徒然なるままに 平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

「鉄のサムライ 音楽ホールをつくる」(林隆男 著)を読んで

2009-07-22 | 読書
 紀尾井ホールで、第19回新日鉄音楽賞授賞式と受賞者による演奏と対談を聞いた翌日、みなと図書館で、この本を手にした。これまでこのホールで12回聞いた演奏。どんな経過でつくられたか興味を覚えて開いた。
 新日鉄所有のホール、運営にも携わっているとはいえ、ホールの設計や設立後の運営はすべて外部委託と思っていたが、どっこい、そうではなかった。
 鉄鋼マンが、これだけのホールをつくり、運営しているとは考えもできなかったこと。著者の林隆男氏も、都市開発事業部から指名で、事業企画に携わり、その後、新日鉄音楽財団の事務局にはいり、築きあげてきたという。クラシックから、予想もしなかった邦楽専用ホールの建設まで。
 新日鉄発足20周年記念事業として、新日鉄音楽賞の創設とともに始めたホール建設、1995年にオープン。
 構想段階から、オープニングまで、仕事に仕方そのものも、興味深いものがあった。

自然豊かな野川

小金井市東町の南側を流れる野川。 国分寺崖線のはけの道に沿って。