おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

基本の回転は、使うのが基本

2022年11月25日 | 重力奏法

私は大人の生徒さんが比較的多いです。生徒さんの半分は大人の方です。
楽器店で教えていることもあり、女性6割、男性4割。

大人の生徒さんは長く続けられる方が多く、半分くらいの方は15年以上続けて下さっています。


さて、腕(手首)の回転を使うのはピアノ演奏では基本です。と、私は考えています。


この回転、手が固いかと思われる男性の方が比較的慣れるのが速いです。
ただ、根本的にピアノの弾き方を勘違いされている、というより、若かりし頃にそのように習ってしまった年配の方は、できるようにはなりません。


女性陣は、なぜか苦戦気味。
結構弾けて、のみ込みが良い方でも、曲によってとか作曲家によって違うのかと思われているようで、曲が変わる度にまた同じことをやることになります。


生徒さんが弾いている曲の中で方向を伝えても、言われたところはわかるけれど、他の所は自分ではできないになるので、わからなくなったらこれを弾いて下さいと、Paula Dreyerさんのこちらの曲を渡しておくことにしました。

これまで説明するだけで大丈夫だろうと思って来ましたが、実際に曲が目の前にあった方が皆さんわかるようなので。




これはあくまで基本なので、曲の中では細かな音型でいちいち回転させることはしないとか、時には振り子の動きで上行下行とも弾くということも出てきます。

しかし、基本がわかっていれば使い分けができます。
生徒さんの自立は、シンプルな基本が身に付いてこそです。

音楽のことだけでレッスンが出来る日を、私は待ち焦がれています。

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手首の呼吸

2022年11月23日 | 重力奏法

ピアノは手首で呼吸をします。実際に息を吸う時はもちろんありますが、手首だけということも結構あると思います。


手首でしっかりと呼吸をすると、音楽が大きくなり深みが増します。
伝わる感情の強さが数倍膨らみます。これがあるだけで音楽が生きます。


ノンレガートでレッスンを始めると、この事が身に付きやすくなります。

大人の方で、鍵盤から離れると場所がわからなくなると仰って、無呼吸で弾かれる方が少なくありません。

それは音楽にとっては間違いです。
ミスタッチを恐れていらっしゃるのだと思いますが、つまらない演奏でミスタッチがないものと、ミスタッチがあったとしても音楽が伝わるものでは、後者の方がずっと意味があります。

音楽の本質がどこにあるかです。




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腕の回転

2022年11月22日 | 重力奏法

4年前にご紹介したことがあるのですが(このようなもの見つけました A.Woronickiさん - おとのくに♪♪)、こちらの方の動画は参考になります。

ピアノを弾く時の身体の使い方を色々と教えて下さっています。
また、練習方法も細かく教えて下さっています。



4Lateral circulation of the arms(腕の横方向への循環)の動きは基本かと思います。

これがわかっているのとそうではないのでは、弾きやすさが全く違います。音の鳴り方も違います。

これが何故か生徒さんによってはなかなか身に付かず、もう言うのはやめようと決意しても、弾きにくそうにしていると言ってしまう、ということの繰り返し。

5の指に向かう時と、1の指に向かう時は動かし方が異なるだけなのですが・・
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基本の回転

2022年11月21日 | 重力奏法

人間の腕は、外側、内側のどちらに回す方が楽でしょうか。


ピアノは全身運動でもあり、特に腕と手首はとても大事な働きをします。

そして指は親指を内側に左右対称についています。


腕の動きを止めて、指だけでピアノを弾く弾き方はありません。

音を点で捉えてしまう人が多いのですが、音と音の間の意識があると指だけで弾くということは起きません。


ピアノを弾く時に覚えておくと良い、腕(手首)の回転方向。
逆になるとピアノの音は濁ります。全くないとピアノの音は固く素っ気なくなります。


基本の回転を習得するのに便利なものがあります。

Paula DreyerさんのLittle Gems for PianoにあるDream wavesという曲。



反進行なので、両手が同じ動き、同じ指使いです。
しかもゼクエンツになっているので、音が変化してもやることは同じです。

曲になると、音型からどちらに当てはまるかわからなくなる生徒さんがいるので、このようなシンプルなもので基本の回転を身に付けてもらうのも良いかもしれません。

基本がわかれば、そうではないパターンにも対応できるようになると思います。
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指揮で引っ張る

