2016年6月13日(月)浜離宮朝日ホールでマスレエフを聴いてきました。
プログラムは
J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
シューマン:ピアノソナタ第2番 ト短調 Op.22
シューベルト/リスト:水に寄せて歌う Op.72
リスト:超絶技巧練習曲集第8番「狩」
チャイコフスキー:18の小品 Op.72より 「悲しい歌」 「5拍子のワルツ」 「少しショパン風に」 「踊りの情景、トレパークへの誘い」
メトネル:「忘れられた調べ」第1集 Op.38より 第1番「追憶のソナタ」イ短調
サン=サーンス/リスト/ホロヴィッツ:「死の舞踏」
マスレエフは2015年のチャイコフスキーコンクールの優勝者です。
1988年生まれ、ロシア出身。
私はコンクールに疎い人間で、昨年チャイコフスキーコンクールが開催されていたことも知らずにいました。
今年に入ってyoutubeでチャイコフスキーコンクール2015なるものを見つけて見ていましたら、
このマスレエフのJ.S.バッハの平均律Ⅰ Cis-durの演奏に惹かれてしまいました。
柔らかい音、優しく歌う音楽、音色の多彩さ。
バッハをこんな風に弾いてくれるなんてと嬉しい気持ちになりました。
そして他の演奏も色々と聴き、チャイコフスキーコンクールではありませんが
モーツァルト No.20 Kv.466 d-mollを発見し、さらに嬉しくなりすっかりファンになってしまいました。
その後、チャイコフスキーコンクールの第1ラウンドからファイナルまでコンテスタントたちの演奏が全て聴ける「THE ⅩⅤ INTERNATIONAL TYAIKOVSKY COMPETITION medici.tv」なるものを発見し、マスレエフの演奏は全て聴かせてもらいました。
第2ラウンドのd-mollのモーツァルトのコンチェルト、ファイナルのプロコフィエフの3番のコンチェルトは何度聴いたかわかりません。
そのマスレエフを生で聴いてきたのです。
(実は前週に行われたバッハの1番のコンチェルトも聴きました)
音はやはり素晴らしく、どんなに複雑なところでも曖昧さがありません。
時折、ゾクッとする音に鳥肌が立ちました。
クリアな粒立ちの音と優しい温かな音、オーケストラのような多彩な音。すべてが音楽のためにある音です。
多彩なのにスッキリしてゴテゴテしていません。
そして、マスレエフのまっすぐな気持ちは音楽の奥深いところまで聴衆をどんどん引き込んでいきます。
素朴さと素直さを持ちながらも意思の強さを感じさせ、抒情性はもちろん、人間の奥深くにある悲しみや孤独を飾り気のない心からの音でそっと奏でられるとジワ~ときてしまいます。
オケとはアンサンブルが上手く、音自体がオケに溶け込んでソリストとして演奏している感覚がご本人にはないのではと思わせます。
みんなで音楽を奏でていると感じさせます。
室内楽も聴きたいです。
また来日して下さることを願っています。
マスレエフの先生はモスクワ音楽院のミハイル・ペトゥホフです。ペトゥホフの先生はタチアナ・ニコライエワです。
こちらはProf.ペトゥホフ&マスレエフ。 かわいらしいです。
https://new.vk.com/club102525414?z=photo-102525414_383678873%2Falbum-102525414_221108784
プログラムは
J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
シューマン:ピアノソナタ第2番 ト短調 Op.22
シューベルト/リスト:水に寄せて歌う Op.72
リスト:超絶技巧練習曲集第8番「狩」
チャイコフスキー:18の小品 Op.72より 「悲しい歌」 「5拍子のワルツ」 「少しショパン風に」 「踊りの情景、トレパークへの誘い」
メトネル:「忘れられた調べ」第1集 Op.38より 第1番「追憶のソナタ」イ短調
サン=サーンス/リスト/ホロヴィッツ:「死の舞踏」
マスレエフは2015年のチャイコフスキーコンクールの優勝者です。
1988年生まれ、ロシア出身。
私はコンクールに疎い人間で、昨年チャイコフスキーコンクールが開催されていたことも知らずにいました。
今年に入ってyoutubeでチャイコフスキーコンクール2015なるものを見つけて見ていましたら、
このマスレエフのJ.S.バッハの平均律Ⅰ Cis-durの演奏に惹かれてしまいました。
柔らかい音、優しく歌う音楽、音色の多彩さ。
バッハをこんな風に弾いてくれるなんてと嬉しい気持ちになりました。
そして他の演奏も色々と聴き、チャイコフスキーコンクールではありませんが
モーツァルト No.20 Kv.466 d-mollを発見し、さらに嬉しくなりすっかりファンになってしまいました。
その後、チャイコフスキーコンクールの第1ラウンドからファイナルまでコンテスタントたちの演奏が全て聴ける「THE ⅩⅤ INTERNATIONAL TYAIKOVSKY COMPETITION medici.tv」なるものを発見し、マスレエフの演奏は全て聴かせてもらいました。
第2ラウンドのd-mollのモーツァルトのコンチェルト、ファイナルのプロコフィエフの3番のコンチェルトは何度聴いたかわかりません。
そのマスレエフを生で聴いてきたのです。
(実は前週に行われたバッハの1番のコンチェルトも聴きました)
音はやはり素晴らしく、どんなに複雑なところでも曖昧さがありません。
時折、ゾクッとする音に鳥肌が立ちました。
クリアな粒立ちの音と優しい温かな音、オーケストラのような多彩な音。すべてが音楽のためにある音です。
多彩なのにスッキリしてゴテゴテしていません。
そして、マスレエフのまっすぐな気持ちは音楽の奥深いところまで聴衆をどんどん引き込んでいきます。
素朴さと素直さを持ちながらも意思の強さを感じさせ、抒情性はもちろん、人間の奥深くにある悲しみや孤独を飾り気のない心からの音でそっと奏でられるとジワ~ときてしまいます。
オケとはアンサンブルが上手く、音自体がオケに溶け込んでソリストとして演奏している感覚がご本人にはないのではと思わせます。
みんなで音楽を奏でていると感じさせます。
室内楽も聴きたいです。
また来日して下さることを願っています。
マスレエフの先生はモスクワ音楽院のミハイル・ペトゥホフです。ペトゥホフの先生はタチアナ・ニコライエワです。
こちらはProf.ペトゥホフ&マスレエフ。 かわいらしいです。
https://new.vk.com/club102525414?z=photo-102525414_383678873%2Falbum-102525414_221108784