先日の発表会で初参加した年中の生徒さん。ピアノを始めて半年で参加しました。
発表会後のレッスンはお母様が連れて来られました。
「どうでしたか?」と訊いてみました。
「間違えてた」と。
私は、ご自宅にある楽器とサイズが違うのでそうなったのだろう。鍵盤一つ分手前にズレていたので、ご自宅の楽器は小さいのだと思います。と言いました。
お母様は頷かれて、この話はこれで終わりました。
そのあと、演奏のビデオをお国の親族に送って見てもらったと仰いました。
そして、皆喜んでいたと。もうこんなに弾けるのかと驚いていたと。
皆に喜んでもらえて嬉しい、私たちはこんなに弾けない、私も嬉しいと仰いました。
海外に住む親族の方にまで見てもらうとは想像していなかったので、お子さんの成長を遠くに住むお身内に伝えられたのは良かったなと思いました。
そのことは私も本当に嬉しいのですが、しかしもっと良く弾ける可能性は持っていたので、私としては残念な気持ちがあります。
練習環境が整っていたら、良い音でも弾ける生徒さんです。
この話はお父様がレッスンにいらした時でなければできないので、もう少し我慢することにします。
本人は、発表会で上手く行かなかったところがしっかりと記憶にあったようで、レッスンに来てすぐにその曲を弾いていました。
「はじめの一歩」にも載っている<こいぬたちのワルツ>です。
そして、何度か弾いて「今のはどっちもドになった」と言っていました。最後の部分です。それに音の鳴りも良かったです。
少し成長したのかも