2022年08月22日 | 重力奏法

きっと、こちらの先生の動画をご覧になっているピアノ講師さんは多いのではないでしょうか。

私も、ちょくちょく拝見させて頂いております。


褒め上手だけれども、本当に良かった時にちゃんと褒めていらっしゃる。
生徒さんを決して追い詰めない。
教える内容も、生徒さんへの言葉も素晴らしい先生だと思います。

こちらの先生、指揮者でもあるようで、レッスンを拝見していると、このような技術を持っていると生徒さんを引っ張っていけるな、と羨ましく思います。


大昔に、声楽の岸本力先生のお弟子さんの伴奏をしたことがあるのですが、レッスンの時に長い腕を広げられて指揮をして下さり、なんだか釣られてとても弾きやすかった記憶があります。

とても素敵な歌声でロシア音楽がお得意だったと思います。


こちらの動画の長島先生、身体の使い方もよく仰っていて、音が固くなると必ず指摘されます。
日本的な正確で生真面目で、粒を揃えて、等という演奏と対極の所にいらっしゃる感じで、日本のちょっと疑問に思う価値観に風穴を開けて下さることを期待しています。


私がレッスンをしている生徒さんは、このような所までの到達は難しくとも、自分たちが弾ける曲を、押さえつけない伸びのある音で、曲に込められた感情、心情、情景を表現し、更にピアノで幸せな気持ちになってもらえたら、それが私にとっても幸せなことです。



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整地

2022年07月30日 | 重力奏法

こちらの声楽家の方のお話、参考になります。

声を育てるには、最初に整地が必要。

これをしておかないと、あとから色々と問題が発生するようで、
声楽では半年から1年位かけて「あ」の母音でこれをするのが一番良いと。

整地をせず、すぐに種を蒔くことから始めてしまうことが多い。
歌を習いに来る人に、最初の1年位は母音だけでやりましょうと言っても、
なかなか受け入れられない人も多い。

9分過ぎにも、フムフム、ピアノでも同じ現象が起きているな、と拝見しました。


私の仕事は、整地屋かと思うような日々。
これが出来ていないと、根本的な解決はできないので、それを続けています。

悩みは、70代の大人の生徒さんたち。
ショパンやリストの大きな曲になると、整地が出来ていないとどうにもならない・・

どうやったら弾けるのかレッスンで毎回伝えているつもりですが、伝わらない・・

理屈ではそう、と言われたりして、
いや、理屈じゃないんだけど、と思ってもそれ以上はもう言えません。


ご本人たちが、何かおかしい、どうしたら良いのか、
と気付いていらしても、根本の原因を取り違えていらっしゃることを理解して頂くことは、
もう無理だろうと思い始めています。

昔の日本の奏法は、趣味で難しい曲を弾くには無理だと思います。
毎日10時間くらい練習をして、腱鞘炎になるようなことまでしないと無理です。

そして、そんなに頑張ったとしても、それは全く正しい奏法ではない、ということ。


もうこれ以上はどうやってもできない、とわかっていて
その姿を見るのは辛いものです。

対処療法も出し尽くしました。


やり直すなら、整地するところから始めないと。

趣味でも、老後の楽しみとしてピアノを弾き続けられるように、
生徒さんにはそうなってほしい、と思います。




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スタンダードになったら良いな

2022年07月08日 | 重力奏法

今は、私にとっては当たり前のことになった
ノンレガートから入る導入法。

以前は、どのように音を作り出すかは、
ソナチネに進まないと出来ない、と考えていました。

とにかくそこまで進んでくれれば、
レッスンが始められる。


そう考えていたように思います。

それまでは、音が読めるようになってくれれば良い。
初級は音が読めるようになる期間。

そう捉えていたように思います。


しかし、今は違います。
習い始めから、音楽になる音にすることを
教えることが出来ると知りました。
それがあるから、表現について早い段階で
取り組めるようにもなりました。

