徒然なるままに 平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

「パレートの誤算」を読んで

2020-06-28 | 読書

「パレートの誤算」柚月裕子

 冒頭、ジュラルミンケースに入った2500万円、市の社会福祉課で銀行が持ち込んだ札束を確認。

6月に生活保護費を窓口で支給する金額、ため息を漏らす新入りに口座振替はこの10倍と。

 新人2人が、生活保護費受給者を担当することになる。嫌がる二人が訪問を始める。

暴力団が生活保護費を食い物にする実態が浮き彫りされる一方、本当に生活に困った人たちを見る。

暴力団と医師が結託して、患者をつくり、ピンハネ。そこに福祉課の課長がつながっていく。

暴力団に殺されそうになった主人公「聡美」に、前任者の言葉「いつか、この仕事をしていてよかった、

と思えるときがくるよ。」が聞こえてくる。



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