古代から19世紀までのキリスト教音楽の歴史を概観した本。
「ナザレの人イエスを旧約聖書のメシアどぁると信じたユダヤ人の教団がまず成立した。・・・・ユダヤ人キリスト教徒はまだキリスト教音楽と言うべきものを持たなかった。」と書き始めている。
「グレゴリウス旋律が、・・・神秘的に聞こえるのは、それが近世の長い、短い音階組織によっていないからである。」----に、なるほど。
第3章の宗教改革の時代の各国の教会音楽も面白い。フランスのジョスカン・デプレ、ルターの宗教改革。
途中で、本の返却期限、また次の機会に。
「キリスト教音楽の歴史」 辻荘一 著
発行:日本基督教団出版局
千代田図書館 所蔵