それは子供の生徒さん、大人の生徒さん、
趣味、専門に関係なく、全ての生徒さんに可能であること。


こう書くと、
口の上手い詐欺師のような気分になりますが、
事実です。

もちろん個人差はあります。
習得のスピードはそれぞれですし、
お子さんの場合は身体の成長と心の成長も関係します。


私の周りでも、ほんの4年位前までとは
ピアノ指導法が変わった先生が増えたと思いますが、

それでも今も思います。

もっと多くの先生がこのことを知り、
これがスタンダードになったら
ピアノを長く楽しめる人が増えるのに、と。



ただし、教える側に根気が要ります。

でも、ピアノを弾く人の根気は筋金入りなので
きっと、大丈夫。




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歴史の跡

2022年03月09日 | 重力奏法

今、予想だにしていなかったことが
ウクライナとロシアの間に起きています。

私は、ピアノメソッドを通して
この2つの国の芸術性の高さを知り、
感銘を受けてきました。

そして、ロシアンメソッドと
日本では呼ばれているそれは、
ウクライナ人が中心となり創り上げたものであることも
知りました。

日本で長く教えられてきたものと奏法的に随分と異なり、
なぜ日本では、このようなことになってしまったのだろう、
と思っていました。

今回、現在起こっている惨状を
画面越しにではありますが見て、
日本は東欧のものを排除してきた歴史がある、
と気付きました。

逆に日本が共に戦ったドイツのものは受け入れた。
負けたアメリカのものも受け入れた。


そんな歴史的な背景の存在を、今頃実感しています。

真実はここにあってはいけないのに。



ブログを始めて、今日は3650日目。
正体不明の人物が書いているにも関わらず、
いつの間にかたくさんの方に読んでいただけておりますこと、
感謝申し上げます。



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インドの話

2021年09月15日 | 重力奏法
インド好きな音楽ライター、
高坂はる香さん

彼女の記事は面白いので
とても好きです。

先程、久し振りに
「ピアノの惑星」を拝見しましたら、
インドの「ロシアン・ピアノ・スタジオ」の
記事を見つけました。


インドでは、生徒さんは全員、
電子ピアノで練習をしているとか。

このスタジオで教えているのは、
モスクワ音楽院で10年間、勉強された先生です。

電子ピアノで練習すること
これはインドという国の限界だと。

普段からアコースティックピアノで練習できていれば、みんなもっと良いピアニストになっていると思いますが、これについては限界です。

と、話されています。


ロシアで得た最も大きなことは?に、

奏でる全ての音に魂がなくてはいけないという感覚です。


動画を見ると独特の奏法なのですが、
それはロシアの奏法にインスパイアされていますが
基本的に関係ないと。


興味深かったのが、
特別なメソッドをインドの他の先生方に
レクチャーしないのか、という質問に

しません。多くのインドのピアノ教師たちは、100年前のブリティッシュ・スタイルで今も教えています。そういう方々と、私は戦っています。

(なにやら、我が身にも覚えがあるような・・)


この奏法の録画を、高坂さんが
アレクサンダー・テクニークの古屋先生に
見て頂いたところ、

身体の故障の可能性は否定できないながら、大きな動きにより脳に指使いなどを覚えさせることに役立っているのではないか、と。


詳しくは、こちらでお読みいただけます。
http://www.piano-planet.com/?p=3215

[新連載]インドのモノ差し 第1回|インドの衝撃—— 1、2年でヴィルトゥオーゾに!?「ロシアン・ピアノ・スタジオ」の指導法


この国の限界、
と話されていたインドの先生。

日本でも
別の意味で、限界と
考えた方が良い場合が
あるように思います。

が、こちらのインドの先生の素晴らしさは
学ぶことによって人間として大きく成長できる、
私の生徒はピアノを通して人生を奏でている。

と、お話しされていることです。
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気付けば進みが速い

2021年09月06日 | 重力奏法
「Die Russishe Klavier Schule Band1」に進んだ生徒さんたち。

12人います。

いつの間にか、こんなことになっていました。

その内、不思議な音の国下巻から進んだ生徒さんは、
10人です。


Die Russishe Klavier Schule Band1を
全曲弾くことはしておりませんが、
弾いてほしい曲を選んで進めると、
大体1年半かかるようです。


