「中庭では少女が丸刈りの小さな子どもを抱いて、こちらを見ていました。十歳になる少女マリアムです。三歳になるシャボーナをかたときも離さずに抱いていました。マリアムは大きな爆発でショックを受けていました。」アメリカ軍の誤爆で家を破壊され、22歳の兄を失った少女は小学校に行けなくなっていました。
行けなくなった間、一所懸命に勉強していたマリアムを学校に行けるように、ユニセフの事務所に行き、学校に行き、校長に談判した人が、後藤健二さんです。
少女マリアムは学校に行って、勉強することができました。
「もしも学校に行けたら アフガニスタンの少女・マリアムの物語」(五嶋健二・著 汐文社・発行)
後藤さんは、いま、「イスラム国」で、人質にされています。...
一刻も早い解放を願っています。