徒然なるままに 平和と音楽を求めて

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ドイツにおける脱原発への取り組み

2012-07-07 | 震災・原発

「ドイツのエネルギー転換__未来のための共同事業」

 この表題を持つ報告書が昨年発表された。ドイツ連邦のメルケル首相の委託で、科学者、政治家、宗教者だけでなく、産業界の代表も委員会に入っている。これが「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」である。

 「連邦首相アンゲラ・メルケルによる委託により2011 年4 月4 日から5 月28 日まで設置ドイツ国内の原子力からのリスクを将来的に取り除くためには、脱原発が必要であり、また推奨される。脱原発は、リスクのより少ない代替手段があるので、可能である。また脱原発は、産業や経済レベルの競争力を損なうことのないように行わなければならない。

学術研究や技術発展や、また持続可能な経済のための新しいビジネスモデル展開へ向けて企業がイニシアチブをとることにより、ドイツでは、風力や太陽光熱、水力や地熱、バイオマス、またエネルギーの効率的利用や生産性の向上、気候保全に配慮した化石燃料の使用といったように、さまざまな代替手段が利用可能である。また人々が自然を尊重し、万物の基盤をなすものとして保護し、ライフスタイルを変えていくことよっても、エネルギーの節約を手助けすることができる。」

このような書き出しで始まる報告、自然エネルギー技術の現段階として、風力(陸上・洋上・高度上空、太陽(光・熱)、長期蓄熱、バイオマス、省エネなど分析、地域循環から、新しい産業構造の創出を含め、原発をやめて、自然エネルギーや省エネなどで対応可能と結論を導きだしている。

日本語訳は以下のサイトで入手できる。

http://www.jabes1993.org/kigyo_archive/EthicsCommission_full_translation.pdf#search='ドイツ 倫理委員会報告'

雑誌「経済」8月号で、大友詔雄氏が「原資料技術の根本問題と自然エネルギーの可能性(下)」で紹介している。

 

 



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