1曲、2~3回で終わり、
他の本から少し長めの曲を渡したり、
軽めの曲を渡したりして進めています。


残り3分の1くらいになりましたら、
中級の曲も他の本から渡しています。


不思議の教本を使わずに
Die Russische~に進んだ生徒さんにとっては、
アーティキュレーションの細かさは手強いようです。


これまで、小学4年生までには
ブルグミュラー25の練習曲には
進んでほしいと考えてきましたが、
現実はそうはいかないことの方が多かったです。


しかし、ロシアンピアノスクールの導入法に変えて、
その願いは実現可能になってきました。


小学3年で進むことができた生徒さん、
たぶん3年生の内に進めるであろう生徒さん。


途中でこのメソッドに変えて持ち直し、
もうすぐブルグミュラーへ進む高学年の生徒さんたち。



ブルグミュラー25の練習曲は、
必須とは考えておりませんが、
相変わらずこの教本を使う先生は多く、
子供たちの目標のひとつにはなっています。


どこまで進んだかが、
「不思議な音の国」「Die Russische klavier Schule」では
わからなかっただろうと思い、
子供たちに対し申し訳ない気持ちでいるので、
ここは外せないな、と思っております。


私自身はこの教本を全曲は弾いておりません。
それで構わないと考えていますので、
必要なものを弾いてもらったら先に進みます。
レッスンで習っていなくとも、
いつか一人で弾いて遊べるようになります。


ここまで来ると、楽しみな曲がたくさん待っていますので、
生徒さんたちに紹介するのが待ち遠しいです。


こんな気持ちが再び持てたこと、
導入法を変えただけで、全く違う世界が待っていました。


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ピアノの椅子

2021年05月01日 | 重力奏法
今日、レッスンでスタッフの方から「この椅子試しに使ってみません?」と言われて使ったのがこちらの椅子。



イタリアのDISCACCIATI社の椅子だそうです。810ERGO

レバーで高さを調整するイスです。前に傾斜しているのが特徴です。
子供は体重が軽いので高さ調整は手伝う必要がありますが、大人の方には好評でした。

背中が伸びる、座り心地が良いと言っていました。

私も座って弾いてみました。

これまでレバーで調整する椅子はレンタルスタジオでお目にかかっていたのですが、演奏していると上下にわずかに動き、腰が痛くなっておりました。
しかし、音が柔らかくなり、椅子で変わるものだなと思っておりました。

