10月1日の午後、上野の東京芸大奏楽堂で、モーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」。
これまで、浮気をする?しない?で、恋人を試すために、互いに、取り替えてアタックするという、どうでもよいようなオペラとの思いで、避けていたが、合唱指揮を千葉芳裕さんが行っているというので、急遽、チケットを予約して出かけた。
会場入り口では、バリトンの福島明也さんが、みなさんを出迎え、藝大オペラプロジェクト実行委員長とのこと。
オーケストラは、高関健さんの指揮。
フィオルディリージ(ソプラノ)の竹下裕美さん、ドラベッラ(メゾ・ソプラノ)の加藤のぞみさん、グリエルモ(バス)の杉浦隆大さん、フェランド(テノール)の加藤京介さん、ドン・アルフォンソ(バス)の萩原潤さん デスピーナ(ソプラノ)の平尾悠さん、みなさん、すばらしい歌でした。
竹下さんは、11月の静岡国際オペラコンクール出場という。
プログラム解説で、モーツァルトの思いを楽譜から推測、「浮気を表面的に描くのではなく、ずっと深い心の動きを実に細やかに丁寧に音楽化した。」と。そこまでは、聴いていて読み取れないが、なんなく感じた演奏と演技だった。