徒然なるままに 平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

「東京人」4月号”クラシック音楽散歩”

2020-04-23 | 読書

買ったことのない雑誌を買って読んでいる。「東京人」4月号。この号のテーマは「クラシック音楽散歩」。散歩というだけあって、上野の奏楽堂から始まり、日比谷・丸の内・銀座・築地の街を歩く。築地鉄砲洲の外国人居留地にかつてあった西洋文化を象徴する学校なども紹介。

六本木、赤坂から初台、池袋を通って、紀尾井町、渋谷、王子、江戸川橋から川崎、青葉台へ飛んでいく。このなかで、青葉台のフィリアホールだけは足を運んだことがない。中央線では、カレンダーが埋まらないという心配がないという杉並公会堂。

 1900年に設立された関口教会にある東京カテドラル聖マリア大聖堂、小金井の宮地楽器ホールも「繊細な音も豊かに響くトップレベルを地元で堪能」と紹介している。

 指揮者やソリストも紹介しているが、西洋音楽のパイオニアとして幸田延・幸姉妹や森鴎外や夏目漱石の音楽とのかかわりについて触れている。山田和樹さんが、「日本の面白い作品をもっと聴いてください!」と話し、2016年にサントリーホールで演奏した柴田南雄さんの「追分節考」を語った。山田さんがカルタのように札をあげたり下げたりするとそれに合わせて演奏されるというパフォーマンスにびっくりしたことを思い出した。

 恩田陸、片山杜秀、林田直樹、大野和士の退団では、「官」と「民」は何ができるかとして、「あいちトリエンナーレ」の展示中止の問題や企業や政治家の理想的なサポートの方法、「日本人の演奏には哲学がない」との恩田さんの意見。まだ読んでいない「蜜蜂と遠雷」を読んでみたくなった。

 



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