この椅子は傾斜もしていますし、腰に来るかなと思いましたが意外にも大丈夫でした。
しっかりと座れて、重心を移動させてもピタッと安定します。

何より良いと思ったのは、身体が安定するためか、ピアノの音色が変えやすいことです。

いつも使っているレッスン室のピアノがこんなに音が変えられるとは思いませんでした。
そして、こんなに自分は音を変えることができたのかと、ちょっと自画自賛。

ピアノは椅子によっても音が変わる、と今回よくわかりました。

お値段は、¥66000(税込み)だそうです。

安くない・・
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調律師さん視点による鍵盤の底

2021年04月08日 | 重力奏法
ピアノの鍵盤は1cm位しか下がりません。

私もよく生徒さんに、「鍵盤は1cm位しか下がらない」けど「腕の力を抜いて下ろすともっと下がる感じがする、深く弾ける」と付け加えます。

今回の調律師さんのお話はそのようなことではなく、鍵盤のどこで弾くかによって1cmではなくなるという話です。

それによって音色が変わるわけですが、以前は私は鍵盤の端で生徒さんに弾いてもらっていました。その方が音がこもらずに鳴るからです。

ただ、重さは載りにくくなります。音色も単調になります。
あまり複雑なことはできなくとも構わないと考えていたところがあったので、それで良いと思っていました。

しかし、メソッドを変えてこの考えは捨てました。

数日前に、3週間前からレッスンを始めた5歳の生徒さんのお母様に「鍵盤のどこで弾けばよいのですか?」と訊かれました。

良い質問です。

あまりこのことを質問されることがなく、記憶にあるものでもこれが3回目のように思います。
いずれも外国の方だったように思います。

今は鍵盤の真ん中と教えています。

その内、黒鍵のそばで弾かなければいけない時が出てきますし、鍵盤の端の方が良い時も出てきます。

音色を変える技を少しでも多く持っていた方がお得です。

こちらの調律師さんのお話で、知っておけば良いというだけの話と言う前置きで「ピアノが大きくなればなるほど鍵盤の奥と手前のタッチの差が少なくなり弾きやすくなります」と。

言われてみればそうです。コントロールしやすくなります。

魅力のある演奏をされるピアニストさんの話を最後にされています。

是非、ご覧ください!

鍵盤の底を意識するの先の”先”【ピアニストを目指す人向け】~調律師によるガチの構造説明シリーズ②~
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調律師さん視点によるセンス

2021年04月07日 | 重力奏法
マレットのバチの部分にあたるのがピアノでは「シャンク」

その動きを指先で感じ取れる人が、豊かな音色、飛ぶ音、割れない音を生み出すのではと、お話しされています。それがセンスだと。

鍵盤に触れてから弾く。

この意味は調律師さん視点から見ると「シャンク」のしなりを感じること。

鍵盤の底までの約1センチは、「唯一平等に与えられた音楽表現をするための距離」と表現されています。

唯一平等・・

厳しい・・

「弾くセンス」を構造視点で言語化!【ピアニストを目指す人向け】~調律師によるガチの構造説明シリーズ③~
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調律師さん視点による音色の仕組み

2021年04月06日 | 重力奏法
オーストリア在住の調律師さんが、ピアノ構造視点で音色についてお話されています。

メーカーによって出したい倍音と出したくない倍音があるお話、ハンマーの弦を叩く位置が変わることで音色が変化するお話など興味深いです。

打鍵の方向や手首の高さなど、演奏する時に考えていたことが、ハンマーが弦を叩く位置を変えていたことであると知りました。

アコースティックピアノが脳に良いとも言われているのは、このような細かな音色の変化を弾き方によって変えられるからかと思いました。

どうすればその音楽に合うか、その部分に相応しいか。
それを弾いている間、ずっと考え、聴き続けます。

脳のためにピアノを弾いているのではありませんが、アコースティックピアノが自然に脳を働かせてくれていたのだと思いました。


”音色が変わるとき”【ピアニストを目指す人向け】~調律師によるガチの構造説明シリーズ5回目~
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聞き覚えのある曲が・・

2021年04月02日 | 重力奏法
随分小さな生徒さんのレッスンをされていると見ておりましたら、聞き覚えのある曲が聞こえてきました。

「はじめの一歩1」をお使いの先生でしたら、絶対にご存知です。

2歳の生徒さんなのでしょうか?

1本指で歌詞や音名で歌いながら弾く、聴いて音が分かるように音感を付けていく、ト音記号を読めるようにする。

このようなことをされています。

弾き方は上から自然に弾いています。

Начальное обучение музыке детей младше 2-х лет по методике Н.С.Лемешкиной (старая версия ролика)


こちらはさらに小さい時の様子
Вместе с обезьянкой учим ноту "ЛЯ". Ярослава. Возраст 1 год 11 месяцев.

ぬいぐるみ活躍してます。レゴで階段を作れば良いのか!と今頃気付きました・・

こちらは3歳でしょうか。
Ярослава Лемешкина, 3 года. 12 упражнений на каждый день. Упражнение №9.

もう手首が使えています。

Урок музыки с игрушками. Ярослава. Возраст 1 год 6 месяцев.

オー、1歳6か月!


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