11-17 22:25:03 | 発達障害・アスペルガー症候群
彼の障碍は目に見えない。

だから理解できない。理解されない。

彼が受けた診断。

アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障碍)、LD(学習障碍)。

軽度であるといわれると私は混乱する。

物事を分からせるために何度も何度も同じことを説明しなければならない。

彼には私が怒ることの意味がわからない。

言葉がきつくなる。時に手がでる。

弟がいう。兄を叱るとき愛情が感じられないと。事実愛情が持てないこともある。


時に私は混乱する。本当は私が神経質になりすぎて私がおかしいのだろうか。


障碍があるゆえにつらいのは本人。
それはわかっているけれどどうしようもないのだ。写真を撮るように物事を記憶してしまう。嫌なこと、つらいことも。時にそれがフラッシュバックする。

だからできるだけそんな思いはさせたくないと思う。そういう道は避けて通らせたい。

将来自立して幸せに暮らしていくために今できること、いつも手探りでさがしている。

でも時々、疲れる。不安になる。今の彼をみていると。周りの人とうまくやっていけるの?

今日、息子のカウンセリングの先生にあった。しばし、彼の今の問題と将来について話し合った。4年間息子を見てくれた先生は自立には時間がかかること、今までの学習も無駄にはならないと話して、最後にこう言ってくれた。

「彼はいい方向に行くと思いますよ。」

それだけだったけどほっとして涙がながれた。